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ディスレクシアの定義について

国際ディスレクシア協会では以下のように定義されています。

”ディスレクシアは神経学的な原因による特異的な学習障害である。その特徴は正確かつ、あるいは流暢に単語を認識することの困難さ、つづりの稚拙さ、単語を音声に変換する(デコーディングの)弱さにある。こうした困難さは、主に他の認知能力や学校での効果的指導からは予測しえない言語の音韻的な側面に関する弱さが原因である。二次的に読解の問題を引き起こしたり、読みの経験が少なくなったりすることで、語彙や予備知識の発達を阻害することが起こりうる。”

重要なポイントを2つ挙げます。

1つ目は「神経学的な原因」
ディスレクシアの原因として脳機能が関与しているということが数々の研究で示唆されています。言語は人間のみが持っている特殊な能力です。脳は、生命の維持や行動のコントロール、衝動の抑制やプランニングなど多様な能力を司っています。その中でも言語を理解し、表現することは脳の高次な機能です。当然のことながら、読み書きに関わる処理も脳で行われます。

脳を損傷した成人を対象にした研究などから、大人の脳に関する読み書きの脳の処理については多くの知見が蓄積されてきました。

ところが、子供が読み書きをする過程で、脳内でどのようなことが起こっているかについては、まだ明らかにされていないのが現状です。これまでの研究の知見を踏まえ、読み書きの問題のある子供は、脳に何らかの偏りがあることが推測されます。これが「神経学的な原因」の意味するところです。

2つ目は「特異的な学習障害」
これは学習全般に困難さや遅れが見られるということではなく、読み書きに関してのみ、限定的に落ち込みが見受けられるということです。全般的な遅れとは区別して捉える必要があります。

その他の発達障害と同様、適切な支援を施すt前にも正確な評価が必要なのです。

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