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じぶんらしく生きるために才能ベスト5を知ろう byストレングス・ファインダー

こんにちは、みつまめです。
今回は、最近読んで良かった本のレビュー。

ストレングス・ファインダーってなに?

・1998年に、アメリカ人のドナルド・O・クリフトン博士率いるギャラップ社によって開発されたテスト。
・ギャラップ社は40年以上「人間の強み」関する研究をしていて、それに基づき「人々に共通する34の資質を言語化」→それを発見、説明するための評価基準。
・テストは20カ国語以上に翻訳され、100以上の国々の企業や学校で活用されている。日本でも、自己分析や新人教員を目的に多く使われている。

この本でできること

こちらの本を買うと、中にアクセスコードが入っていて「ストレング・スファインダー」というテストをオンラインで受けることができます。(1冊につき1回)
テスト自体は40分くらい、直感で次々に質問に答えていきます。
34の資質のうち、どれが自分に強く存在しているのか?ベスト5までがわかります。(課金することで、34すべてのランキングもわかる)
34の資質について、「資質の詳細」「特徴」「行動アイデア」「この資質を持つ人との付き合い方」が挙げられています。
自己分析だけではなく、他者分析としても活かすことができます。

わたしの強みベスト5

さて、ここでわたしの診断結果を発表します!
じゃーん!
上から順に、資質として強く表れているようです。

1、共感性
2、コミュニケーション
3、最上志向
4、戦略性
5、内省

各資質について、まとめついでにざっくり説明していきます。

共感性

概要
・周囲の人の感情を、まるで自分の気持ちであるかのように感じることができる。
・本能的に、他人の目線で世の中を見て、世界観を理解することができる。(それに賛成したり、受け入れるかは別)
・他人が必要としていることがわかる。
・相手にとって適切な言葉やトーンが自然に出てくる。
・相手が感じていることを表現するのを手助けできる。

行動アイデア→
・周りの変化に敏感に気づけることは、誰もができることではない。困った人がいたらさりげなく周りに伝えてあげる。
・周囲に悪影響を与えている人にまで共感性を発揮すると「流されやすい人」となることに注意。共感は「許す」ことではない。
・「指令性」「活発性」の資質の人と組むと相性◎
・相談相手としての役割はぴったり。
・共感するのに言葉はいらないときがある。しぐさや、目線、笑顔など言葉以外を使って人を安心させてあげられる。
他人に感情移入しすぎて、押しつぶされてしまうこともある。一日の終わりに「役割は終わった」と合図になるルーティーンをする。
・人の感情に対するセンサーが鋭いので、「虫の知らせ」的な直感がつかめることがある。意識的にとらえて、記録する。

コミュニケーション

概要
・説明すること、描写すること、進行役を務めること、人前で話すこと、書くことが好き。
・「事実」を「物語」に転換して上手に語ることができる。
・自分の伝えたい情報を、人々の心に残したいと思って、適切な表現を探す。
・自分の言葉で、相手の見方を刺激して行動へ促すことができる。

行動アイデア→
・人の関心を惹くことが求められる仕事が得意。(営業、販売、教職、マーケティング、メディアなど)
・話す練習をする。実際に自分の話している声を聞いたり、影響力のある言葉や組み合わせを集める。
・話は即興もいいけど、ある程度組み立てられた話のほうが周りは反応してくれる。準備するほうが自然なアドリブも出る。
・賢い言葉を使う。言葉は重要な「通貨」、賢く使ってその影響力を観察する。
・コミュニケーションの資質は、メッセージに内容が伴って初めて効果を発揮する。才能だけではなく、知識や専門性も身につけてレベルを高める。
・仲間の会話を盛り上げるのが得意。複数の話題の要点をまとめ、その間にある共通点を考えさせて合意を招くために資質を活かす。
・考えを人と共有することが好き。声やメッセージを届けるのに最適な媒体を探す。

最上志向

概要
・平均ではなく優秀であることが基準。平均以下の何かを平均より少し上に持っていくための努力にまったく意味を見出さない。
・平均以上の何かを最高のものに高めることのほうが楽しい。
・強みを発見するとそれを伸ばし、磨きをかけて高めようとする。
・自分の強みを高く評価してくれる人と一緒に過ごすことを選ぶ。
・自分の強みを発見して、それを伸ばしてきた人に惹かれる。
・自分を型にはめ、弱点を克服させようとする人を避ける傾向がある。

