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インスピレーション

私は考えることが好きだ。授業など、わりと自由度高くアイデアを出せるものを考えるられることは特に。
また、同じくらい、人のアイデアを見ることも好きだ。
「CAMPFIRE」とか、沢山の人の秀逸なアイデアで溢れていて見ていてワクワクするし、そこからインスピレーションをもらえることもある。

最近、「これはすごい・・・」と思ったものがある。

2023グッドデザイン大賞「53間(けん)の縁側」
地域の人たちが気軽に立ち寄ることができる縁側のような老人デイサービス。高齢者や子供、地域住民の誰にとっても居場所であり、困ったときに助け会える福祉の地域拠点。

1.制度に頼るのではなく、地域で助け合う共生型デイサービス。
2.カフェや寺子屋、デイサービス、公衆浴場といった様々な人々が行き交う 
 「まち」のような建築
3.様々なアクセスのある地域と施設をつなぐ縁側。みんなで過ごす地域の縁
   側。誰もが佇める一人一人の縁側。

閉鎖的な空間で、同質な人との関わりを強制させられることに課題感を持ち、安心でオープンな場作り。72mの縁側でガラス張り。その前には庭があって、地域の人が自由に入れる。子ども達が鬼ごっこしてたりするのを老人が縁側とか家の中から眺めている。
https://ykdw.org/works/long-house-with-an-engawa/
庭の池や生け垣は地域の人とともに作り上げた。

https://ykdw.org/works/long-house-with-an-engawa/

素敵な建物のデザインに惹かれたのはもちろん、「地域の人たちが気軽に立ち寄ることができる縁側のような老人デイサービス」というビジョンに向け場をデザインし尽くされているところに感嘆した。

ターゲットである地域の人たちを、造り手として巻き込み、過程を共有した共犯者を増やしていく。
カフェや寺子屋、公衆浴場など、様々な施設を併設することで、ターゲットが立ち寄りやすかったり、自然と立ち寄ってしまったりするようなデザインにする。
他にも沢山の工夫が・・・

これは単元デザインにも生かせそうだ。ワクワクしてきた。

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