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2030年(未来)都市の展望(陰と陽)

未来都市へと変貌させるために奮闘していく姿を描く「青春SFエンターテインメント」。
202X年(想定年)、日本はサンセット・ジャパンと言われるまで経済が没落し、超高齢化と失業率の上昇にあえいでいた。

2.「批判」記事の影響からか、真木の支持率はダウンする。真木は議会廃止を不服とする前市長の保坂重雄たちから議場に呼び出され、議会廃止の撤回を直談判されるが、ソロンの予測する住民の幸福度上昇を理由に、彼らの訴えを退ける。

「17歳の帝国」ドラマはミレニアムによる世界(政治経済)構築構想

そのドラマでは、年代確定はとっていないが、2030年でないことははっきりしていたようだ。

なにしろ地球的規模による温暖化阻止は、待ったなしの時間が迫っているという事情ですからね。

■: 国連より 排出された温室効果ガスが地球を覆うことで、太陽の熱が閉じ込められます。これが地球温暖化や気候変動を引き起こします。現在、地球温暖化は観測史上最も急速に進行しています。

ところが、2月24日以降の東ヨーロッパ軍事侵攻によって、これまでの世界概念が180度、逆転してしまったのです。今後の未来予想図は誰も判断できないというまさに「暗黒の時代」という相応しい世界インフラと化してしまいました。

おそらくその「17歳の帝国」は、時節的にそれを予想してはいなかったでしよう。

早朝、いつものように目が覚めて、テレビをつけたら、それをやっていました。
頭のハッキリしないまま数分が経過して、その数分経過したと思っていたら、画面は第二話をやっていて、つかの間のうたた寝は、実質1時間寝ていたのでしょう。

まあ、その進行状況も判ってきて、17歳高校生が意識高い系を振りかざして、世直しをする、という具合の物語のようでした。

全体的には、旧来の地域活性化方針と、都市開発の弊害、そこにまつわる国家の基本建国策定と、それを取り巻く大手ゼネコンの既得権益などにメスをいれた環境アセスメント的な方針、それを17歳高校生が辣腕をふるった、という話しのようです。(見たばかりなので的が外れているかもしれませんが)。

世界トップクラスを走る日本の高齢化と、これまた比例して結婚しない一群の症候群によって非出生人口激減という未曽有の事態。世界全体がそうなんだから日本ガラパゴス諸悪説といわれてもと反論された、という反論も意味も失ってしまった。

個人的に何度も、そのことを力説してますが、「個人」は社会のあらゆる要素を取り入れ、そして反映して生きている訳でして、昔の君主王様のような特異な環境にいる人間は、いまではほとんど存在していない。(ラストエンペラー「溥儀」が最後・?)

比例して、その王様のもつ財力によって国が統治され、土地境界線の、いざこざが発生すれば争いが生じる。それが人間世界の歴史でした。
これもNHKのドラマ「鎌倉殿」はもろにその筋書きで「源頼朝」が争った時代劇でした。
そして今進行している世界の部分戦争はその規模は違えど、国家主権争いという点で近似しているでしょう。

とどのつまり財力によって主権が保たれ、換言すれば「最新鋭武器」によってそれが担保されるというのは、一番よく理解できる話しです。

たまたま、いまの時世に発生した「誤送金」事件ですが、それが仮に千円、一万円だったら、なにも問題はなかったし、その犯行容疑者は、そんな災厄に巻き込まれることもなかった。

でも事実、現実は常に面白おかしく出来ていて、どこからともなく現れ出てきた伏魔殿化身に、まんまと騙されてしまった。

そうした有象無象(うぞうむぞう)のまったく根拠のない話を本気にしてアクションしてしまうというのは、やはり伏魔殿にやられてしまったのでしょう。
そうしないためにも「情報」という手段が発達して、今日のITインフラが出来上がってきたのでしょう。またそのSNSが悪さをする、というのですから、それはどこまで行ってもイタチごっこ、になってしまう。

