「夢をかなえるゾウ 2 ガネーシャと貧乏神」を読んで。
売れないお笑い芸人の主人公、西野勤太郎の前に突如ガネーシャが現れます。
「ワシとコンビ組まへん?」とガネーシャから言われ、勤太郎はガネーシャとだったら今とは違う場所に行くことができると思い、コンビを結成します。
そして、家に帰るとそこには貧乏神の金無幸子がいました。
お金と才能をテーマに書かれています。
ガネーシャの課題
図書館に行く
締切をつくる
自分と同じ苦しみを持つ人を想像する
失敗を笑い話にして人に話す
優先順位の一位を決める
やりたいことをやる
人の意見を聞いて直す
金無幸子の課題
楽しみを後にとっておく訓練をする
プレゼントをする
自分が困っているときに、困っている人を助ける
欲しいものを口に出す
日常に楽しさを見出す
他人が気づいていない長所をホメる
店員を喜ばせる
感想
普段の生活で貧乏神から好かれることをしていないか、考えさせられました。
自分は大丈夫と思っていても、案外当てはまることってあります。
恥ずかしけど、私の場合この中だと、ガネーシャ貧乏に当てはまるんじゃないか思う。
我慢できないわけでもないけれど、比較的どんぶり勘定で、油断していると、次の給料日までパンで耐え忍んだり。。。
でも、通帳の残高が増えていくのが嬉しくて、銀行に行って記帳するのが楽しい時もあります。
なぜかお金がある時の方が物欲は減って、お金が無い時の方が物欲が増します。
宇宙の法則は「空いたスペースを埋めようとする」ので、無意識でも、
お金や愛があると感じていると、物はいらなくなり、
お金や愛が無いと感じていると、物を入れたくなるのではないかと思う。
本書に出てくる貧乏神が「さっちゃん」で、同じ名前なのが嫌だったけれど、物語に出てくる「さっちゃん」は貧乏神のイメージとは似つかわない可愛らしい人(神)でした。
お金の不安は、仕事が決まらない時や使いすぎてしまった時など、時々やってくるけれど、その度にこれは課題だと思って、収支と支出のバランスを考えさせられます。
メモ
貧乏神は住みついた家の人たちのやる気を奪っていく
「目の前の誘惑を我慢できない人というのは・・・
『楽しみは、あとに取っておいた方が大きくなる』という経験をしたことがないのでしょう。たとえば、お金を使わずに貯金できる人は、我慢強い人というよりはむしろ、通帳にお金が貯まっていくのを見たり、そのお金で買えるものを想像したりする楽しさを知っている人なんだと思います。結局、人は楽しいことしか続けることができませんから」多くの人が、お客さんというのは単純に『お金を払う人』だと思っていますが、それは違います。たとえばお金を払って食べ物を買ったとしても、店員さんに『ありがとう』とか『おいしかったです』とか声をかける人は、相手を喜ばせています。そうではなくて、『お金を払っているんだから喜ばせてもらって当然』と考えて偉そうな態度を取る人が『お客さん』なんです。
「せやからな、失敗したことや、恥ずかしいこと、みじめな状況ちゅうのはできるだけ人に話して笑いにしてったらええねん。そしたら人目を恐れずに色んなことに挑戦できるし、自由に生きることができるんやで」
「『いい人』というのは、他人を喜ばせるのではなく、他人から嫌われたくないという気持ちから自分の欲求をおさえつけてしまう人です。でも、そういう人が何かを手に入れることはありません。なぜなら、自分の欲求をおさえ続けることで、どんどん『やる気』を失ってしまうからです。」
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