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味わい深い選択・ドイツで育つベジタリアンライフ

ベジタリアン文化は、ドイツにおいて確かな存在感を放っている。レストランを訪れると、必ずベジタリアン向けのメニューが用意されている。ベジタリアン専門の飲食店も珍しくない。スーパーに足を踏み入れれば、ベジタリアン向けのコーナーが目を引き、様々な製品が並ぶ。


私の勤務先では、レストランが併設されており、キッチンのスタッフがまかないを作る。
日本ではありえない、普通のまかないとベジタリアン向けまかないを、当たり前のように2種類用意する。

ベジタリアンになる理由は多岐にわたり、動物保護、健康、気候変動などが挙げられる。
しかし、私が驚いたのは、ファッションのためにベジタリアンになる人もいるということだ。一部のドイツ人にとっては、「ベジタリアン」という言葉が何かしらの意識高さやカッコよさを連想させるようだ。


そして、数字も物語っていて、ベジタリアンの数は年々増加傾向にあり、2023年時点で812万に上った。これは、ベジタリアンのライフスタイルが社会的に受け入れられ、広く浸透している証しと言えるだろう。

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