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「アイカツ!」のおかげで怪我から立ち上がれた学生時代。【アイカツ10周年】

アイカツは面白い。


振りかえると、私の人生の要所要所には「アイカツ!」シリーズの存在がありました。

おかげで、(まだ)決してファンを名乗れるほどアイカツに詳しいわけではないにもかかわらず、私はこの作品が大好きだと自信をもって言えます


この記事でお伝えしたいのは、今年で10周年を迎えるアイカツシリーズが持つ、人を元気づけるチカラについてです。


聴いた瞬間、衝撃が走った

「未来向きの今を キミに見せるね」

「START DASH SENSATION」るか・もな・みき from AIKATSU☆STARS!

はじめて聴いたアイカツの曲、「START DASH SANSATION」。

この歌が耳に入ってきたのは中学時代の冬。
ヒザを大怪我して、部活もなにもできなくなっていた頃のことでした。

ゆったりとしたAメロから、坂を駆け上がるように盛り上がっていく曲調。
「今」という瞬間にしっかりと足を着けつつ、オンリーワンの「未来」へと進む意志を歌う骨太な歌詞


当時、私がなくしかけていたモノをこの曲がみんな持っている気がして、ヒマさえあれば聴いて気分を盛り上げていたことを覚えています。

きっとこの曲がなければ、翌年夏の卓球部の卒業試合で当たった最強の相手(卓球用品店の息子)に対して、悔いなく全力で戦い抜くこともできなかったでしょう。

その経験は、その後の高校受験突破にも役立ちました。つまり、すべてはアイカツのおかげです。


「世界を変えるには 自分が変わること」
「飛び込んだなら ルールはないわ」

「Kira・pata・shining」すなお from STAR☆ANIS

「Kira・pata・shining」は、私が一度聴いただけでその後2年ほど忘れられなかった曲です。

異国情緒あふれるサウンドから、畳みかけるかのようなパワーフレーズの連続。

この歌をはじめ、「アイドルアニメソング」というモチーフの底の知れなさには、いい意味で恐怖すら感じてしまいます。


「孤独をおそれない 女の子がいる
おんなじ勇気をもってる 仲間がいる」

「episode Solo」るか・ななせ・かな・みほ from AIKATSU☆STARS!

「とんでもないモノ始まったぞ・・!」というのが最初の感想。
「episode Solo」は、シリーズ2作目「アイカツスターズ!」の初代EDです。

この曲で、”ダブステップ”という素敵クールな音楽のジャンルがあることを知りました。

さきほどの2曲の動画をスルーしてここまで読んできた方もいると思いますが、それでもこの曲は聴いてください。



他にも、一時期通学しながら心のなかで歌っていた「ありがと⇄大丈夫」とか、曲の中で6拍子や3拍子や4拍子が次々切りかわる「Dreaming bird」とか、今まさにこれを書きながら聞いている最新曲の「街角シンデレラ」とか。


あらゆる曲がパワフルで、聞く順番やタイミング次第でどんな曲でも「自分の運命の一曲」になる可能性を秘めています。


”成長”を続ける、ブレない物語

足し算が間違っていなければ、シリーズ累計で400以上のエピソードがあるアイカツシリーズ。CMなどを飛ばしても、時間にしておよそ160時間

思わず圧倒されてしまいそうになる量ですが、大丈夫。
どこから見ても楽しめるように作られています。


まだ半分くらいしか見ていない私に言えることは限られていますが、「アイカツ!」の基本は”成長”の物語です。

主人公をはじめとしたアイドルたちがさまざまな出来事を経験し、そこから何かを学んだり感じたりして、自らのパフォーマンスに繋げていく。
そして、その繰り返しで少しづつ目標に近づいていく・・というパターンはほとんどブレません。

登場人物の多くは敢闘精神にあふれ、互いに高め合う関係
その姿は、心の迷いやスランプに陥っている人ほど打たれるものがあると思います。

もちろん、元気な人が見ればもっと元気になれることまちがいなし。
ぶっとんだ展開やパロディネタも豊富で、背景設定を知らなくても楽しめます。


大人もハマるゲームの魅力

アーケードゲームとしてのアイカツシリーズもまた、語らずにはいられない歴史の1ページです。

現在稼働中の「アイカツプラネット!」は対戦型のリズムゲームとなっているのですが、これがすごく奥深い。

「スイング」という正方形のカード。ここに描かれているのがドレシア!

ひとつひとつのコーデに「ドレシア」と呼ばれる精霊が宿っていて、属性やスキルを持っています。

スキルの組み合わせをよく考えれば、レベルで負けているドレシアチームでも勝つチャンスがある・・!

ユニークで飾りがいのあるドレシアのデザインとあわせて、「もう一回遊びたい!」という気持ちに火がつきます。


そして歴史を振り返ると、初代アイカツはICカードによる育成要素を早くから取り入れたり、次作(スターズ!)からはオンデマンド印刷で世界に一枚だけのカードを作成できるようになったり・・


まとめるとアイカツシリーズは、時代に合わせて進化を続けてきたゲームとして、現在進行形でその名を刻みつづけているのです。


アイカツは切り札!

アイカツについて「もっと知りたい!」と思った人は、まずはYoutubeチャンネルの期間限定配信などを見てほしいです。


ゲームやアニメ、そして音楽と、魅力を語りだしたら止まらないのが「アイカツ!」というシリーズ。
断片的に触れただけの私でさえ、この作品に人生を大きく動かされてきました。

それは、ひとつひとつの要素に人を元気づけるチカラが宿っているからこそ。


これから先、ちょっと迷いを感じた時とか、もっと刺激が欲しい時とか。

そういうタイミングに、「アイカツ!」シリーズの存在を思い出す人が増えたらいいな、と思います。


この記事を読んで、「今すぐアイカツ見たい!」とはならないかもしれません。
それでも、これからの人生の切り札として、アイカツの4文字を心の中に忍ばせておいてほしいです。

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