墨田ペトリ堂

「現場に出るようになったら人生おしまいだ。」と書斎派隠れアイドルファンとしてこそこそ活…

墨田ペトリ堂

「現場に出るようになったら人生おしまいだ。」と書斎派隠れアイドルファンとしてこそこそ活動していましたが、二十歳を過ぎて人生がおしまいになったので現場に出るように。 初めて入れ込んだ束ものは興亜三人娘。他方、加藤専太郎の金馬で落語に目覚め、現在も小規模落語会中心に現場に出没。

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記事一覧

高橋伸哉写真展「IN THE ZONE」

歌舞伎座の右横のビルの2階にあるヒコヒコギャラリー。 展示室3つを借り切っての写真展。 ステートメント 世界各地で撮り溜めたスナップからプリントした物をズラリと。 …

墨田ペトリ堂
12時間前
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Black &White Portrait 2024

5階から4階へ。 こちらはモノクローム縛りのポートレートグループ展。 モノクロームは色が無い分、雑なレタッチが粗として出やすいのだけれど、色としての好悪はありつつ、…

墨田ペトリ堂
13時間前
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濡れ髪展5

神楽坂から渋谷へ、ギャラリー・ルデコにて、毎回楽しみにしているグループ展を観覧。 残念ながら5回目となる今回で最後とのこと。 縛りとしては「髪が濡れた状態にある写…

墨田ペトリ堂
13時間前
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寫眞館GELATIN exhibition 「pause」

東西線神楽坂駅の矢来町口を出て道路向かいにある CROSS OVER 神楽坂 ー cafe & gallery ー での個展。 神楽坂通りに面した北側に入り口。 入ると鰻の寝床の右側にカウン…

墨田ペトリ堂
15時間前
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Shupines定期公演〜しゅぴねすぱれーど〜 Vol.59 以心伝心編!

金沢遠征に行かなかった(行かれなかった)組には久しぶりの Shupines。 セットリスト 打ち合わせ無しで自分が着たい衣装を選び、揃うかどうか・・・と言う企画。 Overture…

中藤毅彦写真展「DOWN ON THE STREET CHICAGO」

神宮外苑の公孫樹並木の通りが246にぶつかった向かい側。 第一法規ビルの一階にある、パナソニックのデジタルカメラブランド「ルミックス」のショールームへ。 動画静止画…

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郊外のショッピングモールに、司会のお姉さんを見に行くの記

家に籠って宿題になっている書き物でもしようかと思っていたら、石川野乃花からイベント司会の告知。 1部の開始数十分前だったのでとても間に合わないが、逆算したら2部に…

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あの在処 PHOTO EXHIBITION PHOTOGRAPHED BY KOTORI KAWASHIMA

このところ展示スペースを借りる形での写真展を手掛けている tokyoartsgallery。 今回は主催が写真集の版元である小学館、「協力」という形。 ステートメント 会場は伊勢…

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本庄鈴×福島裕二写真展 ~感謝~

午后からアトリエ y 原宿へ。 自転車で移動するにはまだまた危険な暑さなので原宿駅まで出て、徒歩で向かう。 日陰の多いと東郷神社の境内を経由しても、ギャラリーに着く…

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第十五回 立川志ら玉の会

昼過ぎから両国へ、もうすぐお彼岸だと言うのにまだまだ暑い。 客入れBGMは小沢昭一。 「牛ほめ」笑王丸(開口一番) 「はらきり根問」志ら玉 「カンカラ三線」岡大介 中入…

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緊急開催!しゅぴれある!(2024.09.11)

O-Nest のスケジュールが開いていたのか、二た組のスケジュールにエアポケットがあったのか、ワロップ所属の Shupines と えすれある のツーマンライブ。 ・急に決まった …

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黒木麻恵 写真展「中田島砂丘」

小伝馬町の MONO GRAPHY Camera & Art へ。 ステートメント 中田島砂丘で撮ったモノクローム作品15点。 全て鶏卵紙へのプリント。 古典技法であり、鶏卵紙は市販されてい…

