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月の砂漠で会いましょう

その日はなんだか過剰にムシャクシャしていた。精神的に疲れるし不毛なのでなるべく穏やかに過ごしたいのに。嵐が過ぎ去るのをじっと待ってみても今回はなかなか手強い。

ふと思いついてコラージュ。テーマは設けずただただ切り貼り。さくさくっと1枚目ができて、ほぼ同じ材料を使って2枚目、3枚目も続けざまに。切って、構成あれこれ考えているとワクワクしながらも、そこはとても静か。気づいたらムシャクシャ案件はどこかに去っていた。

別の日にギターの練習をしていたら1時間経っていたのですが、これもとても気持ち良かった。この時もギターの音は鳴っているけど(大変にたどたどしい音・・・)、頭の中はとても静かだった。

夢中になれるものがある、ということ。日々アレコレ考えたり、メディア・SNSからの情報で頭の中ではち切れんばかりのノイズを一度シャットアウトするツール。それは瞑想と同じような境地、なのかも?一般的に「夢中になれるものがあると良い」とはいうけれど、自分の実感を通して納得した瞬間だった。なるほどなぁ。しかしまだまだ奥深い。

コラージュを作っている最中、ふと「月の砂漠」、という言葉が頭に浮かんできた。砂丘に行ったことがなく、いつか行けたら裸足で歩いてみたいと思う。ハチクロの山田さんみたいに。鳥取、まだ行ったこと無いんです。いつかのお楽しみ。


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