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リニアテスト走行時速600キロ67分の脅威

どこまでも速く、が人間の探求心?

東京―大阪を最速「67分」 リニア新幹線、JR東海試算 - 鉄道


昨日の記事では、まったく逆の過疎化する村のローカル線を紹介したのですが、一方では、再先端テクノロジーの粋を集めた「リニア」鉄道も、着々と進んでおり、2037年開通を目指して、情報も公開されております。
私も、速いものには興味がありますので、数年前に試乗抽選応募して見事に外れました。機会があれば再度、応募しようかなと思います(これを読んでいるJR東海関係者の方、なんとか御願いいたします???)。

それでも問題山積のようで、開通ルートが「岩盤堆積」地帯を貫いており、そこから出る膨大な湧水が工事を阻んでいるといいます。それは既存「新幹線」静岡ルートだったり、高速道路開通工事でも、湧水に悩まされたという話しは、いくらでもありました。(その水だって天然水ですから有効利用して名水販売(海東リニア水)すれば、工事費の足しにはなる)。

後、ご承知のように、「そんな難工事大工事の莫大費用(税)でどんな利益があるか用地買収も問題だ。中継駅所在の扱い等」、という反対派の強い意見もあって、なかなかすっきりしないようです。
よもや「政治家絡み土地利権既得」はないと思いますが、もしあったら名を公表するのはメディアの仕事です。

たしかに、日本過疎問題と、最速「67分」という、まったく矛盾した二つの事案は、同時に語っても相容れないし、また、その一方を待って着手する、というタイムスリップは考えられないし、その「67分」(コーヒー2杯分)アッという間に大阪着、という時間は、おちおち「車中トイレ」にも入って入られない。

そしてまた、2037年の15年後には、日本各地にある山村過疎地に人がいなくなり、そこに伝承されていたこ民族芸能が消え去り、時を合わせて村落も消滅するという仮想ではない超現実が襲って来る。それまであと15年しかない。

2037年の全線開通を目指し、既に工事が開始されているリニア中央新幹線。
NACS 2020.06.25(2020.06.26 更新)
リニア中央新幹線計画は、品川と名古屋、大阪とを結ぶ高速鉄道計画です。品川・名古屋間の開業は2027年、大阪までの全線開業は2045年を予定していましたが、JR東海は財政投融資を活用した長期借入により、名古屋開業後速やかに大阪への工事に着手して、最大8年前倒しの2037年に全線開通を目指しています。

この財政投融資は、国がJR東海に無担保で3兆円を金利平均0.8%という超低金利で貸すもので、元本返済も30年間猶予しています。工事は自然環境への影響が広範囲に及ぶ近年まれにみる巨大開発行為であるため、環境影響評価書への環境大臣意見でも、工事によって相当な環境負荷が生じることが懸念されています。

リニア中央新幹線計画区間の中でも、特に南アルプスエリアは山岳地帯を長いトンネルで貫き、工事に伴って発生する大量の発生土を山間部の谷沿いに仮置きすることが計画されています。南アルプスは山梨県、長野県、静岡県の3県に跨る3000m級の山々が連なる日本有数の山岳地帯です。固有種を含む高山植物群落、オオバヤナギやドロノキなどによる貴重な渓畔林、世界分布南限に生息するライチョウなど、貴重な自然環境を有しています。

南アルプスエリアのうち静岡工区は未着工ですが、山梨県の早川町では2015年12月に、長野県の大鹿村では2016年11月にそれぞれ起工式が行われ、既に工事が始まっています。

地下水の流入が大幅に減少する大井川源流を有する静岡工区 画像

静岡工区は、JR東海と静岡県をはじめ周辺自治体との間で工事の同意に至っていません。トンネル工事によって、これまで大井川に流入していた大量の地下水が他の流域へと流出し、大井川の流量が大幅に減少することで大井川流域の生活・産業面への影響が懸念されていますが、JR東海は周辺自治体に対して懸念を払拭する説明ができていません。 記事部分引用

中央新幹線 別名リニア新幹線
中央新幹線は、東京都から大阪市に至る新幹線の整備計画路線である。
日本政府による整備計画における正式名称は「中央新幹線」だが、新幹線で初となる超電導リニアを採用する路線であることから、東海旅客鉄道(JR東海)が開設した解説ウェブサイトやマスコミ報道などでは「リニア中央新幹線」という通称でも呼ばれている。
高速輸送を目的としているため、直線的なルートで、最高設計速度505 km/hの高速走行が可能な超電導磁気浮上式リニアモーターカー「超電導リニア」により建設される。
2011年5月26日に整備計画が決定され、営業主体および建設主体に指名されていた東海旅客鉄道(JR東海)が建設すべきことが同年5月27日に定められた。
首都圏 - 中京圏間の2027年の先行開業を目指しており、2014年12月17日に同区間の起工式が行われた。
完成後は東京(品川駅) - 名古屋駅間を最速で40分で結ぶ予定。ただし、JR東海は後述する大井川の流量減少への懸念を理由とした静岡県のトンネル着工反対により、2027年開業は困難との見解を2020年7月時点で示している。
東京都 - 大阪市の全線開業は最短で2037年の予定で、東京 - 大阪間を最速67分で結ぶと試算されている。東京都 - 大阪市の間をほぼ直線で結んだ建設ルートが予定され、整備計画によると経由地は甲府市(山梨県)附近、赤石山脈(南アルプス)中南部、名古屋市(愛知県)附近、奈良市(奈良県)附近とされており東海道新幹線のバイパス路線としての性格を強く持つ。

国鉄は1972年からリニアモーターカー(後の超電導リニア)の開発に着手した。当初、リニアモーターカーによる超高速新幹線として第二東海道新幹線が構想されていたが、中央新幹線の計画と統合され、このため中央新幹線はリニア方式で建設され、リニアモーターカーは中央新幹線で実用化されるものとしてセットで考えられてきた。リニア方式で全線開業すれば東京都と大阪市が最短1時間7分で結ばれ、東海道新幹線と比較して所要時間を大幅に短縮できると見込まれている。2027年にリニア方式で東京都 - 名古屋市の間で先行して営業運転を開始する構想がJR東海から発表されており、同区間については2014年12月17日に着工された。なお、新幹線の基本計画路線であり、2011年5月には整備計画も決定されたが、整備新幹線には含まれない。

日本経済がオイルショック後に低成長に転じたことなどから新幹線の建設は全体的に停滞したが、バブル期には東海道新幹線の輸送量が急伸し、近い将来に輸送力が逼迫すると考えられたことから中央新幹線が注目され、リニア方式での建設を前提として、JR東海による建設促進運動や沿線自治体による誘致運動が展開された。

沿線各駅は東京や大阪へ1時間以内で到達できることから、首都機能移転議論のきっかけの一つにもなった。また、建設の理由としては東海道・山陽新幹線が兵庫県南部地震の被害で長期間不通になった経験から、「東海地震の予想被災地域を通過する東海道新幹線の代替路線が必要である」ことや、「東海道新幹線自体の老朽化により長期運休を伴う改築工事の必要が生じる可能性がある」ことが挙げられた。 ウイキペディア



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