落ち込みの刃
最近よく言われるのが,「不安になりやすい」ということ。
しかし,世の中で出会う事象のほとんどは先っぽが尖っていて,全てまともに正対する私は,簡単に切り傷を負ってしまっている。
誠に,生きにくい。
嬉しいこともあるのに,いつも心が痛い。
ほんっとうに優しいことを言ってくれる人は,一握り。
まともに受け止めてもいい忠告も,一握り。
大抵のことなんか聞き流したら良いんだけど,ちょっとでも良くなりたいと思うばかりに拾い上げては,自分の心を刺してしまう。
欲望さえ捨てればいいのだろうか?
本当は,「そんな口調で言われると私死んじゃうから,優しく言って」くらい言っちゃったら楽になるのかな。いや,ならんか。死んじゃうなんて大げさに甘えすぎだよな。
いいとこだけ渡れたら,どんなに安泰な人生だろうな。というか,逆に自分に対して不信になってしまうからと,悪いところも浴びて,そしたらどんどん出てくるから浴びすぎて,いつも不安なのかもしれない。
まあ,まだ自分が不完全で不十分な人間ってことくらいわかってる。
わかってるけど,楽しく生きれたらなあという願いがあるのだ。
最近,記憶力が落ちた。そのおかげか,嫌なことを忘れるのも早い。嫌なことがない,楽天的な時間があるというのは恵まれたことである。
が,ぽけーっとしてしまう。
嫌なことがあるせいで人生が引き締まっているのか?なんかもう,切ないな。
でも細かい無数の切り傷が自分を成長させてくれているのは間違いないようだ。だから,落ち込み過ぎんな,って自分に思うのだ。
いいことありますように!