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酔いどれ連用日記

ちゃんと日記を書こう。
そう思ってはや3ヵ月が経つ。

noteのマガジンに【酔芙蓉日記】という名をつけてからも、すでに1ヵ月強。酔芙蓉のシーズンが終わってしまうではないか。


私は「ちゃんと」という言葉を使った瞬間に足を踏み出せなくなる人種だ。
自分でもそれをわかっているから、ハードルを下げるために
「まぁ、酔いどれ日記みたいなモノでも良いことにしよう」
と、タイトルのひと文字めを【酔】としたのである。

にも関わらず、「どんな体裁の日記がよいかねぇ」と、本の企画を練るがごとくうんうん唸り、とうとう今日まで引っ張ってしまった。


日々の徒然なる書き散らし、あれは日記ではないのか? と言われれば日記かもしれないのだけれど。
もっと、読み返した際に
「この期間はこんなことをしていた、考えていたのだな」
が、俯瞰でわかるような、日々の記録の連なりが欲しい。
イメージとしては、「3年連用日記」みたいなもの。。。


休職する直前、「手帳を開けなくる」という経験をした。
代打の効かない会議招集が同じ時間に二重三重、という毎日に振り回されて、予定もメモも書き込めなくなった。
会社を休んで治療に専念するようになってからも、しばらくは手帳に触れられなかった。

療養中、大好きな手帳をまた開けるようになろうと、
「月末に、その月できたことを手帳に書く」というリハビリを始めた。
一時期習慣にしていた、「新月の晩にお願いリストを更新する」という作業も再開してみた。

手帳を開くために始めた2つの作業が、定期的に自分の心の声に耳を傾ける時間になった。
復職を果たすまでの約3年間、毎月続けた。
そして、復職後もずっと続けるつもりでいたのだが…今年度に入ってから、あまりできていない。

より細かい日々の記録は、つけるにはつけているのだが。自分の心の整理には至っていない気がする。

今年度から新しいチームに移って新しい業務を始め、日々の仕事は初めての事ばかり。
伝承文化の低いチームとふわっとした説明の多い前任者から、情報を聞き出すのに、悪戦苦闘している。
前任者の話からイメージする年間スケジュールも、この先の業務も、おぼろげな点が多い。そのため、命綱とばかりに、毎日、遭遇するタスクや内容、疑問点や周囲のコメントをメモしまくって、自分の気持ちはすこし置いてけぼりだ。

もちろん、日々の気持ちの吐き出し先として、noteのつぶやきをはじめ、Twitterや各種SNSなど、その日の記録はどこかしらに残してはいるのだけれど。
どうせなら「心を整える」習慣として、日々や週や月のふり返りを綴っておく場が欲しい。


かつて復職準備のために3ヵ月通ったリワークでは、毎日の日報と、週報の提出が義務づけられていた。
書く項目を決められたそれを、「私の気持ちを拾い出せるほどの精度はないな」と思っていたし、自身でさらに書く内容を絞り込んで、提出までの負荷を極限まで下げていたけれど。
今ふり返れば、定量・定性の情報をバランスよく含んだそれは、日々の記録のとっかかりとしては必要を充たしていたように思う。
だからなのか、この夏は、「○行日記」的な提案を見かけると、シンプルそうな日記がどんなフォーマットなのか、気になって仕方なかった。

一方、無味乾燥な記録をつけたい訳じゃないんだ、そんなんならnoteを始めてなどいないんだ、という思いも当然あるわけで。
梅雨頃にたまたま手に取った、中山七里氏の日記『中山七転八倒』や、noteで日記を公開している諸兄諸氏に影響されたからこその
「日記を書きたい」
だったわけなので。

定量・定性に近い日記をつけ、心を振り返る。
それが「ネタ帳」「ミソ帳」として機能し、note更新の質量を底上げになる。
そんなサイクルにたどり着きたいと願いつつ、私なりの「連用日記」を始めてみたいと思う。

こんな状況だからこそ、心をロックダウンしない★ サポート(創作系の勉強に使います!)も嬉しいですが「スキ」やシェアが励ましエネルギーになります♡ 応援よろしくお願いしますっm(_ _)m❤︎