いまは昔、郷の鎮守様で演奏されていた笛太鼓はすっかり途絶えてしまった

いま個人的には「笛」を稽古しているところです。新規ではありません。昔(昭和48年)やっていた地元の神楽囃子の笛の調子を、再度復活するために、仕舞ってあった篠笛を箪笥から出して、吹いております。旋律は記録してあるカセットを聴きながら、シンクロして吹きますが、やはり50年のブランクはおもくて長い。やっと型が出来たころで、あと正しい音程を吹くのに時間が必要です。

なぜ今ごろ、ということですが、後がいない、という切迫感があるからです。地域によっては伝統に支えられて継承している場もありますが、少子高齢化というご時世に、全体では衰退の一途にあります。そんな世相に抗って孤軍奮闘するというのは、評価云々ではなく価値はある、とおもって精進している次第です。

これまで短編で書いてきた、「三本足のヤタガラス、マリカ」と篠笛を並行して、一緒に更新しようと考えてます。


2022年05月21日記事

NHKテレビドラマ「17歳の帝国」

17才の帝国 みくのNHKテレビドラマ全5回

『17才の帝国』は、2022年5月7日からNHK総合「土曜ドラマ」で放送中のテレビドラマ。主演は神尾楓珠。脚本家の吉田玲子によるオリジナル作品。

(プロデューサー佐野亜裕美 放送枠土曜ドラマ 放送分 50分 回数全5回〔予定〕
近未来の202X年(放送当時における)、世界から斜陽国と呼ばれるようになった日本の現状を打破すべく打ち立てられた「Utopi-AI」、通称UA(ウーア)構想の下、AIによって選出された若きリーダーたちが地方都市を未来都市へと変貌させるために奮闘していく姿を描く「青春SFエンターテインメント」。

本作は『けいおん!』や『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』など数多くのヒットアニメの脚本を手掛けた吉田玲子と、『カルテット』(TBS)や『大豆田とわ子と三人の元夫』(カンテレ制作・フジテレビ)など民放連ドラをプロデュースした佐野亜裕美(本作制作時、カンテレ東京支社所属)がクリエイターチームに名を連ねるなど、NHKのドラマとしては異色の体制で制作されている。

また本作は、2022年5月からNHKが展開した青少年福祉のためのキャンペーン「君の声が聴きたい」の参加番組であり、第1話は同年5月6・7日に行われた長時間テレソン企画の一環として放送され、神尾はこのキャンペーンのプロジェクトメンバーとしても出演した。


第1話

202X年、日本はサンセット・ジャパンと言われるまで経済が没落し、超高齢化と失業率の上昇にあえいでいた。
現状を打破すべく、内閣官房副長官の平清志は総理大臣・鷲田継明の指示の下、最新鋭の政治AI・ソロンが選出した「閣僚」を行政のリーダーに据える実験都市を計画、地方都市の青波市がその場に選ばれる。
そしてソロンは、総理大臣となる17才の真木亜蘭をはじめ20代以下の若者ばかり4人を選出する。

政治に関心を持ち、真木とオンラインサロンを通じて交流があった高校生・茶川サチは真木の選出を喜ぶ中、総理補佐官に真木本人から指名される。茶川家はこの事をきっかけに家族全員で実験都市ウーアに移住し、最新技術を駆使した行政サービスを受ける生活を始める。

真木は初の閣議で市議会廃止を提案するとともに、政治的腐敗に陥らないためにすべての執務、閣議を公開することを宣言し、自身の支持率が30パーセントを切った場合は総理の職を罷免されるというソロンからの提案を受け入れる。閣議を視聴した6万人の住民の8割近くが真木の提案に共感したことがソロンにより確認され、市議会は廃止される。

後日、真木は総理就任演説で大人たちを弾劾するかの如く「透明な政治」「謙虚な政治」「救う政治」により住民が生きていきたいと思える未来、社会をソロンと共に創りたいとスピーチし、54パーセントのウーア住民の拍手と歓声を浴びるが、新聞記者の山口早希は、真木が政治で実現をめざす理想の社会はウーアが独裁国家となる危うさをはらむ「17才の帝国」ではないかと記事で批判する。

