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オランダのブリティッシュスクールで学んだこと

娘がオランダのブリティッシュスクールに通っていたのは、Nursery(3歳児クラス)〜Year 3(日本の小学校2年生)まででした。

中国のブリティッシュスクールを1学期間体験したせいか、オランダの学校に割とすんなりと順応したように思います。当時の様子を以下の順に説明します。


・娘の編入時の英語力
・クラスの様子
・Nursery からReception へ
・オランダ語レッスン
・ショーも本格的に
・Year 1 - 2 Early years school 後半の学年へ
・アワード


娘の編入時の英語力

編入したのは3歳だったので、机に向かって勉強するというよりは、歌を歌ったり校庭で遊んだりというような過ごし方でした。ブリティッシュスクールですが、イギリス出身の生徒は一部で、クラスメイトは様々な国から来ていて、国籍の偏りはあまりなかったように思います。イギリス、オランダ、スペイン、インド、中国、日本、アメリカ等々バラバラでした。

クラスメイトの英語力は非英語圏の生徒との間はもちろん、英語圏の生徒との間でもそれほど差がない感じでした。

娘は前の学校で先生の言っていることはなんとなくわかる、歌などで英語に親しんでいる程度でしたが、特に問題なく編入できました。
編入当初は非英語圏出身の生徒向けのEAL(English as an Additional Language)という英語の補習授業を受けていましたので、それも効果があったと思います。

クラスの様子

オランダでは私が送り迎えをしていたので、毎日教室に入ることができ、先生ともお話しできたので、クラスの様子がよくわかりました。先生は担任の先生と副担任の先生、それから毎日アシスタントの先生が数名付いていました。
面白いと思ったのは、同じ教室にいるのに、グループごとに違うことをやっている点です。担任の先生と副担任の先生のグループに分かれてそれぞれ活動しています。割とクラスの人数が多かった(20数名)ので、そういう体制だったのかもしれません。

Nursery からReception へ

娘が通った学校の最年少クラスはNurseryで、次の4歳児用のクラスはReceptionと呼びます。
Nurseryはまだまだ本格的な勉強は少なめでしたが、Receptionクラスでは少しお勉強が入ってきます。
Nurseryの頃もPhonicsをやったりと、特にSpeakingの方に力を入れていた印象です。ReceptionではWritingの要素が入ってきました。Writingではブロック体ではなく、Cursive(筆記体)を習います。
少しずつReadingも始まり、Oxford Reading Tree など、シリーズものの本を読んだりしていました。Readingの本はレベル別にラベル分けされており、先生が選んだ本を自宅に持って帰り、親と一緒に読んで読解力を伸ばしていきます。

オランダ語レッスン

オランダならではですが、週2回ほどオランダ語のレッスンが対象の生徒にありました。オランダ語は私自身習う機会がありませんでしたが、とても難しい印象です。発音も綴りもオランダ語のような、ドイツ語のような感じです。娘はオランダ語で数字を数えたり、少しのあいさつ程度を習っていたようです。
オランダが外国人にとって住みやすい国と言われている理由は、オランダ人が英語が流暢で、オランダ語ができなくても生活にそれほど支障がないということもあると思います。それでも、やはりオランダの学校なのでこのようにレッスンがあるのは羨ましいと思いました。

ショーも本格的に

中国でもオランダでも年に数回ショー(お遊戯会)があり、保護者は楽しみにしていました。学年が上がるに連れて内容が本格化し、一人一人セリフもあります。毎年のステージを見ていると、英語が母国語の生徒が長いセリフを言っているという訳でもなく、演技力がある生徒は国籍関係なく活躍している感じでした。全員がまんべんなく表に出てセリフを言う場面が用意されているので、親は毎年楽しみにしていました。小さい頃からこうして舞台に慣れるのは良いことだと思います。

Year 1 - 2 Early years school 後半の学年へ

オランダのブリティッシュスクールでは
Ages 3- 6 Early years school
Ages 6-11 Junior school
Ages 11-18 Senior school 

というふうにステージが分かれていました。Receptionを卒業するとYear 1 となり、Year 2までがEarly years schoolという最初のステージとなります。
以降、Year 13までで高校卒業となります。

Year 1になると、少しずつ勉強が本格的に始まります。日本で通っていたアメリカ式のインターナショナルスクールに比べても、オランダにあるアメリカ式のインターナショナルスクールに比べても、幼児教育はイギリスの方が早く始まる印象でした。Receptionの学年でWritingが本格的に始まり、引き続き読み書きの授業がありますが、Year 1になると日記を書く宿題や、オンラインラーニングの教材の宿題が出たりしました。基本的には週末や長期休暇の際に宿題が出される感じでした。

アワード

たまに、娘が賞状を持って帰ってくることがありました。賞状と行っても、具体的に何か優秀な成績を収めたということでもなく、友達と仲良くした、運動を頑張った、など些細なことでも、全ての生徒が週1回のアセンブリー(集会)で表彰される機会があります。いつも先生方が自分を見てくれているというのは安心感がありますよね。賞状をもらうと嬉しいし、励みになります。
また、その他にポイント制度のようなものがあり、勉強や学内活動を頑張ったら、先生からポイントをもらえるといったものもありました。

以上、オランダのブリティッシュスクールで学んだことを列挙しました。
娘が通っていた当時の状況(2013年〜2017年)を思い出しながら書きましたので、現状と異なる点はご了承ください。



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