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元教授、大阪駅でヨーロッパの鉄道旅を思い出す(その1、フランクフルト):定年退職17日目

本日は大阪が雨の予報のため、基本的には家にいる予定です(晴耕雨読w)。昨日、梅田の蔦屋ラウンジからiPhoneで撮った大阪駅構内の写真をタイトルの上(左)に添付しました。その風景を眺めていると、ヨーロッパの鉄道の駅舎が思い出されました(中央の写真は、フランクフルトの駅構内です)。もしかしたら、大阪駅はこれらを参考にして造られたのかも知れません。


そこで、ヨーロッパの鉄道旅行の思い出を今日から何回かに分けて書こうと思います。ほとんどが、国際学会や共同研究の際の交通手段として利用した話(つまり、旅行と言うより通過点)なので、鉄道ファンの方には申し訳ありませんが、「私」が楽しく感じた点をお伝えします。

今回は、その中でも最も多く訪れたドイツのフランクフルト駅についてお話しします。

駅を外から見た感じは日本の大きな駅に似ていましたが、驚いたのはスケールの大きさで、非常に天井が高い開放感のある建物でした(写真、中央。左の大阪駅が似ているのがわかります)。乗車にはもちろんチケットが必要ですが(時々車掌さんが回ってきて、無賃乗車だと正規料金の何倍かの罰金を払わされるとのこと)、ヨーロッパの駅舎にはどこでも無料で自由に入ることができました。私は駅近くのホテルを利用していたので、夕ご飯を食べに駅構内に来たこともありました。


ちなみに、構内には昨日書いたマクドナルドもあり、面白いことにキャッチフレーズの「I’m lovin’ it」は、ドイツ語で「Ich liebe es」でした(写真右上)。これは、「パラッパッパッパー」のサウンドとともに全世界統一のキャッチコピーのようです。


そして構内には、長期間荷物を預ける場所もコインロッカーと別にあり(手続きは若干ややこしかったですが)、ドイツからフランスやベルギーなどへの列車移動の際に便利でした。


列車は、ドイツ国内ではDB(ダーべー)、国間ではICE高速鉄道に乗りました。日本と異なる点は、DBでは自転車を持って乗ることができたり、広い個室のある車両があったことです(昔は日本でも新幹線にありましたね)。ICE高速鉄道では、乗車時に食事をするかどうか聞かれたり(簡単な料理は無料?)、席の上部に行き先を書いた切符を挟むシステムがありました。


鉄道の時間に関しては、日本よりルーズだと現地の方に言われましたが、私の場合ほとんど時間通りでした。唯一のトラブルは、ある時、車両の出口扉が故障していて(多分ドイツ語(涙)で書かれていました)、降りる扉が開かずに他の乗客と隣の車両まで走ったことくらいです。


駅から少し歩きますと、休みの日にマイン川(ライン川支流)沿いで「蚤の市」が開かれていました(写真右上)。「フリーマーケット」と聞いて無料だと喜んで行ったら、実はfreeではなく蚤のfleaでした(笑)。それでも、市のお店は興味深く、片方だけの靴や水道の蛇口まで売っていて、笑ってしまいました。そんな中、私が一番気に入って購入した物は、古い切手のコレクションでした(切手の話は長くなりそうなので、明日にします)。


週末を挟んだ日程の時には、近隣の町にも電車で訪れました。特に印象に残っているのはニュルンベルクとハイデルベルクでした。また、書きます。お楽しみに!


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