今日は幽霊の日

今日は幽霊の日👻なんですよー。
由来は以下の通り。


1825年(文政8年)のこの日、江戸の中村座で四代目・鶴屋南北作『東海道四谷怪談』が初演された。

『東海道四谷怪談』(通称『四谷怪談』)は、四谷左門の娘・お岩が、夫・民谷伊右衛門に毒殺され、幽霊となって復讐を果たすという話で、江戸の町に実際に起こった事件をモデルにしている。怪談の定番とされ、鶴屋南北の歌舞伎や三遊亭圓朝の落語が有名であり、また映画化もされていて、様々なバージョンが存在する。

ウィキペディアより

四谷怪談と言えば古典的な今でいう「怖い話」ですが何で日本画に描かれている幽霊って美人さんなんでしょうね?
あ、もしかして美人な人しかなれない掟とかあったり?
冗談は横に置いておいて、海外のゾンビや幽霊って足があるのになぜ日本の幽霊に足がない理由も調べてみました。

海外と日本のホラーを比較した時、海外のゾンビなどには足があるが、日本の幽霊には足がないのが特徴である。
足がない幽霊の絵を描いたのは、江戸時代に活躍した京の天才絵師・円山応挙(まるやま おうきょ、1733~1795年)であるという有名な説がある。

反魂香(はんごんこう)という焚くとその煙の中に死んだ者の姿が現れるという伝説上のお香がある。これはもとは中国の故事にあるもので、反魂香の煙に隠れて足のない幽霊が描かれたという話がある。「応挙の幽霊」「反魂香」は古典落語の演目の一つにもなっている。

また、応挙が描いたとする別の説では、夢枕に亡き妻が出てきて、その霊には足がなく、まるで宙に浮かんでいるようだったという話や、夢枕に出てきた霊をその場で急いで描いたところ、間に合わずに足のない幽霊になったという話もある。

このように応挙が描いた足のない幽霊画が広まったことで、日本の幽霊には足がなくなったとされる。ただし、応挙が生まれる60年前には足のない幽霊が描かれており、この応挙説は俗説あるいは不正確な説との指摘もある。

ウィキペディア

つまり、諸説はありますが、幽霊を見たという人の証言である「宙に浮いているようだった。」という証言と円山応挙さんという絵師さんのイメージから我々日本人の幽霊のイメージが固まってしまったということの様です。

ですが、近年の幽霊には足がありますよね。
例えば「リング」貞子とか「呪怨」の伽倻子とか。
彼女たちちゃんと足があってほふく前進で追い詰めてきますし、なにより、手も長かったりしますよね。
不思議ですね…。

古典ホラーといえば「皿屋敷」も有名な幽霊の一つですよね。
知らない人のためにもあらすじをご紹介。

皿屋敷(さらやしき)は、お菊の亡霊が井戸で夜な夜な「いちまーい、にまーい... 」と皿を数える情景が周知となっている怪談話の総称。

播州姫路が舞台の『播州皿屋敷』(ばんしゅう-)、江戸番町が舞台の『番町皿屋敷』(ばんちょう-、ばんまち-)が広く知られる。

日本各地にその#類話がみられ、出雲国松江の皿屋敷、土佐国幡多郡の皿屋敷、さらに尼崎を舞台とした(皿ではなく針にまつわる)異聞(『尼崎お菊伝説』[1])が江戸時代に記録される。

江戸時代、歌舞伎、浄瑠璃、講談等の題材となった。明治には、数々の手によって怪談として発表されている。大正、岡本綺堂の#戯曲『番町皿屋敷』は、恋愛悲劇として仕立て直したものである。

古い原型に、播州を舞台とする話が室町末期の『竹叟夜話』にあるが、皿ではなく盃の話であり、一般通念の皿屋敷とは様々な点で異なる。皿や井戸が関わる怨み話としては、18世紀の初頭頃から、江戸の牛込御門あたりを背景にした話が散見される。1720年、大阪で歌舞伎の演目とされたことが知られ、そして1741年に浄瑠璃『播州皿屋敷』が上演され、お菊と云う名、皿にまつわる処罰、井筒の関わりなど、一般に知られる皿屋敷の要素を備えた物語が成立する。1758年に講釈師の馬場文耕が『弁疑録』において、江戸の牛込御門内の番町を舞台に書き換え、これが講談ものの「番町皿屋敷」の礎石となっている。

江戸の番町皿屋敷は、天樹院(千姫)の屋敷跡に住居を構えた火付盗賊改青山主膳(架空の人物)の話として定番化される。よって時代は17世紀中葉以降の設定である。

一方、播州ものでは、戦国時代の事件としている。姫路市の十二所神社内のお菊神社は、江戸中期の浄瑠璃に言及があって、その頃までには祀られているが、戦国時代までは遡れないと考察される[2][3]。お菊虫については、播州で1795年におこった虫(アゲハチョウの蛹)の大発生がお菊の祟りであるという巷間の俗説で、これもお菊伝説に継ぎ足された部分である。
ウィキペディア

調べたところ、「いちまーい、にまーい…」と皿を割って数えるのは共通シーンですがお芝居によってはお菊さんが井戸に沈められた理由が違ってたりするので聞き比べしてみたりするのも面白いかも知れませんよ。
私は日本昔ばなしだったかな?で古典の先生がこの時期の特別授業として四谷怪談と一緒に見ましたね。
今日はここまで
みなさんもこの時期に納涼として怖い話を見ましょう!
ではまたねー

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