動物と暮らす。Vol.76 パンダは守られるべきなのか?
こんにちは。
perromart.jp 獣医師スタッフの原 駿太朗です。
さて、なかなか尖ったタイトルですので誤解をなるべく生まない様にまずは私の気持ちと意見から述べておきますね。
パンダが何百年先も地球で暮らしていられるようにしたい!です!
ふぅ…。
では、ごりごりパンダ擁護派の意見のくせになぜタイトルのようなことを考えているのか?
それは以前、友達とこんな話をしたからです。
パンダ(ジャイアントパンダ)は現在、世界に1,800頭ほどしかいないようです。
(こちらの記事が非常に詳しくパンダについてまとめられていました。)
野生のパンダは開発や乱獲などの影響もあり、どんどんその個体数を減らしています。
一方で保護活動などもとても熱心に行われている動物種でもあります。
動物園などでも積極的に繁殖活動などが行われていますが
こういった保護はいったい誰のためなのか? という話になったのです。
私は最初「もちろんパンダのためだろ。」と言いました。
すると友人はパンダを守る理由はなんだ?と聞き返してきました。
私は主に2つの理由を挙げました。
すると友人はこのように返してきました。
人間が自分達の都合で開発を進めたことで消えていったもしくは消えようとしている動物はパンダだけじゃないか。
そんな中でなぜパンダだけが減っていて危ないとなり、ここまで保護の取り組みがされるのか?
それこそ人間目線で可愛いとか動物園からしたら見にきてきてくれる人が多いとかそういう人間都合なのではないか?
その時、私は
「う、うーーん、確かに。」と思ってしまいました。
友人も決してじゃあパンダを保護活動そのものを否定しているわけではないのですが、
動物種によって勝手に人間が重みづけして守る守らないを決めていること自体が人間のエゴで、動物のためと言いつつも人間のためじゃないか?という主張でした。
人間が行う活動なので、人間主体であることもある意味では正しいと思いますし、考えてばかりよりは実行することが重要だとは理解もできます。
でも、できるならこの友人の意見に対して納得のいく論理を考えた上で迷いなく保護活動などにも参加していきたい…。
最近はそんな小難しく考えてしまい、悶々としています。
こういった活動や流れに対してなにかご意見や違った考え方があればぜひ、教えていただけると嬉しいです。
可能ならもっと地球目線で、特定の種族の利益を考えずに公平に、地球がより長く生物が住める環境を維持できるための活動を考え、実行していきたい。と思っています。
最後までお読みくださりありがとうございました。それではまた次回。
(最近、次来るの来週じゃないじゃん。とツッコミを受けてしまったのでちょと変更。笑)
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