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ドイツで乗車券検査員に捕まった話

ドイツの鉄道では改札がない。
簡単にキセルが出来てしまう環境のため、検査員が抜き打ちチェックで時々乗り込んで来る。


これまで3回捕まった。
定期が入っている財布を家に忘れた時に限って奴らはやって来る。

今回はチケットを持っていない状態で検査員に見つかったらどうなるか、以下に書く。


無賃乗車がバレると次の駅で降りるように指示され、身分証の提示を求められる。

これは3回目の話になるけど、全部財布の中に入っていて、その財布を忘れたんだからないと言うと、家人がいるならその人に電話して今すぐ写真を送ってもらうように言われた。
運良く旦那が在宅中だったので身分証提示。

その後は、乗車した駅と降りる駅を尋ねられ、その範囲内で有効な暫定チケットが印刷された。



そして、もちろん罰金が発生する。
1回目は一緒にいた夫が支払いを代行してくれたが、現金払いのみだった。もう5年前の話なので今はカード払いもいけるのかもしれない。
2回目は満額60ユーロの支払い命令。
3回目は私が見習い学生の身ということで減額された。(いくらか忘れた)

2回目と3回目の時は、その場で支払えるお金がなかったため、1週間以内に特定の駅のカスタマーサービスでの支払い命令を受けた。

ざっとこんな感じ。
しかしこれはあくまで一例。
海外お得意の、対応した人間によって回答が異なるパターンなので全部が全部上記のようなことになるとは限らない。


今までめんどくさい目に遭っていたが、例え財布を忘れても、鉄道会社の公式アプリをダウンロードしておけばそこからチケット購入が出来ることを知って、それ以降は煩わしい思いをすることもなくなった。


あとここからは余談。
どうやら検査員を装った詐欺師がいるみたい。
以前、電車に乗り込んで来た検査員が、プライベートで乗っていた他の検査員に出くわした場面を見たことがある。
プライベート検査員が自分のID番号かなにかを言って身分証を見せた後、乗り込んで来た検査員にも同じことを求めていた。
このようなことから検査員を騙り『罰金』という名目で金を巻き上げる詐欺師がいるんだと思う。

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