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今日のエア喫茶店

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こんなカフェあったら良いな、を妄想で開業。2018年は毎日、2019年は週一くらでセルフライナーノーツ(解説)付き。どうぞ、ごゆっくりお寛ぎください。
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2018年9月の記事一覧

その店には広い庭がある。晴れている日は芝生で寝転べる。休日は、ちょっとオシャレな屋台が現れる。ハンドピザ、ミニドーナツ、週ごとに現れる様々な店。カフェに居ながら食べ歩き。「カフェトニワ」

その店はほぼ個室。メニューのコーヒーはカフェインレス。リラックス効果のハーブティー。照明は少し暗めでおしゃべり厳禁。その店はうたた寝できるカフェ。仕事の合間のリフレッシュに、朝の二度寝に。「cafe rem」

その店は小さな商業ビルの1階にある、カウンターだけの店。しかし、そのビルの至るところにソファやベンチが用意されている。コーヒー買って、店を巡りながら飲むのもよし、ビルのなかのお気に入りスポットで休憩するもよし、屋上でのんびり飲むのもよし。その店はビルすべて。「カフェトビル」

その店の自慢は”お取り寄せ”。日本各地の良い品を集めている。今日のコーヒー豆は下北沢のあの店から。クッキーはあの店のレモンクッキーを。来週はあの店のハーブティーを仕入れる。お客様は来店する度、旅のお土産を楽しむような気持ちになれる。
良い品の集まるいい空間。「cafe 旅日誌」

その店の壁はスクリーン。お客様がアップロードしたお店の写真や、お気に入りの写真が常にスライドショーで流れる。コーヒーの写真だけじゃなく、綺麗に撮れた風景写真や、お気に入りの写真も。カフェそのものがインスタレーション。誰でも気軽にカフェで展示。「cafe album」

そのマンションは、自室がカフェになる。建物の一角にあるセントラルキッチンへコーヒーやデザートをオーダーすると、パリスタこだわりの淹れたてコーヒーを部屋まで届けてくれる。一番落ち着ける空間は自分の部屋。ホテルのルームサービスのような心地よさを。
「cafe porter」

その店はフリーアドレス。呼ばれれば何処でも開店する。あるときはオフィスの会議室、あるときは高校の教室。美味しいコーヒーを介すれば、普段話さない同僚と話したり、普段言えない悩みを言えたり。「カフェ・キャンプ」

その店は、企業の研修所。チームワーク、経営、マーケティングの実践的な研修のために様々な企業がレンタルする。講師兼フォロー役として店のバリスタが研修を進行。手間のかかる営業の準備からサポート。
その店は何かを得るために。「no name cafe」

その店はときどき、ゲストバリスタがカウンターに立つ。北海道のバリスタ、オーストラリア、ドイツ、本職でなくとも、エッセイストやアーティストも。豆なのか、技術なのか、話術なのか、キャラクターなのか、そのバリスタのスペシャリテを楽しむカフェ。「cafe polyhedron」

その店のスペシャリテはプチフルーツタルト。ただし、注文受けてから仕上げる。フルーツを飾り、オーブンで軽く焼き上げる。待っている間は、香しいタルトの香りを感じながら、コーヒーや紅茶を楽しむ時間。
当然、出来たてがおいしい。「cafe oven」

その店は携帯電話が繋がらない。席と席の間には、背の高い植物やインテリアが置かれ、半個室のよう。小説やCDプレーヤーとヘッドホンは自由に使える。この店のお客様は、ひとりになりたいときに来る。繋がることにつかれた人々の秘密基地。「cafe paraiso」

その店は、場所も、マスターも変わる。1日だけマスターをやってみたい、得意のお菓子を振る舞ってみたい、将来の出店のための力試し。そんなマスターのたまごをアシスト。店舗、レシピ、告知方法まで、一緒に作り上げていくコンサル兼プロデューサー。その店の進む先がカフェになる。「eggs」

その店は店頭でオーダーを受けない。お客様はあらかじめアプリでメニューを選択、GPSで店舗に近づいてからバリスタはオーダー作成。お客様はキャッシュレス待ち時間無しで淹たてをすぐ飲める。通勤前の忙しい時間やまっすぐ家に帰りたい社会のランナーのために。「coffee staition」

その店はそのタイミングによってスペシャリテが変わる。今はラテアートの達人が、さっきまではフルーツデザートの魔術師が、この後は紅茶のマイスターが店に立つ。その時間帯のマスターによっておすすめメニューが変わる。
来るたびに店の顔が変わるカフェ。「cafe star arts」