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写真はコミュニケーション カメラでつながる“縁”

山口県周南市鹿野を応援する「まちづくり応援団えーる」団長のふみぞうです。
今回は周南市市民ライターとして、7月29日から8月4日まで鹿児島で行われた、第47回全国高等学校総合文化祭「2023かごしま総文」に参加した、斉藤こころさんをご紹介します。

全国高等学校総合文化祭(総文)とは

総文は、全国の高校生が美術作品や演劇、音楽などを披露する場であり、「文化部のインターハイ」と呼ばれています。毎年、各都道府県が持ち回りで開催地となり、今年で47回目の開催を迎えました。

ちょうど各都道府県が一回りした区切りの年に、斉藤さんは、総文の写真部門に応募した300点以上の作品から、6~10位に該当する作品に与えられる優秀賞を、県内で唯一受賞しました。

高校では写真美術部に所属し、顧問の先生にアドバイスをもらいながら写真の腕を磨いています。受賞作のタイトルも、顧問のアドバイスを得て、名付けられたものなんですよ。

受賞作「秘め事」

優秀賞を受賞した作品「秘め事」は、クラスメイトに協力してもらい、放課後の教室で、普段言えないようなことを語り合う2人を表現した作品なのだとか。

受賞作「秘め事」

「イベントで写真を撮ることもありますね。最近は、8月15日に、鹿野で開催された仮装盆踊りに行って写真を撮りました。ですが、私がよく撮影する対象は人物です。人の表情や雰囲気が好きでよく撮影しています」という斉藤さん。
高校生という立場だからこそ、相手に声をかけやすいし、撮影することを受け入れてもらいやすいんですよ、と語ります。

写真とは斉藤さんにとってどんなものですか、と聞くと、

「私にとって写真とはコミュニケーションツールなのだと考えています。春のことですが、桜を撮影しようと河川敷に行ったとき、親子3人でやって来ていた人がいました。許可をもらって撮影したとき『こちらに引っ越してきて間もないのですが、やさしく声を掛けてもらえて、引っ越して来てよかったです』と言われて、とても嬉しく感じました」

と、すてきなエピソードを交えて話してくれました。

実は、音楽も

写真で優秀な成績を収めた斉藤さんですが、実は写真を始めたのは高校1年の9月からなのだとか。取材させていただいた時点では、まだ1年も経っていませんでした。

「音楽が好きで、音楽部に所属して吹奏楽や軽音楽の活動をしています。今も、クラリネットやトランペット、ベースギターの演奏をしているんですよ」

斉藤さんは、高校野球の山口県大会でも、トランペットを吹き野球部を応援していたのだとか。軽音楽活動としては、10月終わりに行われる文化祭で演奏する予定だと話します。

7月26日に、山口市で行われた高校野球の様子。

斉藤さんに鹿野の中で好きなものはありますか、と聞くと、7月30日に行われた鹿野天神祭を挙げてくれました。今年は総文の方に参加しましたが、毎年のように会場を訪れているそうです。

「鹿野天神祭の日は、いつもは静かな鹿野の町なかが、たくさんの人で賑わって違う雰囲気になるのがいいです」

鹿野天神祭は、斉藤さんにとってすてきなイベントになっているんですね。

鹿野天神祭の会場は、道を埋め尽くすような人で賑わいました。

次なる目標、そして夢

「次の目標は、11月に防府市で開催される、山口県の総合文化祭で、ベスト5に入賞することです」と意気込みを語る斉藤さん。

高校生活の先、将来の夢は何ですか? と問うと、

「将来は高校教師になるため勉強しています。音楽も写真も、趣味として続けていきたいですし、高校で部活動の顧問になることがあれば、今の経験が生きると思います」

と将来の夢を語ってくださいました。
斉藤さんの今後の活躍、そして未来の夢がかなうよう、心からエールを送りたいと思います!

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