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はじめてのテレワーク〜「それでも僕らは出社する」スパイラルを断ちたい〜

そんな訳で、今週から在宅勤務ベースに切り替え可能になり、はじめての「公認テレワーク」をしております。。。

「非公認ゲリラテレワーク」なら、今まで散々やってきた。
イベント・ホール時代は、勤務日は早朝から深夜まで運営業務に追われていて、休みの日に企画仕事や打合せをこなす事が多かった。
webニュース配信会社にいた時は、休みの日でも私用のスマホにガンガン記事校正が送られて来た。

体を壊してドクターストップがかかり、休職せざるを得ない状態に追い込まれた頃は。連日、上司にモバイルPCの貸与を訴えていた。
兼任の仕事のため、毎日6時間以上も別ビルに拘束されているのに、デスクに戻らないと仕事も、日に300通ほど来るメールの処理もできなかったためだ。訴えを却下され、さらに「働き過ぎ」と残業を禁止された私は、毎晩別ビルから戻ると大量のメールを自宅のPCに転送して、夜な夜な泣きながら返信を書いていた。

「シフト固定」「出社マスト」「半休なし」「私用遅刻・早退不可」。。。
当時、骨折(労災)の治療に、持病の顎関節症の悪化、さらにはメンタル不調の激化…と、いくつもの健康事情を抱えた私には、会社の拘束ルールは絶望的に厳しく感じられた。
「せめて、テレワークが可能だったら…」
と、ずっと思い続けて来た。

労災で足の骨を折った時、在宅勤務が可能だったなら(4ヵ月、杖をついたまま出社を続けていた)。治療のスケジュールと、社外での勤務を組み合わせることができていたなら。
せめて、別ビル内でも作業可能なPCを支給されていたら。
休職にまで追い込まれることはなかったのではないか?
都度都度そう思い返してきた。
私のようなケースだけではない。育児や介護を抱えた人、勉強を続けている人。夢を形にすべく、今、踏ん張りどきを迎えている人。。。テレワークでより自由になる人は、きっとたくさんいるはずなのに、と。

あんなにも、長い間、望んでいた「公認テレワーク」。
緊急事態宣言からの慌しい流れに乗って、遂に体験が叶った。

「自社のテレワーク導入のネックは何か?」というアンケートで、1.制度、2.システム、と報道されていたけれど。我が社の場合は「認識」「容量」課題も大きいなぁ、と。
「偉い人たちの会議を邪魔しないため、繋ぎっぱなし厳禁!」と言われてる状態で、事前の擦り合わせも何もなく「すぐやれメール」を量産するシニア連。「繋ぎっぱなし不可」前提での仕事の組み立てに困惑するアナログ派。初めての事態に、皆が手探りで、連携が難しい。

以前に述べた「ギリシャ」との戦いで、必要に迫られてIT基礎知識を得た私も、決してデジタル巧者ではなく…先は長い。

かと言って出社日を増やしたくはない。今、この事態の収束に貢献するために、私ができることと言ったら、家から出ないことしかないのだから。
「それでも僕らは出社する」スパイラルを断つため、工夫して慣れていくしかない。元々が「テレワークを口実に、他者に振り回されずに自分のペースで仕事したい」という根性の私だもの、きっとなんとかなるだろう。
なんと言っても、今、働ける、それも自宅で働くことを許される、その幸運をありがたいと思う。その感謝を胸に、テレワークが当たり前になる世界へ、一歩一歩、進んで行くのだ。

コロナの危険と、「それでも僕らは出社する」文化。そもそもの、働き方に「右へならえ」を求める文化。いずれも過去のものとなり、誰もが安全に気持ちよく、より自分に合った形で働ける日々が、早くやって来ますように。

こんな状況だからこそ、心をロックダウンしない★ サポート(創作系の勉強に使います!)も嬉しいですが「スキ」やシェアが励ましエネルギーになります♡ 応援よろしくお願いしますっm(_ _)m❤︎