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一期一会といいますか

先日、次男の友人とその親御さん数組をお招きして、ウチの畑に作った芝生広場で遊ぼうという行事をする事になりまして、小1の次男と共に芝生や周辺の草刈り掃除を行いました。

その際次男に
「畑全体は広いからどこをキレイにするか考えよう」
「何して遊ぶ予定なの?」
「それはどこを使うの?」
「じゃあそこをまずはキレイにしようか」
と、お友達と実際に遊んでいる場面を想像しながら作業する事が出来、小1の次男も【面倒臭い掃除】から【楽しい明日の準備】へと考え方を改めてくれたようで、割と嬉々として作業を手伝ってくれました。

相手の事を想像し、おもてなしする心というのは、特段日本の「オ・モ・テ・ナ・シ」が特別という訳ではなく、世界に共通する心の持ちようであり、経営者として、ゼロからではなく今あるモノに何かを積み増していく立場になるとしたら、とても重要な考えだなと私は思うので、子供達には意識的に伝えるようにしています。

一期一会という言葉がありますが、おもてなしの心は、この一期一会の中に含まれるひとつの考え方になると感じていて、次男も、これから人の生き死にに関して何かを思う機会が増えるに従って、これら2つの概念が上手く融合してくれると嬉しいです。

一期一会には出会いを大切にするという事は勿論ですが、家族、友人、社員など、全ての縁に覚悟を持つという側面があると思っていて、腹を据えて、一切の打算を持たない個の状態で目の前の人物と対峙できるよう準備しておく事が大事なのかなと感じています。

さて、結局当日に雨が降り、お友達を呼ぶ会は中止となり次男は不満げでしたが「お友達の事を思って準備している時間は楽しかっんだからチャラでしょ?」と諭した時の、分からないような、納得のいかないような表情……

一期一会の入口に立つのは、どうやらまだ時期尚早のようです。


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