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日本との対比・ドイツの仕事文化に見る「楽しむことの重要性」

仕事が嫌いだ。この感覚は日本にいても同じだった。職場に向かう電車の中で「労働はいやだ⋯」「宝くじあたらないかな⋯」と弱音を吐く毎日。あくまで生きていくお金を稼ぐ為に働いていた。


そんな精神性だったので、ドイツに来て驚いた事の一つが「楽しんだ?」だった。
ドイツにはProbetag、もしくはProbezeitと呼ばれる試用期間がある。
期間の長さは職種によって違うだろうけど、私の場合、とりあえず半日実際現場で働いて、その動きで採用するかしないか決める流れとなった。


そしてこのProbetagの終わりに必ず聞かれたのが「楽しんだ?」の質問だった。
この質問の中に彼らの仕事に対する価値観が凝縮されているような気がした。
日本だったら「どうだった?」と間口の広い質問をしてきそうな気がするけど、こちらでは仕事は〝楽しいか〟〝楽しくないか〟の2択。


その仕事に対する考えは私の中になくていまだに印象深く覚えている。
ちなみにドイツ人旦那が数日後に初出勤を控えていて心境を聞かれた時「エキサイトしてるよ」と答えていて、それにもやっぱり衝撃的だった。

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