墨田ペトリ堂

「現場に出るようになったら人生おしまいだ。」と書斎派隠れアイドルファンとしてこそこそ活…

墨田ペトリ堂

「現場に出るようになったら人生おしまいだ。」と書斎派隠れアイドルファンとしてこそこそ活動していましたが、二十歳を過ぎて人生がおしまいになったので現場に出るように。 初めて入れ込んだ束ものは興亜三人娘。他方、加藤専太郎の金馬で落語に目覚め、現在も小規模落語会中心に現場に出没。

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「二面楚歌」墨田ペトリ堂 雑文仮置処

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    • 黒木麻恵 写真展「中田島砂丘」

      小伝馬町の MONO GRAPHY Camera & Art へ。 ステートメント 中田島砂丘で撮ったモノクローム作品15点。 全て鶏卵紙へのプリント。 古典技法であり、鶏卵紙は市販されているものではないので、作品は印画紙から作り出す必要がある。 均質になるように心掛けつつも、家内制手工業のブレからは逃れられないし、プリントも仕上げも難しい。 12点の美麗な作品を産みだすには、相当な時間と労力を要したと思われる。 水面の波紋、砂丘の風紋、「危険注意」の三角旗。 吹いてい

      • 山中夏歩 個展『 OMIYAGE 1/2 』

        午后から銀座へ。 自転車で動くには危険な陽気、諦めて地下鉄で。 CO-CO PHOTO SALON の入っているルート銀座ビルは都営浅草線東銀座駅A7出口至近。 昭和48年の竣工で、建蔽率を突き詰めない、凝ったデザインの鉛筆ビル。 上の方の階には銀一が入っている。 石油ショック直前の、高度成長期のゆとり。 停まると「チーン」と音のするエレベーターで4階へ。 10年の間、ロケの合間に撮り溜めたスナップを大キャビくらいに伸ばして、余白を大きく取った額に展示。 つぶさに見ようと

        • 立川キウイの会 2024 8月度(2024.08.24)

          上野広小路亭で、今年は偶数月に開催されている独演会。 普段は客として入っているのだけれど、今回はお願いをして撮らせていただいた。 粗忽の使者 キウイ 狸鯉 のの一 死神 キウイ <中入り> 岸柳島 笑王丸 野ざらし キウイ 前座二人入っての会なのだけれど、間に挟んでそれぞれ一席ずつ、時間もたっぷり与えて好きにやらせている。 入れ代わり立ち代わり色々な人が出て来て、毒にも薬にもならない事をパァパァ喋って、笑ったり笑わなかったり。 呑気にのんびり暇つぶし。 そんな寄席の空気

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          Symdolick特別公演 〜 オシャレ高速チョイ横アイドルロック 〜

          10月12日に 代官山UNIT でのワンマンライブを控えた時期に、渋谷近辺のライブハウスでの定期公演でもなく、押上のワロップでの特別公演。 イベント扱いではなく、撮影席も設けた「ライブ」。 気にはなったので撮影席を確保しておいたところ、前日に来年2月8日のワンマンを以て解散の報。 「来るべき時が来た」、と言う諦観。 予想よりは早かったが、早すぎるとも思わない。 いずれにしても楽しい気分で迎えるライブではない。 ピントが合わないのも困るので、いつもはシラフで行くのだけれど

          Symdolick特別公演 〜 オシャレ高速チョイ横アイドルロック 〜

          もも。写真展「卒業」

          ポートレート系のモデル もも。 の生誕記念写真展。 当世風の色のはっきり出たカラーのハレパネ中心。 詰め込んだ展示だが、隘路を作っていないので見辛くはない。 西側の大窓は黒ビニールで遮光した上で装飾が施されており、場内の光をコントロールするとともに撮影スペースとして活用。 周年展であったり、生誕祭であったり、一人のモデルを撮った写真展も増えて来たが、これも盛り立ててくれる人がいて成立している。 もも。 を24人のカメラマンが寄って集って盛り立てる祝祭空間。 出展作の、来

