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3つの習慣その1. 英会話オンライン・レッスン

-アラフィフに英会話ができるまでの3つの習慣,という経験をシェアするためのシリーズです.(Episode#05)
全10話をお得なマガジンにまとめました.ぜひご覧ください.


嬉し恥ずかし,はじめてのオンラインレッスン

「これはなんだろう...楽しい」これが,最初のオンライン・レッスンを受けた後の感想です.楽しい,というのは,難しいゲームを体験した後のような感覚ですね.ほとんど「できなくて悔しいけど,なんかこれまで感じたことのないポジティブな緊張感だった!」って感じです.あたらしい遊びを手に入れた感覚,とでも言うのでしょうか.まあ,結果的にこれは運ですよね.もし,僕が選んだ先生がこっぴどく僕にダメ出しするか冷たい態度だったら,こんな気持ちにはならなかったでしょう.でも,おそらく,オンラインの英会話でそういうひどい体験はないのではないかと想像します.だって,この場合,学びたい人とそれを支援する人がいて,個人の能力を高めてあげることが目的なので,先生はとにかく励ましてくれます.よく考えてみると,学ぶことの本来の姿があるというか.学びに叱責は基本的には必要ないことですからね,これは,ちょっと大げさに言うと,僕の講師としての経験にも役立った気がします.少し話は逸れますが,講師をしていると,つい,学生に対して「どうしてちゃんと出来ないのか」という感情が湧き起こることがあります.なぜ,僕らは学生に腹をたてるのだろう?と自問自答したんです.そして,その原因は突き詰めると「期限がある」という問題に行き着きます.ある時点までに成長させないといけない,という責任感やらプレッシャーやらが,僕らにのしかかっているんだなと.翻って,英会話を学んでいるときは,そんなプレッシャーがない,先生側にも,そんなプレッシャーは皆無で,非常にポジティブな空気が満ちていました.間違いや失敗は,単純に,時間がかかっても克服していけば良いだけのことなんだなって気が付きます.そんなシンプルなことに気付かせてくれたという点も大きかった.日本の(というと大げさですが)教育システム,学校という集団で一律の目標に対して学ばないといけないという原則が,本来の学びの環境を阻害してしまっているのかもしれないなどと考えてしまいますね.まあでもそれはまた別の話.

どのサービス,コースを選ぶか

オンライン英会話に話を戻しましょう.僕が加入したのは,ECCのオンライン英会話でした.これは実は,選択の余地がなかったんです.事情は別のエントリーでも書きますが,僕の勤めている学校が法人契約をしたからです.だから,どのサービスがいいかなーって比較する余地はなかったんです.でも,今考えると,どこもそれほど差はないのかなと思ってます.あくまでも重要なのは,こちらのモチベーションと,まあ,あるとすれば先生との相性という感じでしょうか.まだ,オンライン英会話がどんなものか体験されたことがないという人向けにちょっと説明すると,多くは入会金も不要で,登録したらすぐに始められます.サービスによって,様々なコースがあります.それらは,月にレッスン回数の上限が設けられていて,月あたり幾らか,というコース設定になっているものがほとんどです.中には,レッスンし放題というプランもあります,それなりに,月の費用がかかりますけど.おそらく,他のどのサービスでも似たような仕組みだろうと思います.今は,もう法人契約の期間が終わってしまったのですけど,僕が個人的にECCを続けているのは,月に2回のレッスンだけど,僅か990円/月で続けられるプランがあるからです.

先生はネイティブが良いかどうか

僕は,ネイティブの先生とはECCでレッスンしたことはありません.後に,別のサービスで試しにネイティブの先生と何度かお試しレッスンをしたことはありますが,契約している英会話レッスンでは,フィリピン人の先生にしか習っていません.ということから,フィリピンの先生でも十分通用する英語は学べるということです.あとは,英語のラジオでネイティブの発音に慣れておけば,先生の発音レベルも分かります.そんな風に考えることで,僕の結論としては,ネイティブの先生でなくてもバッチリ英会話できるようになります,です.

Hello! じゃなくて ハロー!

さて,ECCを例に,加入してレッスンを受けるまでについてザッと体験したことを書いていきます.まずは,本契約の前に体験レッスンを試します.30分程度,加入したのと同じようなレッスンで,どんなもんか試せるんです.これはほとんどのサービスが無料で提供しています.仮の登録をして,先生を選びます.この先生選び,ちょっと初めての経験で恥ずかしいです.自分が何かの感覚でもって,先生を指名するわけですね.僕らの時代は自動車学校でも指名制はなかったですからねぇ.サービスによっては「初心者向き」とか,いろんな情報を提供してくれているので,何らかの基準で選ぶしかないんですが,まあ,頼りになるのは第一印象というか,先生の顔写真ですよね.ビデオで紹介されている場合もあります.表情や声や喋り方でなんとなく,この人が良さそうかなって先生を選びます.これはちょっとドキドキします.

そして,予約した体験レッスンの時間の前に,パソコンあるいはスマホの前に待機して,レッスンが始まるのを待ちます.今でこそ,オンライン授業などでPCで他人と話すことは普通になっちゃいましたが,2016年時点では,僕にとってテレビ電話的なものは,離れて住む家族と話したことくらいしかありませんからね.緊張しました.いざレッスンが始まる時間になって繋がる瞬間...「hello!」...昔のマックの起動画面が頭に浮かんできますが,出てくるのはカタカナのぎこちない「ハ,ハロー」でした.あとは,自分が選んだ素敵な先生に身を委ねるしか...

自分のレベル確認も忘れずに

僕が利用しているECCでは,事前に自分のレベルが診断できるごく簡単なレベルチェック問題があります.きっと他のサービスも似たようなものがあるはずです.中学英語の文法が頭に入って入れば,初歩の初歩は飛ばして,中位からスタートできると思います.ここは,慎重派とせっかち派で選択が分かれると思いますが,ぼくはどちらかといえばせっかち派なので,まあ,なんとかなるだろう精神で,常にチャレンジ側に振ります.そこで躓きがひどければ,下がって出直せばいいやって思っていました.そんな感じで,何人かの先生のレッスンを体験したのちに,いよいよ本契約して,レッスンを始めることになります.

レッスンの頻度

最初の1年間は,月8回のコースで契約していました.週に2回ほど,25分のレッスンを受けるという感じでした.1年後に月2回のコースに変更しました.会話に慣れてきたのと,他のSNSを通じて,海外の友達と無償で英語で定期的に話すような関係を構築したので,文法的な基礎はマスターできたと思ったからです.最初の1年で100回近いレッスンを受けることは分かっていたので,100回をどうレベルごとに分配すれば良いのかおおよそのロードマップを描いて,基礎的なところを早めに終わらせるようにして予定を組みました.終わり頃には,特に文法的なレッスンがなくても,ただ何かのテーマについて会話をするっていう自由度の高いコースに移行していきました.どのレベルのどの単元を受講するかは,完全にフレキシブルに受講側が選択できますので,ちょっと苦手なところが分かったら,初級のその単元に戻ったり,それが終わるとまた,会話レッスンに戻ったり,と,自分の能力に合わせて受講レッスンが選べるので,自分のやりたいように調整できました.実は,思いっきり端折ったパートがあって,それは,スラングや慣用句の部分です.これは覚えるしかないので,そこはわざと飛ばして,ただ,会話を続けるための必要な基礎文法と表現,言い回しあたりに集中して受講しました.効率を考えたら,このようなやり方もおすすめです.じっくり時間と予算があるひとは,レッスン自体が楽しいで,じっくり取り組むのも良いと思います.

先生は複数持つべきか

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