第2話

批判記事の影響からか、真木の支持率はダウンする。真木は議会廃止を不服とする前市長の保坂重雄たちから議場に呼び出され、議会廃止の撤回を直談判されるが、ソロンの予測する住民の幸福度上昇を理由に、彼らの訴えを退ける。

議場からの帰路、真木は市職員削減の閣議を予告していたことから遭遇した職員たちから怒号を浴びる。真木は標榜する「謙虚な政治」から職員の声を聞くが「自分の理想の帝国を創るつもりだろう」と決めつけられショックを受ける。平はそんな真木に、政治家とは政策に切り捨てられたり、同意できない人たちから容赦なく批判を浴びる仕事であると諭す。

その後、真木はサチを伴い街を視察し、市井の人々と交流する中で出会った狸穴商店街の再開発反対派・鈴原との対話を機に計画見直しを思案し、ソロンによる新規再開発案を加えて再検討を提案、住民投票を行う。投票の結果、拮抗した新規3案を再検討し従来案は中止と決定したため、保坂たち旧守派とのつながりから従来案を推す環境開発大臣・鷲田照は決定を拒むが、未来の10年を見据えた再開発でないと意味がないと財務経済大臣の雑賀すぐりに説き伏せられる。

真木はその日の晩、平の提案で市民とのチャットを生配信し、政治家を目指した理由を質問される。彼は貧しい母子家庭での生い立ちとヤングケアラーの経験から、公助について考え社会や政治に興味を持つようになったことを明かし、その反響から支持率は61パーセントに上昇する。

主要人物
真木亜蘭(まき あらん)〈17〉
演 - 神尾楓珠(幼少期:晴瑠) 生年月日 1999年1月21日(23歳)

主人公。ソロンにより実験都市ウーアの総理大臣に選出された高校生。
総理選出時点では都立墨東高校2年生で、政治オンラインサロンへの参加とプログラミング以外に目立った実績はなかった。公務中は学生服を着用している。
官邸の私室から続く隠し部屋で「ユキ」と呼ぶ何者かと会話している。

茶川サチ(さがわ サチ)〈17〉
演 - 山田杏奈
ヒロイン。高校生。真木からの直々のオファーで実験都市ウーアの総理補佐官となる。

ウーア移住前は栃木県宇都宮市に家族と暮らし、真木と同じ若者向け政治関連のオンラインサロンに参加し、そこで善意をポイントで評価するシステムについて発表をした経験がある。

林からは「サッチー」、雑賀には「とちおとめ」と呼ばれる。雑賀には初閣議後、「なすべきことより、自分の感情や立ち位置を優先している」と批判を受ける。

平清志(たいら きよし)
演 - 星野源
日本国の内閣官房副長官。「次世代の総理候補」と称される政治家。「UA」構想の立ち上げから関わるプロジェクト・マネージャー。
高齢者が占める鷲田内閣の中で、若手の閣僚として有権者には好感度が高く人気がある。
靴の汚れに敏感で自ら革靴を磨き、真木のスニーカーがボロボロなことに気付くと自費で彼に新しい革靴をプレゼントする。

鷲田継明(わしだ つぐあき)
演 - 柄本明
日本国の内閣総理大臣。プロジェクト・ウーアの発案者。ウーア発足記者会見で自身がプロジェクトの責任者と公言したその裏で、平に対し、プロジェクトが失敗した場合は主幹の彼に責任を取らせるとプレッシャーをかける。

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保坂重雄(ほさか しげお)〈75〉
演 - 田中泯
前・青波市長。商店街の再開発賛成派。旧知の鷲田総理の要請で実験都市に名乗りを上げたが、政治経験のない高校生の真木が首長に選出されると立腹し、ウーア発足式典ではテープカットを拒否する。真木との首長交代で市議会議員の役職を特例で与えられていたが、ウーア初の閣議で議会廃止が決定されたため失職する。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


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