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大人になったと感じるとき

私は20歳である。もう成人を迎えている。
世間でいう大人だ。

お酒が飲めるし、親に言わなくても勝手に諸々契約できるし、
結婚だってしようと思えばできる。

しかし20回目の誕生日を迎えて、地元の成人式に参加して、
「さあ大人の仲間入りだ」とはならないのが正直なところ。

でもちょっとずつ、大人になるってこういうことなのかなという
実感があるときがある。



私が大人になったと感じるときは、

「恋愛ドラマの当て馬と言われる役の幸せも願うようになったとき」

「夕方の道を歩いてて、
通りすがったこの家の夕飯はカレーだな、と幸せに思うとき」

「見ず知らずの幼稚園生くらいの女の子が隣を走って通り過ぎて、
 この子がこのまますくすくと育ってほしいと心から思うとき」

「好きな四季を言うときに、夏や冬と言わなくなったとき」

「走った次の日に筋肉痛がひどくなったとき」

「学校の校庭から、多分体育の時間なんだろうな、という声を聞いたとき」

「台風で喜ばなくなったとき」

「お菓子を制限内で買うことがなくなったとき」



私が大人になったと感じるときは
いつかの時代を勝手に美化し、あの時代にはもう戻れないことを
実感したときなのかもしれない。


また思いついたら、追記していくかもしれません。そのときはぜひ。
あと、みなさんの大人になったと感じたときもぜひ聞かせてください。



今日のフィルム
「夕方のお散歩は夕飯の匂いがたくさんするので、好きです」


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