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【子どもの誕生日に思う】子どもに教えられたこと

7月7日は七夕でした。
実は息子の誕生日、11歳になりました!

我が家の子どもたちには、やりたいと思う事はなるべくやらせるようにしています。
でも、最初から何でもやらせていたわけではありませんでした。

子ども達がやりたいと言い出したことはなるべく挑戦させる。
そんな意識へと変化したのには、ある出来事がきっかけとなっていました。

誕生日という節目。親の意識が変わった出来事を振り返ります。

きっかけは相撲大会

息子が小学1年生だった4年前の6月。
学校から、市内小学生対象の相撲大会のプリントを持って帰ってきました。年に一度開催される相撲大会。案内が学校で全員に配布されます。そして希望者が申し込むというスタイルになっていました。

息子には3つ離れた姉がおり、彼女も過去に学校からそのプリントをもらってきたことがありました。だから、わたしもそのプリントを見るのは初めてではなかったのです。しかし、長女は相撲大会に出たいと言ったことは一度もありませんでした。またこの相撲大会には、柔道をやっている子ども達ばかりが参加していた印象があったので、我が家には縁がないものだと思っていました。

そんな相撲大会に、息子は出たいと言い出したのです。
その当時から、息子が普段やっていたスポーツはサッカー。
柔道の練習を毎日バリバリやっている子ども達の中に入って、サッカー少年が太刀打ちできるとは思えませんでした。

しかも、その大会の日に、1つ下の妹の幼稚園の保護者参観が重なっていることが発覚しました。相撲大会は任意参加ですが、保護者参観はそういうわけにはいきません。2つのイベントが重なってしまうのは正直しんどい、ということで相撲大会はできれば行きたくない、というのがわたしの正直な気持ちでした。

わたしたち親はそろって息子に「今回の相撲大会の参加は見送ろう」と言って聞かせようとしました。
しかし、息子はどうしても行きたいと耳を貸しません。

最終的に、おそらく出場してもすぐ敗退するに違いないと判断、ならば行ってすぐ帰ればいいだけの話、と夫が息子を相撲大会に連れていくことになりました。
そして、私と長女2人が末娘の幼稚園保護者参観に参加、相撲大会が終わり次第、夫と息子が幼稚園に合流することにしようという話でまとまったのです。
相撲大会は朝から。幼稚園行事は午後からだったので両方問題なく参加できるだろうと考えました。

相撲大会当日に向けて、息子は父や祖父に相手をしてもらい、少しだけ相撲の稽古をしました。しかし、教える側も専門知識があるわけでもなく、取ってつけたような練習しかできませんでした。
そんな状況での参加だったので「勝負はどうでもいい、楽しんでくれば十分だ」という気持ちで、その日の朝、相撲組の2人を送り出しました。

夫からの報告

4人ぐらいのグループに分かれて、最初にその中で総当たり戦、そのグループを勝ち抜いた者が決勝リーグに進むという形式でした。

途中、夫から興奮気味の声でわたしのスマホに途中経過の連絡が来ました。

なんと、息子は2人相手に勝ち抜いていました!!!
夫がビデオでその時の様子を撮影してくれていましたが、意外と上手に組み合って、相撲をちゃんとしているのです。2人に勝利していたとは、驚きしかありませんでした。

最終的に、総当り戦の3人目で負けてしまいました。
ただ、相手は多くの柔道キッズに普段から一目置かれているようなバリバリの柔道少年だったのです。しかもその彼を相手に、3分ぐらい粘り続けました。ビデオで後から見たのですが、負けてしまったものの倒されそうになりながら何度も粘り、気迫を見せたいい試合をしていたのです。
ただ結局、決勝戦には行けませんでしたが、予選リーグで敗退したメンバーの中からただ一人、敢闘賞ということで賞状をいただくことができました。

わたし自身の変化

それ以来わたしは、親の目から見てちょっと難しそうな事でも、子どもがやりたいと言うのであればまずはやらせてみようと思うようになりました。

金銭的、時間的に難しいこともありますが、最初から無理かもしれないと親の方が思ってしまうと、子どもの可能性をつぶしてしまいかねないと考えています。


「こんなことをしてくれたらいいな」「こんなふうになってほしいな」という期待はありますが、本人が好きなことを見つけたら、それに向かってとことん突き進んでほしい、そして親はそれを応援する存在でありたいと思うようになったことを思い出した一日でした。

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