墨田ペトリ堂
2週間前
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山中夏歩 個展『 OMIYAGE 1/2 』

午后から銀座へ。 自転車で動くには危険な陽気、諦めて地下鉄で。 CO-CO PHOTO SALON の入っているルート銀座ビルは都営浅草線東銀座駅A7出口至近。 昭和48年の竣工で、建…

墨田ペトリ堂
2週間前
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立川キウイの会 2024 8月度(2024.08.24)

上野広小路亭で、今年は偶数月に開催されている独演会。 普段は客として入っているのだけれど、今回はお願いをして撮らせていただいた。 粗忽の使者 キウイ 狸鯉 のの一…

墨田ペトリ堂
2週間前

Symdolick特別公演 〜 オシャレ高速チョイ横アイドルロック 〜

10月12日に 代官山UNIT でのワンマンライブを控えた時期に、渋谷近辺のライブハウスでの定期公演でもなく、押上のワロップでの特別公演。 イベント扱いではなく、撮影席も…

墨田ペトリ堂
3週間前
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もも。写真展「卒業」

ポートレート系のモデル もも。 の生誕記念写真展。 当世風の色のはっきり出たカラーのハレパネ中心。 詰め込んだ展示だが、隘路を作っていないので見辛くはない。 西…

墨田ペトリ堂
3週間前
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高橋伸哉写真展「IN THE ZONE」

歌舞伎座の右横のビルの2階にあるヒコヒコギャラリー。 展示室3つを借り切っての写真展。 ステートメント 世界各地で撮り溜めたスナップからプリントした物をズラリと。 撮ろうと心が動いてからシャッターを切るまでが早く、カメラの先に居る人々に不信感を持たせない、正の感情で撮って、負の感情を向けられない写真。 「綺麗は汚い 汚いは綺麗」とは逆の「綺麗なものが綺麗に映った写真」なので私の好みとは異なるが、巧い。 ギャラリーの売りが「最高級の5000ケルビンミュージアムクォリティス

Black &White Portrait 2024

5階から4階へ。 こちらはモノクローム縛りのポートレートグループ展。 モノクロームは色が無い分、雑なレタッチが粗として出やすいのだけれど、色としての好悪はありつつ、基本的にテータとしてもプリントとしても破綻したものは無く、総じて美麗。 そこから先の部分に、知識と経験、技術とセンスが乗って来る。 「分かっている人」のモノクローム。 アラキエイテツの湿り気の有る黒。 野村原の黒と灰色の間の微妙な諧調。 koji Horose の巧みな構成。 横から入る照明すら邪魔に感じるよ

濡れ髪展5

神楽坂から渋谷へ、ギャラリー・ルデコにて、毎回楽しみにしているグループ展を観覧。 残念ながら5回目となる今回で最後とのこと。 縛りとしては「髪が濡れた状態にある写真が含まれている事」であるようで、男性ポートレートや子供を撮ったものも含まれている。 「濡れ」の定義も様々。 「湿」「潤」「浸」 どの状態の「濡れ」を濡れとするか。 海、川、プール、風呂、雨 etc… どこのどんな水でどう濡らすか。 滴ったり、湿っていたり、乾いて行く過程であったり。 そこにどう物語を作るのか、

寫眞館GELATIN exhibition 「pause」

東西線神楽坂駅の矢来町口を出て道路向かいにある CROSS OVER 神楽坂 ー cafe & gallery ー での個展。 神楽坂通りに面した北側に入り口。 入ると鰻の寝床の右側にカウンター、左側にテーブル席。 テーブル席側の木の壁に、北向きのガラス扉から入る光と、暖色系のLED照明に照らし出されて作品が飾られている。 本日のおすすめスイーツの「ほうじ茶のバスクチーズケーキ」とアイスティーを注文。 鼻腔の奥に抜けるほうじ茶の香りと、舌にねっとりと絡みつくような濃厚なチ

Shupines定期公演〜しゅぴねすぱれーど〜 Vol.59 以心伝心編!

