見出し画像

「絵を描くバンドマン」としての私の在り方

こんにちは。画家・イラストレーターのヨシサコツバサ(@283__________)です。

最初の記事で自己紹介をさせて頂いたのですが、私は画家・イラストレーターとは別にバンドマンでもあります。

私は「トラニツバサ」というバンドでギターボーカルと作詞作曲を行っています(編曲はメンバー全員で行います)。私以外のメンバーは正社員で働いていたり会社を動かす立場となって働いているということもあり、県外遠征は基本的に行っていません。ほぼほぼ鹿児島拠点での活動ですね。まだCDもMVも出してないですがこんな感じでやってます。(最近はこのご時世なのであまり動けていませんが、、)

この「音楽活動」の経験を絵描きとしての「創作活動」にどうにかして活かしたいとずっと考えていまして、色々と試行錯誤してきました。ここではその試行錯誤の過程や結果を掘り下げていきたいと思います。

1.「絵を描くバンドマン」として意識していること

私は正直な話、いわゆる楽器オタクとか機材オタクというほど楽器に詳しくないです。でもバンドや楽器をテーマにした絵を描くときに、その絵に描かれている楽器や機材が「実際に楽器を使うことを想定したときに違和感がないか」という点は意識して絵を描くようにしています。

つまり「楽器はきちんと描く」ということですね。

ちょっと前の絵なんですがまあ今見ると細かい点ですが色々と改善の余地ありですね。でも描いた当時から楽器やエフェクター(足元にあるスイッチを押したら音が変わる機械)の配置や繋ぎ方にはこだわった記憶があります。わりと繋ぎ方がおかしい楽器の絵とかたまに見るんですよね・・。笑

繋ぎ方がおかしいとこんな事になりますからね。気をつけてください(私は久々にスタジオに入るとこれよくやってメンバーに怒られます。自戒ですね)

あとよく見るのはギターやベースなどの弦楽器に弦がない絵ですね。私も最初はめんどくさくて弦を描かなかったのですが、とあるイラストのお仕事で楽器を描く際に「弦がない!(笑)」とツッコまれたことがありました。。。笑 その出来事があってから弦はしっかり描くようになりました。

「テレ〇ャスター警察」とかいう言葉を一時期ネットで目にしたのですが、実際に楽器やっている人に「ここおかしくない?!」とツッコまれたらバンドマン絵描きとしての立場がありません。(ドラムや打楽器に関しては私が演奏できないせいかよくその辺りをドラマーにツッコまれたことがあります・・・反省。)こちらに関しても自戒も込めつつこの辺は今後もさらに極めていきたいですね。

2.音楽に関するちょっとニッチなネタを扱う

まあいわゆる「バンドマンあるある」ですね。でもこのネタってだいぶ使い古されたネタだと思うんですよ。そこで音楽をやっている自分だからこそ分かる「ちょっとニッチなネタ」を扱ったりしました。で、そういう題材を扱う時は、「絵」というコンテンツでそれをいかに分かりやすくするかは意識していました。

こんな感じですね。サウンドハウスなんて楽器や機材買う人しか知らないと思いますけどこのお姉さんは使ったことある人は絶対見たことありますよね。(サウンドハウスとは音響機器、楽器、照明機器などが買えるネット通販会社です。物によってはけっこう安く売っているものもあったりする)

あとエフェクターって言われても何?という人も多いと思いますが、こんな感じで分かりやすいかつパッと見でかわいかったりすると良くないですか?これ商品化してみたいな~。関係者の皆様、この記事見てたらどうかよろしくお願い致します!(?)

