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風が強く吹いている

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風が強く吹いている

【目指せ、箱根駅伝!「速く」ではなく「強く」】

箱根駅伝を走りたい――そんな灰二の想いが、天才ランナー走と出会って動き出す。「駅伝」って何? 走るってどういうことなんだ? 十人の個性あふれるメンバーが、長距離を走ること(=生きること)に夢中で突き進む。自分の限界に挑戦し、ゴールを目指して襷を繋ぐことで、仲間と繋がっていく……風を感じて、走れ! 「速く」ではなく「強く」――純度100パーセントの疾走青春小説。
・舞台化:舞台「風が強く吹いている」(2021年6月公演)
・テレビ化:TVアニメ「風が強く吹いている」(2018年10月放映)
・映画化:風が強く吹いている(2009年10月ロードショー)

ー新潮社サイトから引用ー

▶︎感想:風が強く吹いている

オンボロアパートにたまたま一緒に住んでいた10人の大学生達が、その中のひとりのメンバー「清瀬灰ニ(きよせはいじ)」によって箱根駅伝を目指すことになってしまった話。

「駅伝」というと走ることが好きな人だけが興味を持つ内容かもしれないけど、この本は駅伝に興味がない人の心も、運動が苦手な人の心も、ただお正月に駅伝をなんとなく観ているだけの人の心も、熱く興奮させてくれる内容だと思う。

登場人物一人ひとりに愛着が湧いて、彼らが走っている時の表現を読んでいると、走ることに興味がない人までもがきっと「自分も走ってみたい」って感じると思う。

走ることの気持ちよさ
走っている時にランナーが見ている景色
仲間のためにも諦めたくない気持ち
走り終えた時の達成感
が、この本一冊で体験できるかもしれない。

ここで、共感できたレビューをAmazonから一部引用して紹介!

・お正月の箱根駅伝が彷彿される細かな描写も素敵な作品だと思います。

・箱根駅伝の知識がちょっと身に付くことや青春スポ根物語も魅力の1つですが、1番の魅力は「走る」ことの表現だと思います。

・当然ながら、今までの生い立ちは人それぞれ、走る意味も違う、そしてこれからの人生もきっとまったく異なる。それでもゴールを目指して襷をつないでいく仲間となった奇跡が眩しい。

・最近はたまにしか走らなくなったし、ランナーズハイになる前に呼吸が苦しくなる。人生でも走り方を忘れてしまったし、走り方すら忘れてしまった。そんな自分がまた走ってみたいと思わせてくれる一冊だった。

Amazonレビュー引用

これを読んだら、次の箱根駅伝がきっと観たくなるに違いない!
私も来年の箱根駅伝を初めてじっくり観てみようと思った。

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