金沢遠征に行かなかった(行かれなかった)組には久しぶりの Shupines。 セットリスト 打ち合わせ無しで自分が着たい衣装を選び、揃うかどうか・・・と言う企画。 Overtureが鳴り終わったところでぞろぞろと、先輩グループのロゴ入りベンチコートの前ボタンを全部留めて(※暑そう)衣装が分からないようにして登場。 この光景がまず面白い。 「せーの!」でベンチコートを脱ぐと、5人ともアイスグレーの衣装で揃っていた。 「これを着たい」より「揃えよう」の意識が強く働いた感じ。

中藤毅彦写真展「DOWN ON THE STREET CHICAGO」

神宮外苑の公孫樹並木の通りが246にぶつかった向かい側。 第一法規ビルの一階にある、パナソニックのデジタルカメラブランド「ルミックス」のショールームへ。 動画静止画取り混ぜて無料のワークショップもやっている。 借りたカメラで「ああでもない」「こうでもない」と試行錯誤する若者が微笑ましい。 7月に刊行した写真集「「DOWN ON THE STREET」から、シカゴでルミックスを使用して撮影したカットを抜き出しての展示。 机の上には過去作も含め、中藤の写真集がズラリ。 非売

郊外のショッピングモールに、司会のお姉さんを見に行くの記

家に籠って宿題になっている書き物でもしようかと思っていたら、石川野乃花からイベント司会の告知。 1部の開始数十分前だったのでとても間に合わないが、逆算したら2部になら間に合わない事も無かったので向かう事に。 会場のイオン北戸田は埼京線の北戸田が最寄りだが、最寄とは言え徒歩十分。 南浦和からバスが出ているが一時間に二本。 バスは時間が計算できないので埼京線を選択。 車両点検か何かで3分遅延。 東北新幹線のオマケで作られた路線なので、ホームが矢鱈滅鱈高い所にあり、地上出口に辿り

あの在処 PHOTO EXHIBITION PHOTOGRAPHED BY KOTORI KAWASHIMA

このところ展示スペースを借りる形での写真展を手掛けている tokyoartsgallery。 今回は主催が写真集の版元である小学館、「協力」という形。 ステートメント 会場は伊勢丹新宿店本館2階のセンターパーク ザ・ステージ#2。 売り場スペースをパーティションで区切り、透明な壁で中が見えるようにし、透明では無い壁で隘路を作ってある。 透明な壁は、通路と展示会場の境を明確にしつつ、中で何か行われているか分かるようにし、透明では無い壁の外側には写真を大きくプリントして、そ

本庄鈴×福島裕二写真展 ~感謝~

午后からアトリエ y 原宿へ。 自転車で移動するにはまだまた危険な暑さなので原宿駅まで出て、徒歩で向かう。 日陰の多いと東郷神社の境内を経由しても、ギャラリーに着くころには汗だくに。 AV方面の写真展も二極分化しており、特典会の為の写真展になっていたり、写真展の体すら成していない事もままある。 今回は「当たり」だった。 写真展としての質と量が共に充実。 扉を開けると目の前に記帳台、右にB0の大作が1点。 床に敷き詰められたファンレターに囲まれて横たわる本庄鈴。 テーマであ

第十五回 立川志ら玉の会

昼過ぎから両国へ、もうすぐお彼岸だと言うのにまだまだ暑い。 客入れBGMは小沢昭一。 「牛ほめ」笑王丸(開口一番) 「はらきり根問」志ら玉 「カンカラ三線」岡大介 中入り 「甲府ぃ」志ら玉 談笑門下らしい「牛ほめ」 骨格はまもりつつ、自分の色もそこかしこに。 新入りが牢名主に切腹の作法について根掘り葉掘り聞くやりとりが笑いを産む「はらきり根問」。 わけのわからない事を言う人に振り回される常識人(牢名主だが)と言う構図、かつて志ら玉師が作っていた新作にも似たやり取りに笑う