行動アイデア→
・相手の優秀な能力を発見して、説明して、気づかせてあげる。(コーチング、マネージメント、メンタリングなど)
・自分自身の才能を発見したら、それに重点的に取り組み、スキルを磨く。新たな知識を得る。
苦手なことと向き合うのが嫌いなので、問題解決に熱意とやる気がおきない。トラブルシューティングが得意な「回復志向」とパートナーを組む。
・弱点を最小化する方法を考える。弱点を支援する仕組み、得意で弱点をカバーするなど。

戦略性

概要
・乱雑にある中から、最終目的に合った最善の道筋を発見できる。
・様々なパターンとして見るので、あらゆる選択肢のシナリオの最後まで想像して自問できる。先を読むことができる。
・「もし・・・なら?」と問いかけて取捨選択して行動する。
・起こりうる障害の危険性を予測する。

行動アイデア→
・人の関心を惹くことが求められる仕事が得意。(営業、販売、教職、マーケティング、メディアなど)
・話す練習をする。実際に自分の話している声を聞いたり、影響力のある言葉や組み合わせを集める。
・話は即興もいいけど、ある程度組み立てられた話のほうが周りは反応してくれる。準備するほうが自然なアドリブも出る。
・賢い言葉を使う。言葉は重要な「通貨」、賢く使ってその影響力を観察する。
・コミュニケーションの資質は、メッセージに内容が伴って初めて効果を発揮する。才能だけではなく、知識や専門性も身につけてレベルを高める。
・仲間の会話を盛り上げるのが得意。複数の話題の要点をまとめ、その間にある共通点を考えさせて合意を招くために資質を活かす。
・考えを人と共有することが好き。声やメッセージを届けるのに最適な媒体を探す。

内省

概要
・考えること、頭を働かせること、脳内活動が好き。
・ひとりの時間(黙想し、内省する時間)を楽しむ。
・内省作業とは、自分自身に色々な質問を投げかけ、その回答を検討すること。その考えと、現実の行いを頭の中で比べた時に不満に感じることもある。

行動アイデア→
・哲学、文学、心理学の分野は思考を刺激してくれるので学ぶと楽しいかも。
・考えたことを日記に箇条書きで書き留める。そのアイデアが思考を生み出すための種になり、価値ある洞察へ発展する。
・ひとり考える時間は、周りの人にとって距離を感じると誤解をされるかも。これには説明が必要。
計画の最初から最後までじっくりと考えを巡らせるときに、最高の力を発揮できる。最終段階で加わると、既に決定済みの事項を狂わせたり、自分の洞察が手遅れになることも。プロジェクトは初期段階から関わってほうが◎。
・知的で哲学的な討論に参加することは、自分にとって物事を理解するための方法ですが、全ての人の当てはまることではないことを理解する。
・考える時間をスケジュールに入れる。考えることに没頭できて楽しいはず。
・書くための時間も作る。考えをまとめて具体化する最善の方法かも。

テストの結果を振り返る

年齢を重ねれば重ねるほど「自分」という人間がよくわからなくなっていき、人に自分のことを説明するのが難しいと感じることが頻繁になっていました。(他人のことはすぐわかったような気になるのに・・・)

自分がわからないままでは自分と上手く向き合えず、付き合いにくくなります。こういう思いから、「大人になってからの自己分析」にはコストをかけるようになりました。今回のストレングス・ファインダーもそのひとつです。
テストを受けてみて、①「自分ってこんな人間かな?」と薄々気づいていたことがはっきりするパターンと、②自覚がないまま自然にやっていたことに名前が付いたパターンがあると思いました。

①では、上位ふたつの「共感性」と「コミュニケーション」。
これは先天的な資質のような気がします。
「コミュニケーション」では、昔から人間関係のトラブルが少なく、人と関わることは得意だと思っていました。心理テストの類でも、私を表すのにだいたい使われる言葉がコミュニケーションでした。
HSP気質なので、「共感性」が高いことも自覚があります。(良くも悪くも発揮される)
共感性の行動パターンにある「他人に感情移入しすぎて、押しつぶされてしまうこともある」これは大きな課題で日常的に戦っています。リモートワークになったことで、関わる人と物理的にも心理的にも距離ができたことで、かなり楽になりました。共感のアンテナを必要なところだけに向けることができている気がします。

