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マクドナルドの、『人に任せる力。』
今日のテーマは「人に任せる事」についてです。
「人に手伝いをしてもらったり、仕事を任せることが苦手」という方に、役立つ内容かと思います。
文字数が2960文字、過去最高の文字数になってしまいました・・・。
お時間のある際に、お読みください。
今回の記事も、『実家快適化プロジェクト』という私が取り組んでいる企画の内容となります。
それでは、本編スタートです!
人に任せることが苦手な理由3選
私は人に任せる事が苦手です。
自分の仕事は、なんでもかんでも、自分で取り組みたいと思ってしまいます。
どうして私は、人に任せる事が苦手なんだろう・・・。
せっかくなので、この機会に考えてみました。
その結果、
1.やってもらう事が、申し訳ない。
2.何を任せればよいのか、わからない。
3.誰に任せればよいのか、わからない。
という理由が浮上しました。
セルフサービスという、文化。
ここで、少し視点を変えて考えてみたいと思います。
私が、人に任されている事ってなんだろう。
そこで思い立ったのが、”セルフサービス”。
飲食店で特によく見かける言葉です。
・「お水はセルフサービスとなっております。」という店員さんのセリフ。
・「食後のトレーは、こちらにご返却ください」という文言。
私は、行きつけのカフェで、なんの疑問も抱かず、言われた通りにお水を取り、書かれている通りに食後のトレーを片づけます。
先ほど挙げた、『私が人に任せることが苦手な理由3選』。
このカフェに照らし合わせてみると・・・
1.やってもらうことが、当たり前。
(自分で水を注ぐのは、当たり前。片づけるのも、当たり前。)
2. 何を任せればよいのか、わかっている。
(トレーはこちら。お水はこちら。だから、自分でやれ。)
3.誰に任せればよいのか、わかっている。
(客に任せる。やれ。)
つまり、このカフェは、人に任せることが得意だと言えます・・・。
「このカフェと、私では、一体なにが違うんだろう。」
マクドナルドに見る、セルフサービスの作り方。
カフェと私との違いを考えていて、思い出した映画が『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』。
マクドナルド創業秘話が描かれた、人によって好き嫌いの分かれる映画。
私は、大好きです!!!
この映画の序盤では、マクドナルドが繁盛した理由が描かれています。
それは、高品質なハンバーガーを、圧倒的速さで提供できた事でした。
車で待っているだけで、食べ物を受け取ることが出来るドライブスルー。
当時のドライブスルーは、現在のものとは異なった様です。
お客さんは、駐車場でウェイトレスを待つ。
ローラースケートを履いたウェイトレスが、オーダー・支払い・フード提供などを行う。
これが当時の常識だったようです。
主人公のレイが、車内で散々待たされた挙句、オーダーしたものとは違ったフードが提供された事にイラつくというシーンがありました。
こういう事が日常茶飯事であったハンバーガーレストラン。
そんな中、マクドナルドは、それまでのレストランとは一線を画す方法で商品を提供しました。
それは、商品オーダー後、30秒で提供することができる方法です。
(詳しくは、映画をごらんあれ!)
また、ウェイトレスを使わず、お客さん自らレジに並び、支払いやフードの受取りを行うという、今では一般的なスタイルを確立しました。
このシステムを導入した当初は、革新的すぎて、お客さんから「理解できない」というようなクレームの嵐でした。
ですが、「美味しいハンバーガーを、スピーディーに受け取ることができる」というメリットがお客さんに浸透してからは、大繁盛。
①”メリット”が、人を動かす。
車内でウェイトレスを待ち続ける事より、自分で注文した方が早いんですから、お腹が空いたお客さんにとって、スピーディで正確な対応をしてくれるマクドナルドは頼れる存在だったと思います。
そう考えると、先ほどの例で取り上げた『お水のセルフサービス』は、
喉が渇いた人が、店員さんのタイミングを気にせず、好きなタイミングでお水を得られるから、成立するスタイルであることが分かります。
② ”ありがとう”が、人を動かす。
二つ目の例として挙げた『食後のトレー返却』はどうでしょう。
トレーを返却するメリットが、お客さんにあるのでしょうか。
私が通うカフェは、トレーを返却すると、店員さんから
「ありがとうございます。」
と一言いってもらえます。
この言葉を聞いて、店員さんを手伝った喜びみたいな気持ちがあるのかもしれません。
人の役に立つ事で得られる感情を自己有用感と言うそうです。
人の役に立つと嬉しい気持ちになることは、様々な場面でありますもんね。
仕事でのやりがいだったり、家族の面倒、ボランティア活動などでも得られる感情です。
私が、ばあちゃんや母さんのサポートをしようと思えるのは、自己有用感からです。
③”習慣”が、人を動かす。
しかし、現代のマクドナルドでは、食後のトレーを片づけても、誰にも感謝されません。
でも私は、片づける事を当たり前だと思っています。
どうして当たり前だと思ってしまうのか。
それは多分、親からの教育です。
幼少期、家族でマクドナルドに行く事がよくありました。
ハッピーセットを注文してもらい、一通り楽しい時間を過ごしまして、
帰り際、母さんは必ずトレーを返却していました。
こどもは親の行動に憧れるものです。
私も母さんにお願いし、トレーを片づけさせてもらっていました。
これが習慣化された、という訳です。
習慣に、+1。
映画『ファウンダー』で描かれているマクドナルドが、現代のマクドナルドになるまでの、どこかのタイミングで、『トレーを片づける』という新習慣が生まれたわけです。
一体どのようにして、その習慣は、習慣として私たちに浸透していったのでしょうか。
あくまで私の推測ですが、
トレー片付け習慣は、『ゴミをくずかごに捨てる。』という習慣に紐づけされたものではないかと思います。
映画『ファウンダー』で、ハンバーガーをナイフやフォークを使わず、紙で包んで食べる事を、マクドナルドが発明したとしています。
食べ終わったあとのゴミは、近くのゴミ箱に捨てる。
そして、現代のマクドナルドでは、トレー置き場はゴミ箱の上に設置してあります。
ドライブスルー専用だったマクドナルドに、店内飲食というスタイルが導入されたときに
『くずかごに、ゴミを捨てる。』→『ゴミを捨てた後のトレーを置く。』
という様にして、習慣化されていったのではないかと考えました。
自分にしか、出来ないこと。
ここまでの話をまとめたいと思います。
人に作業を任せるために必要なこと。それは、
① その人へのメリット
② その人が「役に立って良かった」と思える感情
③ その人の習慣への紐づけ
この3つの内のどれがに当てはめることが大切であることが分かりました。
この3つに追加して、自分にしかできない事は何かを考える事が欠かせません。
本記事の執筆を通して、
『人に任せる事が出来るのは何か』
という事を全然考えてこなかったことに気が付きました。
ですので、日曜日のCHECKフェーズ(立てた計画と実際の行動を比較する時間)に、
「自分以外でも出来ることは何か。」
という問いを立て、考えていきたいと思います。
本日の記事は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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