緊急開催!しゅぴれある!(2024.09.11)

O-Nest のスケジュールが開いていたのか、二た組のスケジュールにエアポケットがあったのか、ワロップ所属の Shupines と えすれある のツーマンライブ。 ・急に決まった ・三連休が2回ある九月 ・ド平日 連休前進行で予期せぬ仕事が前倒しで降って来たりする中、定時前に舞い込んだ客先クレームを翌日に延ばして渋谷へ。 なんとか開場には間に合う。 セットリスト えすれあるは、周年ワンマン用の特別衣装。 「特別の機会」と言う位置づけでのツーマンだったのだと思う。

黒木麻恵 写真展「中田島砂丘」

小伝馬町の MONO GRAPHY Camera & Art へ。 ステートメント 中田島砂丘で撮ったモノクローム作品15点。 全て鶏卵紙へのプリント。 古典技法であり、鶏卵紙は市販されているものではないので、作品は印画紙から作り出す必要がある。 均質になるように心掛けつつも、家内制手工業のブレからは逃れられないし、プリントも仕上げも難しい。 12点の美麗な作品を産みだすには、相当な時間と労力を要したと思われる。 水面の波紋、砂丘の風紋、「危険注意」の三角旗。 吹いてい

山中夏歩 個展『 OMIYAGE 1/2 』

午后から銀座へ。 自転車で動くには危険な陽気、諦めて地下鉄で。 CO-CO PHOTO SALON の入っているルート銀座ビルは都営浅草線東銀座駅A7出口至近。 昭和48年の竣工で、建蔽率を突き詰めない、凝ったデザインの鉛筆ビル。 上の方の階には銀一が入っている。 石油ショック直前の、高度成長期のゆとり。 停まると「チーン」と音のするエレベーターで4階へ。 10年の間、ロケの合間に撮り溜めたスナップを大キャビくらいに伸ばして、余白を大きく取った額に展示。 つぶさに見ようと

立川キウイの会 2024 8月度(2024.08.24)

上野広小路亭で、今年は偶数月に開催されている独演会。 普段は客として入っているのだけれど、今回はお願いをして撮らせていただいた。 粗忽の使者 キウイ 狸鯉 のの一 死神 キウイ <中入り> 岸柳島 笑王丸 野ざらし キウイ 前座二人入っての会なのだけれど、間に挟んでそれぞれ一席ずつ、時間もたっぷり与えて好きにやらせている。 入れ代わり立ち代わり色々な人が出て来て、毒にも薬にもならない事をパァパァ喋って、笑ったり笑わなかったり。 呑気にのんびり暇つぶし。 そんな寄席の空気

Symdolick特別公演 〜 オシャレ高速チョイ横アイドルロック 〜

10月12日に 代官山UNIT でのワンマンライブを控えた時期に、渋谷近辺のライブハウスでの定期公演でもなく、押上のワロップでの特別公演。 イベント扱いではなく、撮影席も設けた「ライブ」。 気にはなったので撮影席を確保しておいたところ、前日に来年2月8日のワンマンを以て解散の報。 「来るべき時が来た」、と言う諦観。 予想よりは早かったが、早すぎるとも思わない。 いずれにしても楽しい気分で迎えるライブではない。 ピントが合わないのも困るので、いつもはシラフで行くのだけれど

もも。写真展「卒業」

ポートレート系のモデル もも。 の生誕記念写真展。 当世風の色のはっきり出たカラーのハレパネ中心。 詰め込んだ展示だが、隘路を作っていないので見辛くはない。 西側の大窓は黒ビニールで遮光した上で装飾が施されており、場内の光をコントロールするとともに撮影スペースとして活用。 周年展であったり、生誕祭であったり、一人のモデルを撮った写真展も増えて来たが、これも盛り立ててくれる人がいて成立している。 もも。 を24人のカメラマンが寄って集って盛り立てる祝祭空間。 出展作の、来