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みんなと聴きたかった

#ビートルズ#ナウアンドゼン 聴きました。

ビートルズを聴きはじめて、3曲目のリアルタイム新曲ですね。

小学生のとき以来です。

とっちらかっていたジョンのデモテープ群の、パッとしない1曲というイメージだし、ガツンとインパクトがあり人生を肯定するポップミュージックという感じでもない。でも、うまく編曲されていて、いい仕上がりでした。

そこで気づいたのは、「編曲」というのは実に編集的なプロセスで、僕はその流れで「編集者」が生業になったのだろうなということ。(僕は作曲よりも編曲のほうが楽しいミュージシャンです)旋律の断片はいいけれど、曲構成が整理されていない原曲を編曲の魔法で、いい仕上がりにしたのはポール・ジョージ・リンゴであり、ジャイルズであり、ジェフだったのでしょう。

ところで、ビートルズの新曲を一緒に聴きたかったと思う、切なくなる友だちや人生の先輩が何人もいます。

ビートルズのCDを一気に全部買ってくれた祖母、ビートルズが20世紀最大の文化現象だと断言しつづけていてポールの来日公演を一緒に観た父親、六本木のコピーバンド・バー「アビイ・ロード」で何夜も大人の青春を教えてくれたKさん。

彼らと、願わくは僕が健康体の状態で、お酒もお供にして聴きたかった。

僕のあこがれの高橋幸宏さんや坂本龍一さんは生きていたら、どう聴いただろう。(幸宏さんは、まさに同名曲をつくっていますが、どこか似ているような・・・)

「I miss you」という一節を含む歌詞であるがゆえ、少しセンチになったのもたしかです。

みんなと聴きたかった。

 


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