理学療法士がIT企業へ転職した話

結論から言うと、一般的な学力で文系かつコンピュータやインターネットに興味がない人が未経験からのIT企業に就職するのは給与も愕然とするぐらいに低いし、労働環境も悪いので、よほどの理由がなければ別の業界を志した方が良いということである。

私は、理学療法士を約五年経験した後、職業訓練校でITを勉強した後IT企業に就職し
1ヶ月程で自己都合退職した後今はまた理学療法士として働いている。

コロナ禍でIT職はリモートで仕事ができるしもし怪我でもして理学療法士として働けなくなったときにパソコン一つで仕事ができれば困らないと思い、IT職を志した。

私は文系だし、特にインターネットやコンピュータに興味があるわけではない。
理学療法士以外の仕事もしてみたいと思い就職したのがIT企業であった。

未経験からのスタートなので給与も以前より100万円以上下がった。それでも将来のためにと思っていた。

IT企業に入るまでには就職の前から研修があった。リモートで家庭教師が自分の書いたプログラムコードにフィードバックしてくれるものである。
しかし、このプログラミングスクールの講師が合わなかった。自分なりに考えて書いたコードに平気で上から✕印を付けるのである。
リモート越しで挨拶でも顔を見せたことのない講師にである。
未経験の中で自分がプログラ厶を上手くかけていないこともよく分かるが、今の時代に合わないとても圧を感じる講師であった。
この講師は、会社の役員から直接依頼を受けている人で質問には的確に答えてくれる優秀な講師なのであろう。しかし余談で血液型を聞いてきたり年齢を聞いてきたりして、その意図は伝えずにへぇ?みたいな態度を取る講師は人間性に問題があると私は判断した。

職場の人間関係は正直普通であった。
しかし同じ職業訓練校からA氏が同期入社することになった。私は職業訓練校の頃から自分の話しかしないA氏が嫌いで避けていた。
それなのにも関わらず、同じ職場そして横の席になったことがキツかった。
A氏はもともとこの業界に興味があり私よりも知識が豊富であった。それはしょうがないが、やはり生理的に無理な人間が横にいる環境で仕事を続けることは健康に良くないと私は思った。

職場の上司もみるからに精神を病んでいる表情をしていたし、マネージャー職をしている人達は心療内科に通院をしながら仕事をしていた。残業も月に100時間を越えることもあったという。

私もこの業界で働くならマネージャー職をしたいと思っていたが、職場のマネージャーがそのような状況の人が多く、私には自分がマネージャーになって健康に生活しているイメージがどうしてもできなかった。

書いたのは起こった出来事の一部であるが、入職して1ヶ月時点でこのような状況であり仕事自体全く面白くなかったので辞めた。

その後理学療法士として働いているが私にはこの仕事が向いているとやはり思った。
時間が立つのがはやいし、楽しいと思える。

私が学んだのは、できるなら向いていることや好きなことを仕事にする方が幸せということ。
IT未経験での給与は恐ろしく薄給であるし、結婚などできるレベルではないということ。
そしてかなり精神的に病んでいる人が多いということ。
生理的に無理な人間と仕事をするくらいなら逃げたほうがいいということ。

あくまで私の経験を書いただけなので、
IT職が医療職よりも向いている人もいるかもしれない。
ただ医療職は福利厚生の面でも給与の面でも決して悪くはないのだと理解できた。自分は恵まれていたのだと気づくこともできたので
いい勉強になったと思う。

この文章は、私が私の気持ちを整理するために書いており不快に感じた方には申し訳ないが、実際に理学療法士からIT職へ転職した一人の人間としての感想として聞き流して頂けると幸いである。

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