ピアノ調律師がSwitchBot温湿度計をつかってみた
家を建てた5年前からスマートホーム化に取り組んでいていろいろと試行錯誤しています。調べたり設置したり設定したり繋がらなくなったときに対処したり、スマートホーム化につかった時間とスマートホーム化で浮いた時間を比べると正直スマートなのか?とは思います。楽しいから良いんですが。
買ったのはSwitchBotの「ハブ ミニ」と「温湿度計」
リビングでつかっている某社製スマートリモコン(主にアレクサ経由で声でテレビやエアコンを操作したり外からエアコンを操作する用)をそろそろ新しくしたいなあと思い、SwitchBotのスマートリモコン「ハブ ミニ」を買ってみたところ設定が簡単で驚きました。以前のこういった機器は一昔前のネットの設定のような難しさがありましたが、最近のものはボタンひとつで設定が完了。アプリも直感的でわかりやすかったのでこれは行ける!と思い別売りの温湿度計も買ってみました。
こんな感じに接続しています。
電池駆動でリモコンと別というのがすばらしい
今まで使っていた他社製のスマートリモコンは温湿度計も内蔵されていたので、はじめは別売りってどうなの?と思ったのですが、あえての仕様のようで納得しました。
スマートリモコン本体はコンセントにつないでいるので結構熱を持ちます。その温度に内蔵の温湿度計が影響を受けるので、確かに温度の表示が正確じゃなかった...しかもリモコンとして置きたい場所と、温湿度計として置きたい場所が必ずしも一致しないんですよね。
SwitchBotの温湿度計は電池駆動なので熱の影響はほぼ無いですし、センサーもかなり反応が良くて正確な気がします。
我が家ではスマートリモコン部分は赤外線が通りやすい見通しの良い場所、温湿度計は飼っている文鳥の近くに置いて、外出時に快適な温度になっているかの確認用に使っています。(文鳥は寒さに弱い)
万が一寒すぎたり暑すぎたりしたらスマホからスマートリモコン経由でエアコンを操作して温度を調整します。ペットがお留守番している家庭にはかなり良いと思います。
ピアノの管理用としては?
ピアノの温湿度管理には正直タニタのTT580が最強だと思います。
本体の見やすい表示で現在の温湿度が確認できますし、その日の推移のグラフも常に表示されているのでぱっと見られて確認が楽です。
SwitchBotの本体の表示はお世辞にも見やすいとは言えないのと、履歴のグラフはアプリからのみ。アプリでの確認が前提の温湿度計ですね。アプリを開いて確認というのはほんの少しですが手間がかかるので、習慣化するにはちょっと面倒かも。結局温湿度は常に確認しないと意味がないので。
ただ外からも確認できる安心感や、家の中でも離れた場所にいて確認したいときなどは便利ですし、設置してからすべての期間分の履歴が記録できるので、どの時間帯や天気のときに問題があるかなど、より分析と対策がしやすいですね。これからピアノの部屋の環境を整えていこうという方には特に良いかと。
スマホとWi-Fiさえあるなら万人におすすめ
複数の部屋に温湿度計を置いてアプリで一括で確認したりできるのも普通の温湿度計にはできない使い方です。特定の温度や湿度になった際にエアコンを自動でつけたりの設定もできるので、工夫次第で生活に合わせた便利なしくみが作れるのも楽しいです。
iphoneのウィジェットに対応してくれてホーム画面に常に温湿度が表示できるようになればさらに使い勝手が良くなりそうです。
※追記 2021年夏頃にホーム画面に常時表示に対応しました!
今までのこういった商品は初期設定の複雑さからこういった機器が好きな人以外には勧めづらかったのですが、やっと万人に勧められる手軽さになったなあと感じます。