          もも。写真展「卒業」

          一ノ瀬楓依(えすれある)『かえちゃんお誕生日おめでとうミニライブ』

          本日の主役が前日に ギックリ腰 を発症した為、生誕祭そのものは延期に。 抑えた枠でミニライブを開催。 「ギックリ腰」と言うのが、間の悪さも含めていかにも一ノ瀬楓依で、笑ってはいけないのだけれどトホホ笑いが出てしまう。 ともあれ、深刻な怪我では無くて良かった。 生誕祭は撮影可との事だったので動きの激しい(せわしない)一ノ瀬対策で軽くてピントの合わせやすいレンズを用意していたのだけれど、ギックリ腰発症で座っての歌唱に変わった為、大きくて重いが動かない被写体になら使えるレンズに

          一ノ瀬楓依(えすれある)『かえちゃんお誕生日おめでとうミニライブ』

          Shupines定期公演~しゅぴねすぱれーど~vol.58 僕らのあの日を取り戻せ編

          前回の定期が台風で飛んでしまい、仕切り直しになった今回も台風が接近。 それでも来る人は来る。 今回から開演が少し早まり、わたくしも残業ソコソコに逃げ出して押上へ。 セットリスト 藤乃さや 巻き下ろし 星乃綾夏 ゆるく巻いた「大人しずかちゃん」 横音ひな セーラームーン 矢野桜子 サイドポニー気味の一つ縛り 葵葉ほのか 前髪のひさしの内側にアンパンマンの絆創膏を貼ったくるりんポブ 2曲やってMC。 二た組に分かれて公式(?)ユニットを作り、それぞれ1曲ずつ。 藤乃さや、

          Shupines定期公演~しゅぴねすぱれーど~vol.58 僕らのあの日を取り戻せ編

          麻倉瑞季写真展「undying」

          クラウドファウンディングで出資を募った写真展。 詳細はこちらに。 会場の渋谷OZstudioは渋谷と恵比寿の間、明治通りから国学院の方に登る坂の取っ掛かりにあるビルの3階にあるギャラリー。 築10年少々の建物だが、昭和の雑居ビルのような一直線の階段を昇り切ったところが入り口。 南側は全面ガラス張りで外光がふんだんに入る。 特に順路は設定されていないが、入り口横の壁面にステートメント、そこからぐるりと壁沿いに一と回りして、真ん中あたりに吊り下げられた作品を見る形。 額装

          麻倉瑞季写真展「undying」

          Symdolick 特別公演 〜 BON ODOLICK 〜

          年に一度の浴衣でライブ。 担当マネージャーNKDKRM女子の軽妙なdis、いや紹介に乗せて、浴衣ファッションショー的に登場。 セットリスト 淡々と食べる分には苦にならない棒アイスも、「急いで!!」と急かされると苦行になる。 知覚過敏、頭痛、口の間隔が無くなる etc... 苦悶しつつ食べる年長者を尻目にペロリ平らげる雨音凜子。 全て飲み込んだら完食と見なすルールなのに、明らかに口の中に何かあるのに「食べきった」と主張する神咲くるみ。 「嘘をつけ!」「嘘じゃない!」的な

          Symdolick 特別公演 〜 BON ODOLICK 〜

          Shupines特別公演 しゅぴさま!

          金曜の定期公演が台風で飛ばされてしまい、グループ単体ではこの週末唯一のイベント。 空き時間にねじ込んだミニライブと特典会。 撮影の可否はイベント概要の最後に書いてあるだろうと読み流して、文頭の「しゅぴねすが浴衣で登場!動画・写真撮影OK!」を読み飛ばしており、撮禁だと思い込んで軽装備で家を出たが、開演してみたら皆さんカメラを構えている。 慌ててカバンからカメラを出して撮影。 「撮れないから後ろで良いや」と後方に居たが、後ろからの方が抜ける隙間があったのは不幸中の幸い。

          Shupines特別公演 しゅぴさま!

