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ヤマト住建で建てた家と賃貸物件の光熱費比較(やり直し)

先日書いた記事内容に不備があったのでやり直しです。
太陽光発電(4.5kW)を設置しているのに、日中に発電した電気の一部を利用していることが考慮されていない数字だったので、ざっくり試算しなおしてみることにします。


太陽光発電量と利用量の確認

まずは太陽光発電パネルとパワコンに無線接続されている宅内モニタ、PanasonicのAiSEG2(MKN713)(7型モニター)にて状況を確認。


データ出力のやり方がすぐにわからなかったので、この表示からざっくりした割合を出して、各月のリアルな電気料金を出し行くことに。
2023年度(2023年4月~2024年3月)の利用量を算出にするにあたって、前の記事同様、当初3ヶ月分(4,5,6月請求分)は2024年度の3ヶ月分を代用する。

グラフから見て取れるおおよその数字

2023年度

年平均で発電分の割合は34%という結果に。日中発電している分だけ利用可能なので、こんなもんでしょう。
売電契約で発電余剰分は10年間関西電力に買い取ってもらえます。

2023年度の電気利用量をすべて買電した場合の電気料金試算

2023年度で各月にかかった電気料金を上記買電分割合(%)で割ります。こうすることで、おおよそかかったはずの電気料金がわかります。
それをグラフ化すると以下のようになりました。

現実的な数字になったかと思います。それでも、合計すると絶対戸建てのほうが安くなるはずです。ということで合計を出します。

2022年度の5,6,7月がどうにも安いのが気になりますが、高気密高断熱仕様の家と、高性能エアコンの効果は確かなものであることがわかりました。

金額としては、2022年度261,750円、2023年度214,806円
その差は46,944円です。

太陽光発電関係で考慮すべきこと

この比較はあくまで電気利用量に着眼したものでのあって、太陽光発電に関係することで考慮しないといけないことは他にもあります。
ざっくり以下のような数字をとって総合的に比較しないといけないので、なかなか難しいところではあります。

・太陽光発電機器の設置費用(初期費用) →マイナス
・太陽光発電機器のメンテナンス、故障対応費用 →マイナス
・関西電力による余剰分買い取り(売電) →プラス※10年間限定
・太陽光発電による利用分の一部補填 →プラス
・太陽光発電の発電効率の減少(劣化) →マイナス

ざっくり計算にはなりますが、
初期設置コストが900,000円で10年間はパワコンがもつとして、売電で月々5,000円→年間60,000円→10年間で600,000円の収入が得られるとした場合を考えてみます。
前回の記事にある年間電気料金142,821円と、今回の記事で出した年間電気料金214,806円との差、年間71,985円×10年分で719,850円だと考えると、
900,000円 < 600,000+719,850円
となりますので、圧倒的にコストメリットがあるように思えます。

パワコンが故障して修理費用500,000円が吹き飛ぶとか、電気料金が今より安くなってしまうと、太陽光発電機器の導入効果は薄くなります。
逆に、パワコンの修理費用が100,000円程度だったり、電気料金がぐんぐんあがってしまう場合はその一部をカバーできるのは強いかなと思います。

まとめ

高気密高断熱仕様であることのメリットを数字の観点から確認できたのは非常によかったです。安心しました。
実際、夏場でエアコンを常時利用することで室内の湿度が60%いかない程度には維持できるので、快適性が賃貸に比べて段違いです。カビとかダニとかそういったものとは無縁の生活をおくれることは、コスト以上に大切可と思います。不快な環境でいることで余計なコストも発生するので、結局は大きな差になるだろうなと思います。

太陽光発電機器の効果については、もう少しちゃんと数字を見てみないとわからないので、いつかまとめてみます。


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