Notionは無限の可能性があるけど有限なところが良い
ずっと気になっていたNotion(ノーション)と言うアプリ。
なんか色々できるとは聞いていたんですが、それゆえに取っ付きづらさもあって、気になりつつもスルーしてました。
でもさすがに最近かなりメジャーになってきているしなー、そろそろ使っておかないともったいないかなー、くらいの軽い気持ちで試しにいじってみました。
結果…これ、ものすごく便利です。そして簡単でした。
操作自体はものすごく簡単で、仕組みと言うか考え方に慣れるために少し触ってみる時間が必要と言う感じでしょうか。
特に目的も無く始めてみましたが、使っていくうちに「これにも使えそう」というのがどんどん出てきて、早くも手放せなくなりそうな予感がしています。せっかくなのでもし同じように気になっている方の参考になればと思い、回し者のようにNotionの良いところをまとめてみます。
ひとつで完結する
Notionの一番の売りはこれです。
メモを取ったり、
タスク管理をしつつ、
他の人に共有する資料も作れて、
プロジェクト管理をしながら、
顧客管理をしたり、
お金の管理をしたり、
日報を書いて、
予定を立てる。
などなど。
とにかくNotion上でいろんなことができます。
必要な機能だけを自分で作って好きなように配置することができるので、ちょっと凝った自分用のブログを作るような感覚です。
フリーランスになった当時は各業務のためにそれぞれアプリを探し回っていたので、もしこんなものがあったらかなり助かってましたね…
基本は「データベース」
Notionが万能につかえるのはこの部分が大きいです。
スマホのメモもTodoアプリも、Evernoteも、Goodnotesも、もとを辿れば素材は「データベース」なんですが、これらは“開発”されて特定の使い方に適した(特定の使い方しかできない)形になっています。レゴブロックで言えば立派なお城が組み立てて接着されて売られているような状態。
一方Notionは、ブロックの状態で売られているので好きなように組み立てられます。ただ、今までそう言ったデータベースアプリって玄人向けで、もれなく難しかったんですよね。
簡単につくれる
僕もデータベースアプリを使ってみては何度も挫折していました。
できることも多すぎるし、直感的では無くて使いこなすところまで行かないんですよね。
その点、Notionはかなりシンプルです。
基本の流れは「どう表示したいか」を選んで、「必要な項目」を追加していって、「好きな場所」に引っ張って配置するだけです。
初めに練習がてら蔵書管理のサンプルをつくってみました。
多機能だけど多機能すぎない
おそらく知識のある方が使えば、かなりのレベルの業務アプリになるんだと思います。
でもカスタマイズ性が無限にあるかと言うとそうではなくて、デザインや仕組みはある程度決まった中で選んで、組み合わせで工夫していくという感じです。それがちょうど良いなと思いました。
用途の可能性は無限だけれど、いま作ったものとしてはベストを尽くしてるなと思えるので、いつまでも完成したかどうかに悩まなくて良いと言うか。伝わるかわかりませんが、同じく町を作るゲームでも「マインクラフト」よりも「どうぶつの森」といった感じです。
ここも結構大事で、作ることばかりに時間をかけて、なかなか活用まで至らないと本末転倒です。
これまたサンプルで、ピアノ調律師用の顧客管理ページを作ってみました。(名前、住所などはすべてAIで作った架空のものです)
これくらいのものであれば0から作っても40分ほどでさくっと完成します。
表示方法を切り替えられたり
並び替えやフィルタリングも自由。
お客さまごとのページに調律の予約日を入れると、となりのカレンダーに自動的に反映されます。
とにかく、アプリを開く気になる
こういった色々できるアプリは、開きたくなるというのがものすごく大事だと思います。
シンプルでオープンなデザインなので、ストレス無く開くことができます。結果、陥りがちだったタスクの入力漏れや、情報が埋もれてしまって結局活用しないと言うことがなさそうです。
自分の仕事では打ち合わせやお客さまから相談されたことの進捗管理、ピアノ部品の在庫管理、技術的な資料の管理にも使えそうです。
ピアノの先生や生徒さんも、課題や曲ごとの進行具合の管理、レッスンのスケジュール管理など、いろいろと使えるんじゃないかと思います。
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