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地に足つけた実践を~今年も表彰していただきました~


雑談


今年もまた春がやってきました。季節は毎年移り変わるものだというごく自然なことを、意識的に捉える営みは人間にだけ許された特権なのかもしれません。暖かに感じる春の風は、別れの季節を思い出させます。やっぱり3月はどこかくすぐったく、けれども寂しくも感じる月なのでしょう。今担任する子どもたちと過ごす日も残すところあと数日です。やり残したことがないように1年を終えたいと思います。

論文を書き続けて7年目


以前noteでも書きましたが、教育実践論文を初任者の頃から書き続けています。

僕が勤めている自治体では初任者、2年目、3年目の先生は教育実践論文を書くことが必須になっています。研究テーマを決め、1年を通して実践します。その具体や成果、課題をまとめ、自治体に提出します。4年目からは任意になり、ほとんどの先生は書かない実態がある中で、自分は書き続けられるところまで頑張ろうという思いから取り組んでいます。そして、7年目も無事に提出することができました。

先日届いた表彰通知


僕が勤める自治体では、この時期に実践論文を書いた人に、自治体の管理職級の先生方からコメントをいただきます。また、それと同時に審査を通過し、表彰対象の先生にも通知が届きます。僕は毎年「今年はどうかな」と秘かながらドキドキしています。昨年、ありがたいことに表彰していただいたので、「2年連続は無いかな~」と思っていた矢先に、今年も表彰通知をいただきました。これはとてもありがたいことだと感じています。

大人でもうれしい「表彰」


表彰されることは人生の中で数えるほどしかないと思っています。あいにく僕は学生時代に「表彰」とは無縁の生活を送っていました。けれども大人になってから(といってもこの実践論文や懸賞論文ぐらいですが…。)表彰されることがぽつぽつと出始めました。この大SNS時代の中、教員の中でも現場ではなく、SNSを中心に発信力を集めたり、すごい実践をされたりする先生が表れています。素晴らしいことで、僕もとても参考にさせていただいています。しかし、僕の中ではそういう時代だからこそ、より一層現場の(あるいは教師としてリアルな自分を知る先生の)自分に対する価値というところも大切になると感じます。今回は、その姿が認められた一つの出来事として、うれしい気持ちでいっぱいです。

磨き続けば光り続ける剣


どれだけすばらしい剣も、ほうっておいたら錆びついて、使い物にならなくなります。授業実践も然りで、その時は素晴らしいと評されても、そればかりに依存し、新たな挑戦や知識のアップデート、過去の栄光にすがる心持ちでは、いずれ淘汰されるに違いありません。自分の武器は自分で手入れをし、常に最高の状態にしておく。僕は実践論文を書き続けるだろうし、その時代に合う形に実践をアップデートしながら、常に評される人でありたいと思います。

学び続ける教師


文字通り、学び続ける教師でありたいです。そしてその時代に必要とされる教師でもありたい。常にアンテナを張り、学びの方向性を探りながら、行動し続ける。その一つに僕の継続する実践論文は存在するのです。

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