あれから4年

今日という日は、時間が経っていてもやっぱり悲しい日。

彼は、とても歌が上手くダンスも上手く、かっこよさもわんこのような可愛さもセクシーさもあり、本当に魅せるのが上手くて…そしてとても優しい人だった。
そのグループで誰が好き？となると、一番最初はとてもオシャレなメンバーと本日の話題の主人公(彼)だったが、ライブを観に行って彼に変わった。

暫くそのグループからは離れていたものの、再び気になりだしていた矢先。

「お疲れ様」と言ってくれ。

その言葉を遺して彼が旅立ってしまったのが、今日。

わたしはそこまでガチヲタではなかったが、周りにガチヲタがいて、速報をニュースで見てすぐにその子に連絡した。
その子と状況を見ながらSNSで「どうか…助かってて欲しい……」「戻ってきて」と言いつつ願っていた。

けれど、彼は戻ることなく旅立ってしまった。

その知らせを見て、その子に声をかけることができなかった。
ライトなヲタクであったわたしでさえ、喪失感と深い悲しみで辛い思いをした。
ガチヲタさんにとっては、わたしの想像を遥かに超える悲しみや喪失感に襲われるのは容易に予測できる。

そんな悲しみから、彼が旅立ってから、もう4年。

彼は、あちらの世界で穏やかに過ごしているのだろうか。
笑顔で過ごしているのだろうか。

旅立つことを悪だとは言わない。
わたしにも希死念慮がずっとあって、旅立ちたいという思いは常にある。
ただ、そうできないのは、わたしが弱いから。
行動に移せない愚か者だから。
だから、行動に移せた彼を正直羨ましいと思う部分もある。

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きみが旅立って、4年が経ったよ。

そちらでは、元気にしているのかな。
曲や詞を作ったり、大好きな音楽に囲まれて幸せに過ごせているかな？

わたしは、今でもきみの歌、声を聞いて何とか生きてるよ。
きみが遺してくれた、素晴らしい曲達は永遠だから。
これからもたくさん聴くよ。

本当に、本当に、お疲れ様。