見出し画像

すみません美術館に入れてください

日曜のお昼にネタ見せが終わり、その日はもう予定が無かったので以前から気になっていた早稲田の美術館を巡ってきました。(インテリだと、そして感受性が豊かだと、思ってください。実際は感受性が乏し過ぎるから少しでも豊かにする為美術館に行くようにしている)

一つ目は早稲田大学坪内博士記念演劇博物館。 早稲田大学の中にある演劇文化の博物館です。太古の演劇の発祥から現在の演劇文化まで触れることができます。建物がレトロ。渋い。カッコいい。料金無料。あと大学の中に入らせてくれてありがとうございます。日曜だったので学生さんはいませんでしたが、平日だったら素晴らしい演劇文化と青春キャンパスライフを見れることでしょう。そういう気持ちで行ってはいけない。あとそりゃそうだろうなと思うけどやっぱめちゃくちゃ綺麗で広かったです。

去年、少しだけコンビを組んでいたんですがその時の相方が「学歴たかお」という名前で、その学歴君は早稲田大学出身なのですが一年生で中退してます。当然「学歴たかお、って名前なのに中退かーい!」っていじるのですが、それをすると学歴くんはすごく不機嫌になります。彼はダメです。


二つ目は草間彌生美術館。          こちらは完全予約制。理解しようとする考えさえ奪ってくる前衛アートの数々。「なんかよくわかんないけどすげー!」と思うのが精一杯。楽しかったです。

入口で作品リスト(展示してある作品の位置とタイトルが記載されてる)をもらったのですが、作品がたくさん並んでるゾーンの前でカップルが作品のタイトルだけ言ってそれがどの作品かあてるゲームしてました。「【平和への祈り】は?」「うーん…これ!」「ブッブー!それは【私の大好きな眼たち】でしたー!」「そっちか〜!」いいよないよな。そういうの。ってか「ブッブー」って言われたいよな。僕の人生の間違いも全部「ブッブー」で済まされたいよな。

お客さんは若い人がほとんどで、カラフルな髪型の美大生っぽい方が多かった。みんな友達や恋人と来ていて、一人で夜勤からのネタ見せ会終わりのボロボロ状態でリュックにはセーラー服が入ってる人は恐らく僕だけでした。

屋上に写真撮影可のモニュメントがあって、そこでカラフル女子美大生二人組にカメラを頼まれて何枚か撮り、丁寧にお礼を言われ、なごやかな空気になりかけたのですが、下に降りるエレベーターに乗り込む際にその子たちも一緒に乗ってきそうな雰囲気だったので「気まずい気まずい絶対嫌だ」と思い、動揺から咄嗟に閉ボタンを押してしまい、その子達の「え?閉めるの」という顔をなぜかガン見しながらゆっくりとドアは閉まっていきました。怖かっただろうな。ごめんなさい。


最後は漱石山房記念館。           夏目漱石が晩年過ごした地にある記念館です。草間彌生美術館のすぐ近くにあるのですが、向かっていたら後ろから「さっきのお兄さん夏目漱石記念館いくんじゃん!」との声。振り向いてはないけど絶対さっきのエレベーター閉まり女子二人組です。足早に向かっていたら「どうする?みる?夏目漱石?」「えーよくない?だっておじさんじゃん」おじさんて。そりゃおじさんの印象はあるけど。おじさんで否定してやんなよ。あとそれいったら草間彌生はおばあさんになるけどはそれはいいのかよ。

漱石山房記念館は漱石の作品は勿論、晩年過ごした地に漱石をしたって集まった作家達の集まり「木曜会」にもフォーカスを当てていて面白かったです。関係ないけど大学お笑いサークルの「木曜会Z」さんって由来ここからなのかな。

展示をみて、併設されてるカフェでコーヒーを飲んでたのですがもらったパンフレットには漱石の作品や関連書籍が読めます、と書いてありましたがどこを見渡しても無く、コロナの影響でお休みしてるのかなー仕方ない、とコーヒーを持って記念館をでたら反対側にも客席があり、そこにめちゃめちゃ本ありました。あっへぇ〜〜。


帰宅して、友達に「NEXCO中日本ですけどお宅の金玉が道路を塞いでいます」って電話かけて寝ました。そんな休日。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?