孫子の兵法について 1

         令和4年12月5日

「孫子」は難解である。何度も読み返さなければ、その内容を理解することが出来ない。従って凡人は「孫子」について中国専門家が解説してくれている書物を読むのが手っとり早いし、理解し易い。小生はもっぱらそのやり方で利用してきた。例えば「善く戦う者の勝つや智名無く、勇功無し」という一文がそうである。この一文の背後には、敵を知り己を知れば、百戦して危うからず、もあるし、戦わずして勝つ、もあるし、その他の多くの用兵に関する戦術、戦略に関する文書がかかわっている。紀元前525年という大昔に作られた孫子には、戦いに関する多くの戦術、戦略が取り揃えられているので、凡人はその一つでもしっかりと身に付ければ、それ相応の威力を発揮してくれるものである。例示の一文は小生が最も気に入ったものなのでコピー用紙に大書きし、大金庫の壁にマグネットで貼り付けて、毎日これを読んでは仕事を始めたものである。凡人にはそれくらいしか出来ない。それにしても、この宇宙科学時代にプーチンや習近平や金世恩が主張する国家論はなんとも古臭い。まるで猿の惑星のボス猿と余り変わらない意識のように思えてならない。そうした連中が現実に存在する以上日本も同盟国を更に増やして、国防力も高め、現状変更勢力との戦いに負けないように準備しなければならない。地球を猿が支配する惑星に後退させるわけにはまいらぬではないか。


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