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動物と暮らす

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普段は動物と暮らす家族の1人として。 仕事では動物の生活をより快適にするためのフードやアイテムの開発者として。 またある時は現役の臨床獣医師として。 様々な立場から動物と人との…
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#獣医師

動物と暮らす。Vol.78 今年の目標

こんにちは。 perromart.jp 獣医師スタッフの原 駿太朗です。 今回はnoteでこんな企画をやっていたので乗っかってみて今年の目標を紹介したいと思います。 (すでに2月なんですが。笑) 今年私がチャレンジしてみたいと思っているのはズバリ「動画編集」 動物病院でひたすら治療のことだけを勉強していた生活から今の職業になり、早3年が経ちます。 この仕事になって一番難しいなぁと感じたのが、自信ある商品を作ったとしてもその魅力を皆さんに知ってもらうこと、あるいは興味を

動物と暮らす。Vol.72 ドライフードは”国産”であるべきなのか

こんにちは。 perromart.jp 獣医師スタッフの原 駿太朗です。 ドライフードなどを選ぶ基準でよく耳にするのが「国産だから」というもの。 かくいう私も食品を買うは気がつくと産地を気にしていて、それが日本だと安心していたり…。 ただ、この「国産」というキーワードは果たしてドライフードにおいて”良い”と言えるのでしょうか? 結論としては私はドライフードに関してはそんなことはない。と思っています。 今日はそんなペットフード作りの裏側について少し私見を話したいと思い

動物と暮らす。Vol.71 全国放送に出てしましました…!

こんにちは。 perromart.jp 獣医師スタッフの原 駿太朗です。 タイトルにある通りなのですが、実は獣医師としてテレビでコメント出演をしました! 猫のあくびの専門家、という訳では決してないのですが(笑) いち臨床医として動物の行動の原因について考えられることをお話しさせていただきました。 放送後の反響が想像以上で、「おぉ!!めちゃ久しぶり!」なんて友達から急にテレビにお前が出てきたんだけど。と連絡がきたりもして驚いております。 技術面も知識面もまだまだ未熟です

動物と暮らす。Vol.68 伝える難しさ

こんにちは。 perromart.jp 獣医師スタッフの原 駿太朗です。 ここ最近、有難いことに色々なメディアに出させていただく機会がありました。 自分なりに一生懸命伝えたつもりですが、出来上がりをみると反省することばかり…。 声が聞きづらいなぁ、とか 言いたいことがごっちゃごちゃになっちゃってるなぁとか…。 (もしよければ、見てみてやってください。笑) Youtubeに限らず、実際のイベントなどの場面でも伝えることの難しさをいつも感じます。 こういったメディアに普段

動物と暮らす。Vol.63 慢性疾患は難しい。

こんにちは。 perromart.jp 獣医師スタッフの原 駿太朗です。 私は今でも週末は動物病院で診察を行なっています。 病院の中には数頭の保護猫が貰い手を探すために常時預かりで暮らしています。 その中に「ブリュレ」という猫がいます。 彼女は病院に来た頃からずーっと慢性的な下痢に悩んでいました。 カルテを振り返ってみると数々の獣医師たちがブリュレの慢性下痢に立ち向かってはなかなか改善せず、崩れ去っていた過去が…。 「よし、ならば我こそが!」と立ち上がり治療を開始

動物と暮らす。 Vol.58

こんにちは。 perromart.jp 獣医師スタッフの原 駿太朗です。 前回の記事で偉そうに保護団体のあるべき姿とは!なんて偉そうなことについて好き勝手話をさせてもらっていました。 とはいえ、夢物語を語るのはいいけど、じゃあお前はすでに何かやってるのか?と公開してから自責に駆られた。 夢を実現させるために、夢を語ると同じくらい重要なのは自分自身が小さくても実際に行動に起こすこと。勝手に反省をした先週。笑 善は急げです。 さっそく「TNRに参加する」という形で貢献をし

動物と暮らす。 Vol.51

こんにちは。 perromart.jp 獣医師スタッフの原 駿太朗です。 今、noteでは「#買ってよかったもの」という特集をやっています。 そこで今回は動物と暮らしている私が買ってよかったものを紹介しようと思います。 タイトルの画像にも使っていますが、私の買ってよかったものは間違いなく「ロボット掃除機」 これは革命的でした。 ペットと暮らしていると嫌でも出てくるのが 「ペットの毛の処理どうする問題」 フローリングには掃除をしてもしても毛が落ちています。 さらに猫