②では、「最上志向」「戦略性」「内省」があります。
これは①とは逆の後天的に備わった資質ではないかと思います。
はっ、としたのは「最上志向」。これは最近の自分の言動と合点がいくものでした。
下記の記事で書いている、Webデザインを学びながらやっと気づいた「苦手の克服より、得意を伸ばす生き方がしたい」という考え、これはまさに最上志向でした。
この資質にあらかじめ気づいていたら、周り道は少なく済んだかもしれません・・・。

これまでの言動が強みである資質によるものだとわかったので、今後も迷いなく「得意」に振り切っていこうと思います!
そして、この資質を活かして、周りの人の「得意」もしっかり捉えて伸ばしてあげられる人間になりたい。

「戦略性」と「内省」については、”自分らしく生きていきたい”と思って行動し始めたときから、自然とよくやっていました。
資質自体を意識していたわけではなく、自然に必要を感じてやっていた感じなので、それが資質であること、名前がついたことに嬉しく思います。

「戦略性」では、自分の考えを人と共有するのが好きなようで、このnoteのように色んなツールを利用して、思ったことや悩みなどを発信をしています。sutand fmのラジオアプリでは、自分のしゃべりを客観的に聴くこともできているので、話す練習ができるし、自分の考えもクリアにできるので一石二鳥です。
こんなふうに、行動アイデアで提示されていることを、自然と自ら必要を感じてやっていたんだと、改めて気づきました。

最後の「内省」、実はこれが一番わたしらしさを感じる資質です。
コロナ禍になって、人と会うことや外に出かけることが減り、ひとりの時間がかなり増えました。
この時間に、色んなことを考えることができました。主に自分との対話です。Webデザインのこと、仕事のこと、不妊治療のこと・・・自分はどうしたいか?なにが幸せに感じるか?ノートや手帳と向き合い、考えていました。
内省しようと思ってしていたのではなく、ルーティーンのひとつだったんです。週末にひとり、静かな環境で、普段は見過ごしてしまっているたくさんの問題についてゆっくり考えます。この時間が自分のリラックスタイムでした。この行動が「内省」という資質によるものだったことは本を読んで初めて知りました。
「内省」の行動アイデアの中のひとつにドキッ!

計画の最初から最後までじっくりと考えを巡らせるときに、最高の力を発揮できる。最終段階で加わると、既に決定済みの事項を狂わせたり、自分の洞察が手遅れになることも。プロジェクトは初期段階から関わってほうが◎。

これってまさにわたしがWebデザインの仕事をしているときに感じる不満の原因では?
わたしはコーダーですが、プロジェクトの初期段階から関わることはなく、いつも途中参加の途中離脱です。プロジェクトの最初から最後まで見渡せないことや、振り返ったり、PDCAできないことに苛立ちややるせなさを感じていました。
仕事中も「なんでこうなんだろう?」「どういう目的なんだろう?」と思うことが多く、ディレクターに質問しまくるので、鬱陶しがられることもしょっちゅうです。笑

改めて、今の制作スタイルが自分の資質に合っていないとわかりました。

今後も自分の考えを洗い出すために内省は必要だし、その考えやアイデアを具体的にするために、書く時間もとっていこうと思います。

こんな方におすすめ

資質(強み)を知ることは、生きていく上で役立つ武器を装備することに似ていて、子どもから大人までやっておいて損はないと思います。
そして上位5個の資質は、経験や状況によって何度も入れ替わる変動的なものだと思います。一定の期間ごとにやってみても面白いかもしれませんね。

・新たな分野を学んだり、人生のチャレンジしようとするとき、自分の強みを知った上で戦略を立てると、近道につながるかもしれません。

・チームリーダーや後輩や部下の教育をする立場の方にとっても、相手の資質を知ることで、上手な関わり方や伸ばし方のヒントを得られるかもしれません。

・なにより、自分の強みを理解しておくと、言動に自身が持て、誰かに自分のことを説明したり、大事なことを主張するときに説得力が出せるのではないでしょうか。

久しぶりにメルカリに売る気にならない、良い本に出会えました!
2000円で自分の強みを知れるのは、コスパ良しと思うので気になった方はぜひ読んでみてくださいね!


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