まとめると、こういうネタをぶち込むときは「パッと見で目を引く、なんか良い」と思わせることは大事かなと思いました。

3.バンドにおける絵を活かした活動

冒頭にも述べた通り、私は「トラニツバサ」というバンドでギターボーカルと作詞作曲を行っています。

このバンドでは逆に「絵の経験」を「バンド活動」に活かしています。まずはこのロゴですね。「トラニツバサ」という言葉がそもそも「強いものをさらに強くする」という意味なのでとにかく強そうな感じにしました。真ん中の3本傷はトラの引っ掻き傷をイメージしています。文字の下部分がちょっと赤いのもポイントです。

画像1

物販ではCDが無い代わりに歌詞カードも兼ねた曲のイメージを絵にしたポストカードも販売しています。裏に歌詞が描いてあります。

画像2


人造人間裏面

今はライブを見てほしいためあえてCDは作っていないというスタンスもあったりするのですが、お客さんに「この曲の歌詞知りたい!」と言われることが増えたので制作に至りました。結構セットで買ってくれるお客さんもいたりします。(ありがとうございます)

今はこのご時世なので、なかなかライブができません。ライブハウス側の方々も苦渋の決断でいろいろな方法を試して営業されていると思います。そこで、私たちが結成当初からお世話になっている鹿児島Speed King(以下スピキン)というライブハウスに向けて「トラの羽募金」というプロジェクトを始めました。

簡単に言うと「ポストカードの売り上げを全てスピキンにお渡しする」というプロジェクトですね。スピキンは現在ライブイベントをほぼほぼ行っていない状況ですが、テイクアウトでオリジナルお弁当やタピオカドリンク(めちゃ美味い)を販売したり、練習スタジオとして営業しています。そこに来たお客さんに買って頂けて少しでも支援できたら、という思いで立ち上げました。第二弾ではスピキンにゆかりのあるバンドさんにも協力して頂き、各バンドのスピキンのライブ写真をそのまま写真にしてポストカードにしました。(いずれも撮影者の方々には許可済みです)

この辺りの経緯に関しては長くなりそうなので、また別の機会にでも詳しく書きたいと思います。

私たちはまだCDも映像もそんなに無いバンドなので、これから色々な可能性がまだたくさんあります。楽しみにしていてください。

4.最後に

とりあえず、私がやっている「絵を描くバンドマン」としての在り方は今のところこんな感じです。とはいえ、このテーマに関してはまだまだ可能性が詰まっていると思います。

私が音楽と絵の両方をやっているからこそ、実現できたこともたくさんあります。このご縁で、先ほどの「トラの羽募金」で紹介した鹿児島Speed Kingでは展示もさせて頂いた事もあります。(2017年)

poster12tenji改

あとはバンドでお世話になった方々から巡りに巡って全くの初対面のバンドのCD内イラスト・ジャケットイラストを描かせて頂いたこともありました。こちらは京都のSATORIというバンドですね。今はもう活動していないみたいなのですが、ティザー映像にも絵が使われているので貼っておきますね。自分が今まで対バンさせて頂いた方の中にもSATORIと面識のある方もいたりしたことが何度かあったりして、打ち上げの時の話題づくりに関しても助けられた部分もありました。バンドで知り合った人が私の絵にも興味をもってくれたりしてくれることもあって嬉しいです。

以前やっていたバンドで対バンしたときに仲良くなった東京のバンドであるunicycle dio は、自身のツアーファイナルイベントに私をライブペイントで呼んでくれました。この時は1週間ぐらい東京に滞在していて、イベント自体が3日間あったので、私が出演した日以外はスタッフで入らせて頂いたりと、たくさんの人に繋げてもらった機会でもありました。

画像5

バンドをきっかけに絵のスキルを活かした話はまだまだたくさんあるのですが、ざっくりとこんな感じです。

今後も「絵を描くバンドマン」としての私の在り方は更に追及していきたいです。あわよくば絵と音楽の境界線を「壊す」というよりはなじませていけたらなと思っています。

最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。



お問い合わせ

イラストに関するお仕事・ご依頼は下記のHPか283.y.tsubasa@gmail.comへお願い致します。HPの「contact」に依頼についての詳しい説明や流れが描いてあるので是非チェックしてみて下さい。

ヨシサコツバサの最新情報は、Twitterで更新中です。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?