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歌はスポーツ

歌のレッスンに行ってきた。


昨日は今月から入会したボーカル教室の初回。

終業後、普段の帰り道とは逆方向のバスに乗り、教室を目指す。

いつもと違う行動ってだけで、何となくそわそわした。


習いたい曲は自由に選べる。

ミュージカルの曲をやってみたかったので、レ・ミゼラブルの「夢やぶれて」にした。

カラオケでは歌ったことがあるけれど、歌詞も曲調もすっかりあやふやだ。

前日、レッスンにそなえ、YouTubeで色んな歌手の動画をみて練習しておいた。

有名な曲なので色んなひとが歌っているが、私が好きなのは華原朋美さんバージョンだ。

(朋ちゃん、時折ネットニュースを騒がせているけど、歌のほうで話題になってほしいんだ…同世代のファンとしては)


前日の練習なので完全に付け焼き刃だが、やらないよりはマシだろう。



職場から直行すると、教室まで40分くらいかかった。

教室には複数のブースがあり、着いた頃にはまだ前のレッスンの最中で、色んな歌声が聞こえてきた。

待合スペースにはほかの生徒さんがいて、こんにちは、と挨拶を交わす。

まだこの教室に来たのは2回目だけど、ここは生徒どうしが自然に挨拶を交わす雰囲気がある。

体験レッスンの時もそうだった。いい感じだとおもう。


初レッスンの先生は、朗らかな雰囲気の女性だった。

柔らかな物腰にホッとする。

最初は自己紹介もかねて雑談。

大学時代に合唱をやっていたこと、コロナ禍の前に1年ほど歌を習っていたことなど話す。


15分ほどストレッチや発声練習をして、身体が温まってきた頃、いざ「夢やぶれて」にチャレンジ。


お腹から声を出して歌うって、なんて気持ちがいいんだろう。

全身を使って声を出す。

苦手な音程は練習して出せるようにする。

これってスポーツとおんなじじゃないか。


低音、中音、高音を出す時のそれぞれの声の響かせ方、歌詞の発音のコツなど習う。

もらった楽譜にメモを書き込んだ。


先生に言われたとおりにやってみると、苦手な高音が出るようになった。

たのしい。


歌に関しては、苦手なことでもどうしたらできるようになるのかと、素直にがんばれる。


問題よりも、可能性を意識して取り組める。

「私には無理、できない」って思い込みはそこにはない。


こんな気持ちで何事にも取り組めたら、苦手と思い込んでることも克服できるんじゃないか、とふと思った。


1時間のレッスンはあっという間に終了。

月2回、無理なく続けていけそうだ。


日常のなかで、思い切り声を出す機会が定期的にあるのって心身の健康に良いかもしれない。


〇〇を手放そう!なんて意識しなくても、余計なものをその都度声に乗せて発散できそうな気がする。


歌を習う先の目標はあるの?と聞かれることがあるけど、今はそういうのは特にない。

運動の苦手な私でも、歌を通してスポーツしてる感覚をしばらく楽しんでいたい。


いずれ、仲間が出来てグループで歌えたらいいなとおもう。


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