第98回箱根駅伝振り返り1区
・人選
他の区間の予定だった情報が確認されている選手は藤木(復路予定)、小野、平(不明)です。
帝京は2区を走った中村、順大は三浦が1区の予定だったそうです。
橋本、野村が2区予定だったのが不調や故障で2区を回避した影響でしょうか。
1区経験者は藤木、児玉、井川、栗原の4人。
全日本1区は吉居、志貴、小野、内田、手嶋、平の6人です。
・レース
最初の最初はスローでした。
300mを過ぎて吉居と手嶋が引っ張り出してペースが上がり始めました。
1㎞2:50-2:55/5:45-2:50/8:35-2:48/11:23-2:42で5km14:07?と進み集団が縦長になっていきます。
5.6㎞過ぎ、吉居が1人抜け出し単独トップに立ち、後ろは大集団に。
7㎞前でその集団から栗原が遅れ出します。
吉居のラップは2:45/16:52-2:50/19:42-2:48/22:30-2:42/25:12-2:47で10㎞27:58。
佐藤悠基の10㎞通過が28:18ですから20秒ほど上回ってます。
新八ツ山橋では吉居と2位集団の差は17秒。
栗原は34秒差つきます。
10㎞を前にして清野と平と高津が集団から遅れ出します。
2位集団の10㎞は28:29、平の10㎞が28:41。
10㎞以降の吉居は2:45/30:43-2:47/33:30-2:49/36:19-2:48/39:07-2:52で15㎞42:00。
2位集団の10㎞以降は2:54/31:23-2:56/34:19と2:50秒前半で推移していきます。
蒲田では表のとおりです。
16㎞過ぎて学生連合の中山がペースを上げ集団がちぎれ葛西、井川、小榑が遅れ出します。
木山、巻田も遅れて六郷橋へ。
15㎞以降の吉居は2:53/44:53-2:54/47:47-2:58/50:45-2:53/53:38で20㎞通過は56:30台でした。
2位集団からは唐沢が飛び出し市村、木村、志貴と2位争いを繰り広げます。
吉居は結局区間新、2位には唐沢が入りました。
以下の結果は表のとおりです。
・結果を見て雑感
今回の1区は全日本1区だった選手が結果を残せた1区だったように思います。
全日本1区は今は9.5㎞と一番短く箱根1区とは互換性が微妙でしたが今回ははまりましたね。
栗原は内臓疲労があったようで1区のスピードに対応できるのが栗原しかいなかったのかもしれません。
平は故障明けだったそうですし、7㎞手前で足を引っかけられてるシーンがありました。
そこが影響したのかもしれません。
市村は出雲1区で振るわなかったですが、強行采配が功を奏しました。
木村は予選会欠場など苦労した1年でしたが反撃の結果でした。
吉居は12月の日体大記録会でも余裕を持って28:03だった勢いそのままの結果でした。
志貴は16㎞で腹痛が来たそうです。それで5位ですから強いですね。
大学記録は中央1:02:00/町澤大雅→1:00:40/吉居大和、駒沢1:01:36中村匠吾→1:01:19唐沢拓海
専修1:02:46湯浅龍雄&五ヶ谷宏司→1:01:24木村暁仁、日本薬科1:01:41中山雄太
東京国際1:02:50タイタスモグス→1:01:49山谷昌也、法政1:02:39徳本一善→1:01:58内田隼太
国士舘1:02:54住吉秀昭→1:02:03木榑杏祐、神奈川1:02:34我那覇和真→1:02:03巻田理空
駿河台1:03:32吉里駿→1:03:20清野太成となっています。
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