動物と暮らす。 Vol.49

こんにちは。 perromart.jp 獣医師スタッフの原 駿太朗です。 サッカーすごかったですね! 最後まで諦めない姿勢、そして超強豪国相手に勝利をもぎ取ったその姿に思わず涙が出ていました。 それは彼らのようになりたいと心の底から思ったからです。 もちろんサッカー選手として、ではなく人間としてです。笑 個人的に特に、彼らを尊敬している部分があります それは”自分を信じて継続するメンタル”です。 前のコスタリカ戦でまさかの敗戦。 ドイツ撃破後で浮かれていた世論は手の

動物と暮らす。 Vol.45

こんにちは。 perromart.jp 獣医師スタッフの原 駿太朗です。 犬や猫を飼い始めたきっかけとしてよく聞くものに 「子供が生まれたタイミングで。」というものがあります。 子供と一緒に育ってくれる良きパートナーとなってくれることを祈って家族に迎え入れる。ということなのだと思いますが、これは科学的にもメリットがあることなのでしょうか?少し調べてみたいと思います。 ①アレルギーや喘息などの発生リスクの低下 犬や猫と暮らすと家の中がどちらかと言うと「清潔ではない」状態

動物と暮らす。 Vol.44

こんにちは。 perromart.jp 獣医師スタッフの原 駿太朗です。 我が家のワンニャンは全員いわゆる”雑種”と呼ばれる種類です。 少しオシャレにいうとミックスというやつです。 最近では初診カルテの犬種の欄に”マルプー”とか”チワックス”なんて表記をよく見かける様になりました。 マルチーズxプードル、チワワxダックスなんだなぁというのはすぐに分かるのですが、これは「犬種」と呼んでいいのでしょうか…? 「犬種」ってそもそもなんだ…? ということで今日は「犬種」「猫

動物と暮らす。 Vol.43

こんにちは。 perromart.jp 獣医師スタッフの原 駿太朗です。 この言葉は自分が尊敬する先輩から言われた言葉なのですが、今のような働き方を選んだきっかけにもなった言葉です。 私はもともと週5日動物病院に勤務する一般的な勤務医でした。 ですが今は、臨床をやり続けるための決断として臨床の頻度を土曜日のみの週1回にさせてもらっています。 「週1回だけでちゃんと診察できるの?」 「週1回しか病院にいないのに医療として成り立つの?」 と聞かれることもよくあります。

動物と暮らす。 Vol.40

こんにちは。 perromart.jp 獣医師スタッフの原 駿太朗です。 先日、友人たちと恋バナで盛り上がっていた時にこんなセリフが飛び出しました。 自分が言語化できるくらいはっきりと嫌な所が分かっているのにも関わらずにその相手と一緒にいることを選んでいるのは本当に好きな証拠である。 というのです。 確かに…。 なので今週は、あえて 「生まれてこの方、周りに犬猫がいなかったことのない獣医師の私」が、 ペットと暮らすべき”でない”理由をあげてみようと思います。 ①

動物と暮らす。 Vol.29

こんにちは。 perromart.jp 獣医師スタッフの原 駿太朗です。 今週は少し前から何回かに分けて考察してきました、「ペットとの避難方法」についてです。 今回で、いったん最後のトピックになります。 ポイント③避難所ではどう過ごせばいい? 避難所ではたくさんの人がそれぞれにスペースを共有しながら過ごすことになります。 当然、動物が苦手な方、アレルギーがある方などもいらっしゃるはずです。 そんな中で一緒に過ごしていくためにはその方達に不快感を与えない過ごし方を考え

動物と暮らす。 Vol.27

こんにちは。 perromart.jp 獣医師スタッフの原 駿太朗です。 先週はnoteを更新できず、すみませんでした。 実は東京ビックサイトで行われていた「第11回インターペット」にperromart.jpは参加しておりました! 全国から有名なあのブランドから初めて見かける面白い商品までたくさんの商品が集まってくるこのイベント。 昨年は1イベントの参加者でしたが、今回はなんと初めて出展者としてブースを出させてもらうことができたんです! (うちの会社の名前は実は「25