マガジンのカバー画像

メルマガ「週刊正論」

8
不定期
運営しているクリエイター

記事一覧

【岸田首相は退陣すべし】

【岸田首相は退陣すべし】

メルマガ「週刊正論」令和6年6月24日号
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

まもなく三回忌を迎える故安倍晋三元首相は常々、政治家に必要なのは「結果を出すことにパッション(情熱)を持つ」ことだと語っていた。岸田文雄首相の党首討論、記者会見での発言を見ていると、口では憲法改正を唱え
ながら、その実現に向けて指導力を発揮しようとしない。安倍氏の言う「パッション」が決定的に欠けている。
岸田首相

もっとみる
【河野太郎氏、自身の責任は不問ですか】

【河野太郎氏、自身の責任は不問ですか】

メルマガ「週刊正論」令和6年6月11日号

シンクタンク「国家基本問題研究所」の「国基研ろんだん」に掲載された月刊「正論」発行人有元隆志の論考です。

          ◇

河野太郎規制改革担当相は自らの肝煎りで設置した再生可能エネルギーの規制緩和を議論する内閣府のタスクフォース(TF)が廃止に追い込まれた責任を取って、閣僚を辞任すべきだ。
再エネTFの関係資料に中国の国営電力会社のロゴマーク

もっとみる
【「失われた4か月」を取り戻せ】

【「失われた4か月」を取り戻せ】

メルマガ「週刊正論」令和6年4月8日号

         ◇

派閥の政治資金規正法違反事件に絡み、自民党は39人の所属国会議員を処分した。岸田文雄首相(党総裁)はこれでこの問題に一区切りをつけたい意向だが、党内に生じた亀裂を修復するのは容易でない。事件が大きく報道されるようになった昨年12月1日から今日まで、「失われた4か月」を招いたのは岸田首相その人だからだ。
ある自民党閣僚経験者は岸田首相

もっとみる
【高まる朝鮮半島の緊張】

【高まる朝鮮半島の緊張】

メルマガ「週刊正論」令和6年2月29日号

月刊「正論」4月号は3月1日発売です。巻頭は朝鮮半島情勢です。
ジャーナリストで元東京新聞ソウル支局長の城内(しろうち)康伸氏と産経新聞客員編集委員の久保田るり子氏が、北朝鮮の動向についてじっくり語り合いました。一部を紹介します。

城内 統一の放棄を打ち出してきた最大の理由としては、北朝鮮への韓国文化の流入が止められないということがあるはずです。北朝鮮

もっとみる
【岸田首相は朝日新聞を気にし過ぎるな】

【岸田首相は朝日新聞を気にし過ぎるな】

メルマガ「週刊正論」令和6年4月1日号

月刊「正論」発行人有元隆志の論考です。

         ◇

かねてから自民党内では「岸田文雄首相とその周辺は朝日新聞報道を気にし過ぎだ」との指摘があった。リベラルで知られる派閥「宏池会」出身の岸田首相として、リベラルメディアの代表格である朝日新聞を意識するからか、自民党の政治資金パーティー問題への対応が長引き、本来やるべき憲法改正などの重要案件への対

もっとみる
【憲法改正なくして岸田首相再選なし】

【憲法改正なくして岸田首相再選なし】

メルマガ「週刊正論」令和6年3月26日号

岸田文雄首相は今年9月までの自民党総裁の任期中に憲法改正実現を目指すと繰り返し表明してきた。
もちろん実現を強く望むが、最近は党内の保守派の支持をつなぎとめるための単なるスローガンとなっているのではない
か。掛け声だけで何ら指導力を発揮しないと、とても9月までに改正は実現しない。
岸田首相は3月17日の自民党大会で「党是である憲法改正について、総裁任期中

もっとみる
【安倍氏の遺言を守らなかった幹部たち】

【安倍氏の遺言を守らなかった幹部たち】

メルマガ「週刊正論」令和6年3月13日号

元東京地検特捜部検事でリクルート事件などを担当した弁護士の高井康行氏が特捜部に配属された時の特捜部長は、後に検事総長になった吉永祐介氏でした。吉永氏といえばロッキード事件の主任検事を務めたことで知られています。
高井氏をはじめ特捜部の検事たちは、吉永氏から次の2つのことを言われたそうです。
「『検察ファッショ』という批判を絶対に受けるようなことがあっては

もっとみる
【安倍派解散は「天の声」】

【安倍派解散は「天の声」】

メルマガ「週刊正論」令和6年2月6日号

シンクタンク「国家基本問題研究所」(国基研)の「今週の直言」に載った月刊「正論」発行人有元隆志の論考です。

          ◇

解散すべくして解散したと言っていい。自民党の最大派閥、清和政策研究会(安倍派)のことである。会長だった安倍晋三元首相という「羅針盤」を失い、後継会長をめぐり迷走した上、政治資金収支報告書への派閥パーティー
収入の不記載見直

もっとみる