New Normal PJ ②

New Normal PJ 〜不登校のミカタ〜の たく と申します。

第2回!!
今回は、第1回の続きになっております。プロジェクト1年目を総括したいと思います。

今回から、このプロジェクトの変遷をお話ししていきます。

 まずおさらいですが、私は「学校復帰」「不登校をなくす」ことを目標にして歩み始めることとしました。しかし、不登校の実情を知らない私はどんな支援をしたらいいのかという壁にぶつかることとなりました。
 そこで、立ち上げ当初からご指導いただいているYさんにお願いをして新潟県でフリースクールを経営されている方2人にお話を聞くことになったのです。(1人目Mさん、2人目Sさんとします。)はじめは、一方的にお話ししてもらって、私がひたすらメモするという機会になれば良いと思っていたのですが、Yさんは対話の形式で進めてくださいました。ここで、私は対話の可能性に気づくのです。インプットもアウトプットもできて最強じゃん!と。誰かとお話しするときは、この時のことを思い出して「対話する」ことを意識しようと今も思います。

『不登校はネガティヴじゃない!』

Mさんから、不登校の現状を学び、その方の取り組みを知りました。Sさんからは、居場所の大切さに気付かされました。
 この2度のヒアリング、というか対話で私が学んだことは、ズバリ『不登校はネガティヴじゃない!』ってこと。私の周りにもいます。
「サボってるじゃん」
「なんで来ないの?アイツ」
「保健室登校なのに出席扱いだって!ズルくね!」
などなど、聞こえてきてしまうんですよね。私は、はじめは、辛い時は休んだっていいと思っていて不登校をマイナスには捉えていませんでした。でも、世間の見方は、マイナス。どころか、超絶マイナス。様々な方とお話ししても、みなさん「不登校はネガティヴなことではない」と口を揃えておっしゃいます。反対に、こんな統一見解もあるのです。「プラス(ポジティブ)と捉えられるとは言い切れない」と。私も同様です。学校に行かなかったり、学校ではなく通信教育を選んだりすることで将来の道が少し狭まってしまうのは現実。そんな社会の仕組みもどうにかしなければなりません。でも、そんなでっかいこと難しいなと思ったので、「そんな子たちのための居場所を作ろう!」と約1,260度考えが転換しました。

『居場所創りをしたい!』


 でも、居場所って具体的には?その時、ふと立ち上げ当初に考えたカリキュラムのある支援を思い出しました。「これじゃだめだ!」不登校の原因なんて、ほとんどわかりません。本人だってわからないケースがあります。だから、原因によらず、その子が自分らしく過ごしやすい環境を整えることが大切だと思います。そして、「支援」ではなく『共に』というスタンスで、『味方になろう』と方向性が定まってきました。
 この年の秋には新潟県三条市で個人でコミュニティを運営されているTさん、冬には千葉県でフリースクールを経営されているS.Tさんと出会うこととなります。ざっくり紹介しますと、Tさんは、障がいのある息子を持ち、学校教育の課題に直面しました。障がい者だからということで他の学生と同じ学びが受けたくても受けられないもどかしさから「そんな子たちが集まれる場を創ろう」と奮闘されています。S.Tさんは、ご自身が不登校経験者であり、元小学校の先生でもあります。
 このお2人には、私の居場所理念に力強いアクセントを加えていただきました。
「学習の機会」と「原因よりも今」
というふたつです。学校には行きたくないけど勉強は少ししたい。自分の学年相応の学力はつけておきたい。自分も原因が何かわからない。なんとなく学校に行きたくない。という声たちがありまして、その子が今、何をしたいのかにフォーカスしようと心構えが変わったのです。基本的な部分は変わらず、「一緒になって時間を過ごす」ことは大切にしようと。後付けですが、これを「共育」と呼んでいます。そして、少なくとも学習の場を求めている不登校性もいるので、そんな場になったらいいなと思うようになりました。余談ですが、学習の機会っていたるところに転がってたりするんですよね〜。

『不登校のミカタ』


 こんな感じで、一年目は、たくさんの方々とおしゃべりしました。実は、書ききれていない回もあって残念ですが、また機会があればお伝えします。1年間(厳密には半年間)学びに学んで、このプロジェクトの命名が行われたのです!

「New Normal PJ ~不登校のミカタ~」

そして、

・世間の見方を変える
・不登校生の味方になる
・これからの歩み方を考える

の三本柱も誕生!!まずは、不登校に対するネガティヴな印象、疎外感を取り除かねば。そして、居場所づくりをはじめとして味方として付き合いたい。最後に、不登校を含め、これからの教育、学びの在り方はどんな道を歩むべきなのかを対話して導きたい。不登校ってのは、学校教育に深~く関係があると考えていました。そんな人も多いのでは?確かに、その通り。でも、周りの環境に左右されることってよくあることだと思います。その環境が、偏見の塊だったら?誤解で溢れていたら?
 そう、私は「不登校」って、人の固定概念から生まれたものだと思うんです。教育=学校って思ってるんじゃないですか?特に理由はなくても。それは、(「学校って最高なところ」とは言いすぎだが)学校に行くのが当たり前って思ってるからよね。そんなら、見方を変えて、一緒に歩んで、学びの在り方を考え続ければ、不登校という概念そのものがなくなるのでは、と願っているのです。もし良かったら、ご協力ください!

 1年目の変遷、私自身の見方・考え方の変化を綴ってみたのですが、長い長い。それでは、また!

#高校生
#マイプロジェクト
#マイプロ
#探求
#不登校
#newnormal
#不登校のミカタ
#学び
#学びの在り方
#学校
#人と人

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?