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「おまえは黙ってヌいてろ」ー垂れ流すのではなく、書く筋トレとしてのSNS

#紗倉まな #SNS #短文 #文章の書き方 #インターネット

落合陽一×紗倉まな「『おまえは黙って抜いてろ』発言の真意」


 「肉便器は黙って脱いでろ」ってクソリプに、「おまえは黙って抜いてろ」と返した紗倉まなさん。なんてナイスな韻を踏んだ返しをなさったのでしょう。
 相当読んで書いてをしてないと、こんな返しはできません。

 SNSが特にTwitterがウソかホントか怪しげな情報のたまり場になって久しいです。世間で何か起こると一斉にポジショントークが始まり「叩いてOK」サインを見逃さずに貧しいボキャブラリーでざわつく。
 そんなヤカラに「おまえは黙って抜いてろ」なんて、教養のある返しは絶対にできない。

 紗倉まなさん、物書きもしてらっしゃいます。
 体調を崩した時にひたすらガラケーに文字を書いたことがきっかけで、これは使えるかもしれないと考えた紗倉まなさん。

ソフトオンデマンドの高橋がなりさんに相談したら
「それなら“書く筋トレ”をしてコラムのひとつでも持てるようになれよ」と
アドバイスをいただきました。

 「SNSなら無料で書く筋トレができる」と、Twitterにひたすら書いて本格的に物書きになられたという経歴をお持ちです。Twitterを書く筋トレの道具にするセンス。文章を書くためには、絶対に書く力が必要です。
 書く力をつけるためには、ひたすら書いていく。自分のこと、読んだ本のこと、見た映画のこと、自分の考えなどなど。

 書くためのトレーニング中は、承認欲求を満たすことやフォロワーを増やすことをお考えでなかったでしょう。書く力をつけるために必要なのは、いいねやリツイートの数ではなく第三者からの添削や感想。
 Twitterも賢く使えば十分書く訓練の場所になるのです。140字で何を言いたいのか、自分の考えや言いたいことをまとめるにはいいツールです。

 だけどツールの使い方を知らない・間違えている人たちが、ツイッタランドで自分の承認欲求を垂れ流し・他人からまた聞きしたデマゴーグを書き散らかし・やらかした著名人を一斉に叩く。
 何かを考える場所ではなく、情報を得る場所でもなく、ただ自分が時代の流れに乗り遅れてないか確認するために、他人の言葉で同じことをつぶやく。

 自由に他人や時代を気にせずにつぶやけるはずのインターネットが、「みんなと同じでないと叩かれる」という理由でツイートするにも気を使う。まるで実生活で他人に気を使うように、匿名社会でも気を使う。
 それでも孤独になれない人たちが、つながりたいためだけに同じ意見をつぶやき同じ人を叩く。

 無料で手軽に使えるSNS、使い方は人それぞれ。でも紗倉まなさんのように書く筋トレの道具として使いこなすSNSユーザーはほとんどいない。
 自分の頭の悪さと情弱と承認欲求を垂れ流す輩がただひたすら同調するために、孤独になれないためにつぶやく場所になっている。

 本来なら使い方が自由で世界を広げる場所なのに、同調圧力や炎上を恐れて世界が狭くなるのが今のSNSとインターネット。
 SNSは、使い方ひとつで文章を書くトレーニングになるのを知ってる人は少ない。

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