見出し画像

アメリカ大統領選挙を2倍面白いものにするカラーコーディネートの話

みなさんこんにちは!

イメージコンサルタントの古橋香織です。

いよいよ11月3日に迫ったアメリカ大統領選挙。ニュースで連日報道されている情報も大事なのですが、今回はカラーコーディネートの視点から、アメリカ大統領選挙について書いてみたいと思います。

興味のある方、こちらの記事も読んでみてください。

↑の記事はずっと前に書いた記事なのですが、今年の大統領選の影響でPV数がガン伸びしています。

さてさて、アメリカ本国だけではなく世界中に多大な影響を及ぼすであろうアメリカ大統領選挙では、老若男女を巻き込んだ長期間の選挙戦が行われることは周知の事実であります。有権者から選ばれた選挙人を最終的に何人獲得するかで選挙の勝敗を決する仕組みなのですが、日本の首相は与党の総裁がなるため、国民が選んだ感じが薄れてしまいがち。一方でアメリカの場合は大統領は選挙人を介したかたちではありますが、形式の上では直接国民が選ぶことになっているため、選挙中の空気も日本のそれとは全く異なっています。別にどちらが良くてどちらがダメみたいな話ではないのですが、これが「大統領制」と「議院内閣制」の違いです。今回は執政制度に突っ込むと長くなるのでまたの機会にしましょう!

知り合いの話によると、アメリカではご飯を食べながら普通に政治の話も普通に出来て、共和党支持者と民主党支持者の間で激論を交わすこともあるそうです。日本では飲み会や食事会での政治と宗教の話はタブー的なところがあるので、日本人の私からするととても新鮮です。

そしてアメリカ大統領選挙では、定期的に候補者同士で討論する「テレビ討論会」があり、これは国の内外から大きな注目を集めます。候補者はメディアに出て話をする機会が多いので、その際の服装や印象作りがとても大事になってくる訳ですね。

●トランプ大統領の「パワータイ」の話

トランプ大統領のトレードマークと言えば、この赤一色のネクタイです。

知っている人も多いと思いますが、こういう鮮やかな色味1色でできているネクタイを「パワータイ」と言います。選挙とか講演とか、キャパシティ以上の力を出さなければいけない勝負のシーンによく使われるタイです。

パワータイと言えば日本の政治家にもしている人たまに見かけますが、素人が安易に身につけてしまうと色が強烈な分お顔とのバランスの取れたVゾーンを作るのが実は難しいです。タイの素材によっても安っぽく見えてしまうので、気をつけたいところ。

トランプ氏はたまにストライプのネクタイの時もありますが、必ずどこかに赤が入っているのが特徴です。

対するバイデン氏は青のタイが多めです。

ちなみに、二項対立しているものって赤と青のテーマカラーを使うことが多いです。アメリカ大統領選挙では共和党=赤、民主党=青、日本の選挙番組では自民党=赤、立憲民主党=青で表記されます。アメリカ大統領選挙では、各党の情勢を「赤い蜃気楼」「青い蜃気楼」と言ったりします。

●勝利宣言、敗北宣言時の色使いに込められたメッセージ性

アメリカ大統領選挙は、その熾烈な選挙戦だけではなく、選挙後もまだまだカラーコーディネート的視点からの見所があるんです。
それは勝利宣言及び敗北宣言時に候補者が身につけている服装のメッセージ性です。
前回の大統領選では、トランプ氏に敗北したヒラリー氏が敗北宣言(あの有名なガラスの天井の演説です)の時に着ていたのは、襟の部分に紫色が入ったスーツでした。

これは、赤の共和党と青の民主党の融和というメッセージを持っています。
一方で、勝利したトランプ氏が大統領就任式の際に着ていたコーディネートは以下になります。


いつもとあまり変わらなくない?とお思いかもしれませんが、大統領就任式というシチュエーションを鑑みると、この色使いをすることは大いに意義のあること。なぜかというと星条旗を連想させるからです。

オバマブルーとまで言われた青を基調としたコーディネートに定評のあるオバマ大統領も、初めての就任式の際は赤いネクタイをメインにしたネイビーのスーツの組み合わせでした。

他にも、就任式の際に大統領サイドが民主党を意味する色である青を取り入れることで、中道路線を意図している、などの様々な仮説が提起されるのが、アメリカ大統領選挙におけるカラーコーディネートなのです。

こういう視点もなかなか面白いですよね。

ではでは今日はここまでです!読んでくださりありがとうございました。


メール講座(無料)はじめました♪
◆「信頼を勝ち取り、選ばれる人になるための5つの方法」◆
私のメールを読むだけです。ご登録お気軽にどうぞ↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?