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竹職人になりたくて #21 六つ目編み盛り籠 完成

指先が切れました。4日前の話です。まだふさがりません。すごく悲しいです。そして今朝学科の試験がありました。全くもって合格点の到達している気がしません。かなりやばい・・・。

DAY 43

一昨日ついに完了しましたよ!って話が早いですね!まずは前回の次の工程です。

先日は針金で止めていたカゴを、籐で仕上げていきます。そのためにも余分なひごを切っていく必要があります。

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斜め下に出ているひごを切っていく感じです。これは半分終わった状態で、8カゴ分やっていきます。

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全部取ってしまうとこうなります。

さて、籐の加工をしましょう。

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籐はこんな感じで大量に買わないといけないそうです。すでにある程度削ってあるので幅と厚みはこちらで整えます。

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こんな感じで使う分だけ抜いていきます。今回は1カゴに2,600mm必要なので、私は最低でも20,800mm必要になります。加工はさほど面倒ではないのですが、長いのでちょっと手が疲れます。

それでは巻いていきましょう!

今回は大和かがりという籐の結び方をします。結構難しいというか、1つ1つの結び目を一緒にするのが難しいんですよ。そして前回針金を1つ飛ばしで止めていた理由ですが、大和かがりをするときにその場所で籐を通すからです。位置を間違えないために針金を籐と同じ場所に通していたのです。固定だけなら1つずつでも問題ないです。面倒ですが、ちゃんと固定できますからね。

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さぁ、まだまだ終わりませんよ。最後に飛び出している籐やひごを処理していきます。処理といっても斬り落とすだけですけどね。

そして出来上がったのがこんな感じです。

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うん、いい感じ。これを8カゴやるとおしまい!小刀で切り込みを入れてピッてしてとるのが縁をつける前のやり方と一緒ですね。

ちょっと小綺麗に写真撮ってみました。

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色もちょっと加工しちゃいました(許してね)。

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いい感じ。

こんなに頑張って作ったカゴたちですが、技能祭というところに出品されるそうです。1つ500円で投げ売りされるそうです。悲しいですね。そんなことをするからいつまでも竹工芸品は安くしか売れないんですよ。と、思ってましたが口には出しませんよ。大人ですから。ここには書きますけどね!

あ、そういえば、冒頭の学科試験についてですが、また明日にでもいつか説明します。こういう試験がちょいちょいあるという噂ですが、果たして・・・。

本日か明日から新しい作業が始まります。疲れが抜けないけど、覚えたい編みなので頑張るぞ!

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