no title【34】

やっぱり、6月と12月は、いつまで経っても辛くなる。

特に、どっちも今頃、中旬？

元々、生きていること自体が不思議な状態。
いつ、【そっち】に踏み出したっていい。

けれど、それがなかなかできなくて。

5年前に踏み出した人のことを、他にも踏み出した人たちのことを、ある意味羨ましいと思う。

その決断、行動を起こすまでに、どれだけ葛藤したのだろう。

「もう、この世にいても何の意味もない。」
「さあ、踏み出そう。」

そう思えたきっかけは何なのか？
それを、もうこの世にいない人たちに聞けるのならば聞いてみたい。

今のわたしの精神状態は、5年前に引き戻されたんだ。
状況や周りを取り巻く環境があまりにも変わったから、踏み出せないだけなのかもしれない。

わたしは、なんて、意気地なしなのだろう。

ああ、でも、準備はできるね。
こうしよう、ああしようという準備はできる。

少しずつ、準備をすればいい。
行動は、いつでもできるだろう、本気になれば。

「これを一緒に入れて燃やして」

「わたしが一歩踏み出せたのは、きみのお陰だよ。
　きみのあの時の言葉と態度、行動で、わたしは非人間だと改めて分かった。
　分かっていたことを、改めて突き付けてくれてどうもありがとう。
　言い逃げと思われても構わないけれど、わたしはきみがすきだったよ。
　わたしがきみに言ったあの言葉は、本心だよ。
　だから、それだけは、憶えてて。
　わたしは、先に逝くよ。
　きみに、出逢えてよかった、本当にありがとう。」

色んな人に、伝えたいことがある。
関わった人に、伝えたいことがたくさんある。

いつ最期になるか分からないから、形に遺す準備をしよう。

…、ああ、ほら。
こうやって、ぐっと引きずられるんだよね。

ただでさえ、少しずつ安定していた時期でも引きずられていた。

5年前の精神状態に引き戻された今、引きずられるスピードも戻ってしまったね。