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「後悔」を「公開」に

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自分の就職活動について、まとめようと思いました。
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#いま私にできること

自分の就職活動について⑧

☆ ☆ ☆ 3月が終わり、本格的に面接が始まっていく時期になった。忙しさのピークもどうにか過ぎていた。 ここで、また新たな問題が発生していた。面接が通らない。今考えるとそれは至極当然のことであった。そもそもやる気が無いのだから。 「会社に入ってやりたいこと」を話せない。その準備をしてこない。 結果的に面接に落ちる。更に就活に対するやる気が無くなる。 自分がやりたいことが絞り切れていないのだから、「会社に入ってやりたいこと」なんて考えられるわけ無いのだ。フェーズを一段

自分の就職活動について⑦

☆ ☆ ☆ 年が明け、1月になった。 自分の就活に対する行動・思考は、この期間に一旦 ストップしてしまった。 理由は幾つかある。 まずは、期末レポートである。大学生は、7月と1月に学期末を迎える。そこまで授業をたくさん受けていなかったとは言え、1~2週間 就活のことを考えない期間が出来てしまった。レポートを提出し終えて2月に入った時、「就活のことを考えたくない」という状態が出来上がってしまった。 そして、冬インターンの落選も大きい。2~3社出した所から全て落選の通知を

自分の就職活動について⑥

☆ ☆ ☆ テレビに続いて、ベンチャー就活の話をしよう。 自分がベンチャー企業を調べ始めたのは、「就活サポート団体E」の紹介によるものだった。EはNPO法人という形をとっているが、背後には企業(これもベンチャー)の存在がある。そして、その企業は、ベンチャー企業から紹介料という形でお金を取っている。図にすると、こんな感じ。 私は、この構図を当然理解していた。しかし、環境要因というものは本当に恐ろしい。紹介された企業が「もしかしたら自分に合うかもしれない」と思い込んで、話を

自分の就職活動について⑤

☆ ☆ ☆ 長い2カ月間の夏休みが明け、秋になった。私は就職活動をのんびりと続けていた。 夏のインターンでの収穫は、「楽しんで仕事がしたい」ということであった。 自分は使命感に突き動かされるよりも、楽しんで仕事を進めた方がモチベーションがどうやら上がっていくということまでは分かったのだ。 ただ、どんな企業でどんな仕事をしたら楽しく仕事が出来るのか?という所を考え抜くまでには至らなかった。この時点で、しっかりと業界・職種を絞っていくべきなのだ。しかし、私はこの時点でも、様

自分の就職活動について④

☆ ☆ ☆ 3年の春から就職活動を始めようと思ったのは良いのだが、何から始めれば良いのか分からない。 確かにメディア系の志望度は高かったが、狭き門であることも分かっていたので、他の業界に関しても調べておきたいと思っていた。 一度合同インターン説明会のようなものに参加してみたが、ピンと来なかった。 そこで私は、メンターが就活の相談に乗ってくれる「就職サポート団体E」の力を借りることにした。 自分のメンターについてくれたMさんは、自分の経歴を整理して、今後の方針を示してくれ

自分の就職活動について③

☆ ☆ ☆ 「歴史学」への興味を失ってしまった頃、自分は「社会学」に興味を持ち始めていた。 私はその頃、「1946年の戦後日本」という授業を受けていた。その授業では最終的に一つテーマを決め、「1946年のそのテーマ」について発表した。私は「映画」をテーマにし、占領下に「映画」というカルチャーが受けた影響を調べてまとめた。日本で制作された映画はGHQの校閲が入っていたため、内容の変更を余儀なくされていたこと、また諸外国で制作され放映された映画も戦勝国のきらびやかさを強くイメ

自分の就職活動について②

☆ ☆ ☆ 私は、思春期の頃から将来の夢を失くしてしまった。 小学生の頃は、『ズームイン!』の羽鳥アナを観て、アナウンサーになりたいと思っていた。だが、いつからか諦めてしまった。顔/声/活舌がさほど良くないことに気付いたから、倍率が高いから、面白くなさそうに思えたから… 諦めた理由は定かでない。 中学から高校は、将来のため、とにかく偏差値が高い学校に行くことを目指した。 「もしやりたいことが見つかった時、有利になるからなるべく良い大学に行きなさい」 大人たちは 中学

自分の就職活動について①

就職活動について、「簡単に決まったんでしょう?」と、言われることがある。 「いやいや、とても悩みましたよ」と返しても、大抵なかなか納得してくれない。 私は「東大生」であったから、それは仕方の無いことだ。 「東大に入学すればどこでも就職できる」という世の中の固定観念がある。 いや、それは固定観念ではない。紛れもない事実なのである。 だが、就職活動の間に 一度足りとも苦しい思いをした事がない者も、また事実である。 誰だって、就職活動は始めてのことが多い。それ故に、程度の差はあれ