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アメリカの現地校ってどんなところ?

前の記事で、アメリカ赴任が決まり娘が現地校に編入したことを書きました。続いて、アメリカの現地校とはどんなところかを、私たちの体験をふまえて書きたいと思います。


  • 同い年なのに私は小学生、あなたは中学生?

  • 編入してから


同い年なのに私は小学生、あなたは中学生?

これは、アメリカの現地校では学年の規定が学区によって違うということです。州レベルでなく、学区レベルで違うというのが驚きです。
例えば、娘は12歳で日本の小学校では6年生にあたります。日本で通っていたインター (アメリカ系) では、Grade 6となり同学年からインターでは中学生となりました。
アメリカでも多くはGrade 6 ‐ 8 は中学生なのですが、娘の編入した学区では
以下のようになります。
      一般的な学区                     娘の学区
      G5までが小学生                G6までが小学生
      G6 - 8 が中学生                G7 - 8 が中学生
したがって、同じG6でも小学生の場合と、中学生の場合があり、同じ州でもそのような違いがあります。

編入してから

編入手続きが無事に終わり(予防接種の履歴や前の学校の成績等色々な書類の提出が必要です)、スムーズに新しい学校に通い始めた娘。
学校については、それぞれの学校というより、学区(School District) が生徒の管理を請け負っている感じでした。
管理は電子的に行われており、編入する時に作ったWebアカウントが中学校に入学する際も引き継がれます。アカウントには成績、出欠状況等全てのデータが紐付けされています。

編入してからすぐに、娘は英語のテストを受けるよう言われました。これは、外国人がアメリカの現地校に編入する際、英語の補習授業が必要かどうかを測る、州で定められたテストです。娘はインターからの編入だったので、補習の必要はないと判断され、地元のクラスメイトと同じように授業を受けています。外国人の英語学習に関しては、かなり州の手厚い補助があるようで、私自身もそのおかげで地元のコミュニティカレッジにて無料で英語の授業を受けたりできています。

娘は小学校に編入したわけですが、授業内容を聞いてみると、日本のインターで行っていた内容とあまり変わらないとのことで、学年割が小学生というだけで、授業内容については学年が中学校か小学校で差がないようです。

続いて算数の授業については、レベル別のクラスとなっており、G6の内容を履修するCC6、G7の内容を一部先取りするCC6/7 というクラスがありました。娘は途中編入だったのでCC6でしたが、来年度は既に受けたテスト結果により、CC7/8という先取りクラスに入るようです。

親が見ていて思ったことは、やたらテストが多いな、ということ。編入して数ヶ月で卒業しましたが、その間に何度もテストを受けていました。このテストの結果により、学校の評価や本人の評価などが決まるようです。ただ、テストに向けて試験勉強すると言う感じでもなく、そのままの実力で受けるテストですので、日本と少し事情が違いますね。

次は、実際にどのような学校生活を送っていたかについてご紹介したいと思います。

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