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思い出よみがえる味 奥芝商店のスープカレーラーメン

最初に奥芝洋介おくしばようすけさんと出逢ったとき、自分が彼の肩書として認識していたのは「詩人」でした。

平成22年6月、本記事の執筆にさかのぼること12年前。
「えーる!」79号でご紹介した、妹の藤本香世さんが鹿野にいらっしゃるご縁から、はるか北海道からトークライブにやって来た奥芝さん。

奥芝さんは、師匠との出逢いをきっかけに、「自分が本当にやりたいことに挑戦してもらいたい」、1人でも多くの人にそう思ってもらえればうれしいと思って、路上詩人を始められました。

その場で、その人を見て、浮かんできた言葉を書く……そんなスタイルで、自分も一筆、講演会の際にいただきました。

その時に書いていただいた書。

そんな奥芝さんは、当時より本職はスープカリー屋「奥芝商店」の経営であったわけですが、路上詩人だったり、カンボジアに井戸掘りに行ったり、札幌に畑を借り、障害を持つ人など、さまざまなものを抱えている人たちと農作業をしたり……さまざまな活動をされていらっしゃいます。

インスタントラーメンになったスープカレー

スープと麺のみ、具材はお好きにどうぞ。

藤本さん曰く、野菜を仕入れに行き、なんと150kmもの道のりを軽トラで走ることもあったという奥芝さんのカレーは、とにかくコクが違うとのこと。

エビを大量に使用したエビスープがウリのスープカレー。さまざまなトッピングもあり、CMを見ると、ただただ食欲がそそられてしまいます。

基本的にライスでいただくもののようですが、山口県下松市の「ゆめタウン下松」で販売されていたものは、スープカレーラーメンの形をとっていました。

このスープカレーラーメン、麺とスープだけが販売されているため、具材は自分で考える必要があります。
とはいえ、基本はカレーなので、カレーの具材で何を入れるか考えてみればいいかなと思い、こんなアレンジを加えてみました。

鹿野産ウィンナーとホウレンソウのカレー

……と、新タマネギとピーマン。

タマネギとピーマンも野菜カレーっぽいので投入してみましたが、せっかく鹿野に来ていただいたご縁もあることなので、鹿野産のウィンナーとホウレンソウを追加してみることに。

ウィンナーの入ったカレー、ホウレンソウの入ったカレーっていうのもありますから、きっと合ってくれると思ってのこと。実際、いい感じになじんでくれました。

ウィンナーは、おなじみ鹿野ファームさんのもの。周南市トップブランドの称号は伊達ではありませんから、ただ焼いただけで十分です。

ホウレンソウは、鹿野で農業を会社形式で営んでいるふくぷくファームさんの主力商品です。

以前に「えーる!」の取材でうかがったことがありますが、普通ならアクもあってとても生では食べにくいホウレンソウを、地面に生えている状態から試食させていただき、おいしく食べることができたという驚きの体験をしたことがあります。

市内や近郊ではスーパーでも販売されているので、見かけたらその味を堪能してみてくださいね。

いざ実食してみましたが、文句なしに美味しい。
今度は、完全に鹿野と北海道のコラボということで、ウィンナーとホウレンソウのスープカレーラーメンにしてしまおうかなと思います。

鹿野の味と、北海道の名品の味を束ねて食べる。
なかなかに贅沢な一食となりました。

麺の後は、やっぱりライス

そして、このスープカレー。
麺を堪能した後の残り汁、もったいないと思いませんか?

そう、カレーはやっぱりライスで食べたいな、と思ってしまいます。
そっとしゃもじで一膳分のご飯をすくって、汁に投下!

麺もおいしかったですが、スープカレーライスは、それ以上においしく感じられました。

奥芝商店のオンラインストアには、スープだけの販売があるので、今度はそちらから購入しようかなと思います。

ラーメンの後にライスはカロリー的に大変危険ですが、最初からライスで楽しめるなら少し気持ちも軽くなるというものです。

いつか、北海道に行った時は。

しかし、せっかくならお店で楽しみたいなと思います。
インスタントでこれだけおいしいなら、お店で出来立てを食べた時の感動はひとしおだろうとワクワクしてきます。

コロナがもっと落ち着いて、県外への旅行ももっと抵抗感が減ったときは、けっきょく行けていない新婚旅行先の候補として、北海道を考えています。
札幌駅にあるこの店でカレーを食べてから観光、というのも楽しそうだなと思います。

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