          ♮リアスクライブ 日向みゆ卒業公演

          7人で始まったリアスクライブも、一人、また一人と辞めて、気が付けば三人になっていた。 今日はそのうちの一人、日向みゆ がグループを離れる。 メンバーが辞めた事との相関は分からないが、追加される楽曲の質的傾向が当初とは変わってしまい、またメンバが「書き記す」ことが減り、グループとして纏っていた「文化の薫り」が薄らいでいったこともあり、足が遠のていたが、グループとしての節目と言う事も有り、久しぶりに足を運んでみた。 日向が辞めたことで残りのメンバーは二人となり、オーディション

          ♮リアスクライブ 日向みゆ卒業公演

          石川栄二 DOKIDOKIDOKKN 写真と絵の二人展「we can find fun life!」

          写真の方も分かるか分からないかと言う話になると、まぁよく分かっていないのだけれど、イラストレーションと成ると輪を掛けて不調法。 よく分からないまま見に行ったが、年に数回ある「予期せぬアタリ」の一回だった。 石川栄二の写真は、カメラこそ変わってきているものの、リスプリントを突き詰めていく作品作りには一本芯が通っていて、「不確定要素の強い技法」「動作の不確実なカメラ」「正確を突き詰めないピントと露出」「使用期限のとうに切れた古い印画紙」と、二重三重の不確実性の中で一定の質のプリ

          石川栄二 DOKIDOKIDOKKN 写真と絵の二人展「we can find fun life!」

          小滝橋の豚まんじゅうがコワい話

          高速道路のサービスエリアで売っていた中華街の店の名を冠した肉まんが期待外れだったと嘆く友人。 そりゃまぁ出店料とかブランド料、廃棄率なんかを考えると原価にはそれほど割けないだろうし、クレームを恐れれば無難なものは出来上がるんだろうとは思うけれど、世の中から美味しい中華まんじゅうが消えた訳ではない。 とりあへずは、三河島の「肉まん研究所」をオススメしておいた。 場所は分かりにくいが安くてウマい。 そして面白い。 もう一軒、早稲田の早大通りに「喜包」と言うお勧めできる店があっ

          小滝橋の豚まんじゅうがコワい話

          ついふらふらと蕎麦屋にひっかかる上げ潮の塵芥の記

          道灌山下から酔い覚ましがてら日暮里まで歩く。 サンゴタールで翌朝のパンを買い、まだ開いていた川むらに吸い込まれる。 手っ取り早く出て来そうな月見芋と玉子焼き。 酒は色々あったが金婚を。 飲み方を訊かれたので「常温で」。 ちゃんとぬるいのが出て来た。 話せる。 月見芋。 ぐっちゃぐちゃに混ぜて醤油を一とっ垂らし。 更にぐっちゃぐちゃに。 他者と分かち合うものではない、独り飲みの為の肴。 芋が濃いので、端でちぎるように口に運び、味わい、酒で流す。 空いていたので思った

          ついふらふらと蕎麦屋にひっかかる上げ潮の塵芥の記

          道灌山下 ふくや で夏をいただく

          あまりにも暑すぎて何処へ出かける気にもならない。 こんな時こそ暑気払い。 店の最寄りの駅としては西日暮里になるのだけれど、目の前が道灌山下のバス停。 本数も多く、時間も読めるので開店時間に合わせて、陽が落ちる頃合いに上野広小路からバスに乗る。 先ずはお酒を。 ゆきの美人 → 上喜元 → 上喜元 の順でお銚子を都合三本。 お通しだけでも一合イケそうなくらいのものは出てくるのだけれど、すぐ出て来そうなものとして水茄子の浅漬けを。 本日のお勧めを見るとキスとメゴチの天ぷらがあ

          道灌山下 ふくや で夏をいただく